谷川岳 天神尾根ピストン
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- GPS
- --:--
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,482m
- 下り
- 1,415m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天神平から雪が大量にあります。グサグサ腐り状態です。 特別危険な箇所はなかったですが、1箇所ロープを使って岩場を降りる箇所あり。注意が必要です。 トマ、オキノ耳の間はマチガ沢方向に雪屁が相当な大きさに発達しておりルート取り注意。 アイゼンもほとんど役に立ちませんが、トマ、オキの間の行き来ではシャーベット状のところがありあった方がいいかもしれません。 服装は天気よければ、登っている最中は薄着でOK。この時期は紫外線がかなり強いので、帽子と日焼け止めは必携でしょう。 肩の小屋はちょうどオープン日と思われ宿泊目当てで来ていると思われる人達もいました。 |
ファイル |
高度記録です。
(更新時刻:2010/05/30 17:51) |
写真
感想
前夜、関越道 赤城高原S.A.で車中泊し、翌朝に土合口へ。土合口の谷川岳登山資料館は見どころ一杯です。昔の有名クライマーの装備や緑山岳会のザックなど、マニア?にはタマらない品が盛りだくさんです(笑) 特に昔のアイゼン。すごい尖って雪には効きそう、ただ岩場ではもろいかもなぁ〜。
今回の谷川岳登山は、日本三大急登の西黒尾根から行こうと思っていましたが、その前にマチガ沢や一ノ倉沢に足をのばし写真とか撮りまくってたら時間が厳しくなり、急遽ロープウェーを使っての頂上ピストンに変更しました。おかげで日本の登山史上、数々のドラマの舞台になった一ノ倉沢の有名な岩壁である衝立岩、滝沢スラブやコップ上岩壁などじっくり見ることができました。ここは車+徒歩で行けるのですごくオススメですね。
時間短縮のためロープウェーで天神平へ出てから、さらにボーダーやスキーヤーに混じりリフトを使うというアルピニストらしからぬ反則技?も使い大幅に時間短縮。それでも日帰り登山としては、十分な長さを味わえると思います。
スタートからしばらくは上がったり下がったりを何度か繰り返しますが、雪に埋まった避難小屋で昼食をとった以降は雄大な谷川岳を眼前に眺めながらひたすら登るかたちになります。ある程度登ると左側(西)の眺望がすばらしく景色には飽きません。
注意点としては、肩の小屋付近の頂上直下のあたり、雪が深くてズボっ!とハマる場所が多いのでルート選びは慎重に。クレバス状に口を開いている裂け目もありました。自分も一回足を突っ込みました。
トマの耳から見た西黒尾根方面は迫力ある山稜という雰囲気で、すごくひかれるものがありました。次回はやはりそっちから登ろうかと思ってます。急登ではありますがリッジの写真とか撮れそうですし。ただ、腐った雪はイヤですね。締まった時期じゃないと相当きつそうな感じ。
ピークからの展望は、白毛門や武尊山方面、オジカ沢の頭、重倉岳方面が特に眺望よく、かなりの数の写真を撮りました。このあたり、未だにエビのしっぽがありちょっと驚きました。この時期にしては巨大な雪屁が残るトマ、オキの両ミミ間を往復。本当は一ノ倉岳あたりまで行って、断崖絶壁の一ノ倉沢を上から撮りたかったのですが、時間の都合により断念。終ロープウェーに乗れないと歩いて降りるという最悪のパターンになるので、やむ無しです。。
頂上を目指す人の中には山岳スキーヤーがかなりの割合(登山者と同等くらい?)でいました。ただ雪が少なくなったせいか、さすがにマチガ沢にドロップする猛者はいませんでした。雪が多い時期はエクストリームスキー?のルートで雪崩とともに降りるような恐ろしい滑りを楽しめるようです。
肩の小屋下の斜面は格好の尻セードスポットです。シュプールに混じって尻セード跡が多数でした。
装備の注意点としては、今回の状態だとピッケルはあまり必要な箇所無かったです。ストックでも余裕でいけますね。
下山後一杯やりたくなり、天神平のロープウェー駅で生ビール飲みましたが、、、大失敗。薄めているような味で缶ビールにした方が無難でしょう。まるで昔の養○ビールを彷彿とさせる味でした(笑)
天気はよく残雪も多かったので、春山という雰囲気ではなく冬山気分が楽しめました。とはいえやはりこの時期の雪はグシャグシャに腐って歩きづらかったですね。そのため登りは遅く下りが極端に早い、よくある残雪期のパターンになりました。
帰りは中央道のようなうんざりする渋滞もなく、環八経由の第三京浜で横浜へ。ここちよい疲れの残る雪山登山に満足した。
photo by stk(D300)
Written by stk
オキノ耳往復
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