コウシンソウ求めて庚申山へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,193m
- 下り
- 1,193m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | かじか荘で日帰り入浴可。610円 |
写真
感想
コウシンソウを見に庚申山登山を計画。
土日は混みあうとの情報なので早朝出発とした。
4時半にかじか荘に到着し、4時50分出発。まだ駐車場は閑散としている。
まず林道歩き。舗装路がしばらく続き、まもなくダートに変わる。
延々と林道を歩き、一の鳥居からやっと登山道となった。
登山道は沢沿いの道を緩やかに登って行く。途中には「鏡岩」「夫婦蛙岩」など名前の付けられた大岩があり、眺めながら行くと猿田彦神社跡地に付いた。
ここで道は右のお山巡りコースと左の庚申山への登山コースに分かれるが右のお山巡りコースに入る。こっちのコースにお目当てのコウシンソウがある(はずだ)。
ササ道を急登し、尾根に出ると気持ちの良い風が吹いている。早く見たくて気が急いてどうしてもハイペースになってしまう。息が切れバテバテになった頃、急登も終わり岩場が現れた。
岩場を回り込むと……そこには一面のサクラソウが咲き誇っていた。「コウシンコザクラ」と呼ばれているユキワリソウの一種だとのこと。
まずこれを眺め、カメラに収める。
さて、コウシンソウは…と探すと、コウシンコザクラの陰でひっそり咲いていた。小さな植物で、うっかりしていると見落としてしまいそうだが、手の届かないくらいの高さの岩には群生していた。
ムシトリスミレを10分の1にしたくらいの大きさで、花は数ミリ程度だがけなげで可愛い。すっかり虜になってしまった。
写真を撮りしばらく眺めてその場を後にし、庚申山へと向かう。
道はいったんここから下り、岩壁の中腹を巻くように付いている。
吊り橋やハシゴ、クサリがきちんと整備されているが、落ちたらまず助からないような場所も多く、気が抜けない。
でも時々現れる草地には他の花々が咲いていて楽しませてくれるし、コウシンコザクラに至ってはどこの岩場でも見られた。
やっとのことで庚申山登山道と合流し、庚申山本体への登りとなる。
ここもかなり急で、さっきのハイペースがたたって苦しい。
ヒイヒイ言いながら登ると、突然平坦になり、10分ほど歩くと庚申山の山頂に着いた。山頂自体は樹林の中で三角点もなく標識があるだけだったが、そこから西へ数分歩くと展望の良い場所に出た。
目の前には皇海山がどっしりと座っている。4年前あの山に登った時に、コウシンソウを見に庚申山に登ろうと思ったが、やっと念願が叶った。
袈裟丸連峰も見え、一昨年奥袈裟まで縦走したことも思い出した。
20分ほど景色を楽しみ、下山する。
一の鳥居までほぼ休まず一気に下ったが、途中で、登って来る何人もの人とすれ違った。けっこう多くの方に「コウシンソウ咲いてますか」と聞かれ、皆さんコウシンソウ目当てだった。目的が同じだと話しをしても楽しいもので、自分で撮ったデジカメ写真を見せたりして楽しかったことを伝えた。
一の鳥居からはまた長い林道歩きが待っていた。
大汗をかいていて早くかじか荘の温泉に入りたかったのでハイペースで飛ばす。
おかげで林道歩き50分弱で戻ることが出来た。
かじか荘の温泉は肌がつるつるになるアルカリ性温泉でなかなか良かった。
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