記録ID: 6607162
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科
赤岳東稜
2024年03月30日(土) ~
2024年03月31日(日)
moss159
その他2人
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 20:26
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,633m
- 下り
- 1,637m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 8:15
天候 | 晴れ(暴風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
初日 県界尾根から大門沢をトラバースし、真教寺尾根へ向かうルートを選択したが、トレースは無く終始モナカ雪状態で体力を奪われる。ワカンが必須アイテムであった。それでも標高2300m付近に早々に幕張を構築できた。その後、すぐに標高2500m付近までトレースを付け標高2300m付近の幕張まで戻った。初日にできる事はやりきった。 2日目 早朝は気温低下、並びにトレースを付けたかいもあり、出発からアイゼン歩行が可能となった。標高2500m付近から大門沢をトラバースし、東稜へ抜けたがこの大門沢は雪崩に十分注意したいところ。東京の最高気温が25℃という予報日だったが、この日の早朝の赤岳東面は0℃以下だったと思われる。雪崩の心配もなく、迷わず歩を進める事ができた。東稜に乗ってからも、所々腹まで埋まる踏み抜きを食らわされるが、そこは根性で乗り切る。それなりに体力を消耗し、取付き(下部岩峰)に到着する。ここはトポ上では左に巻き、卦蘢度のクライミングとされていたが、ルートミスなのか、我々は直登し体感では元蘢度に感じたが、逆にそれが良いアクセントとなった。その先は150m程の雪稜歩きだが、慣れたパーティーならロープを畳んで進んだ方が早いと思われる。我々は一応安全に配慮し、スタカットで進んだ。雪稜を終えると上部岩壁だが、ここも左巻き(卦)が簡単だとされているが、我々は右巻きを選択。自分が登れる、また、登りたいと思うルートを選択するのがアルパインクライミングの醍醐味だと私は思うのだが、このピッチも実にアルパインらしい、スリリングなピッチとなった。上部岩壁を終え、その先は左の草付きルンゼを選択したが、ここは丁度良い感覚で立木に支点が取れ、また雪の状態も頗る良く、ダブルアックスでサクサク通過。草付きルンゼを終え、もう1ピッチ程ロープを伸ばし、竜頭峰へ到着した。 竜頭峰から真教寺尾根の降りだか、下山時に事故が起こりがちなのは言うまでもない。チェーンも所々埋まっていて、また凍っている箇所もあり十分注意が必要。標高2300m付近の幕張までアイゼン歩行し、そこから大門沢への分岐までは何も着けず歩行可能であった。大門沢から県界尾根へのトラバースは雪の状態が悪く、ワカンを装着。ゴールまで夏道で1時間程の距離ではあるが、手間を惜しまずワカンを装着した方が早く降る事ができると思われる。 |
その他周辺情報 | 駐車場から10分程のセブンで食料調達 |
写真
感想
今回は、ベルニナ山岳会、緑山岳会、横須賀山岳会の合同山行となったが、やはり他会の方との山行は学びが多い。46歳にして、まだまだ伸びしろがある自分の人生は豊かであると、幸せに感じた山行となった。
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