西穂沢
- GPS
- 08:06
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,647m
- 下り
- 1,779m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小鍋谷 1720〜堰堤を越えるとしばらく沢割れ続く 〜2000滑りたいとは思えないデブリ斜面 〜2400このあたりまで雪崩走路 西穂沢 出だしから雪崩走路、固いし快適ではない 〜2250上手く縫えば楽しいところもあるが、基本雪崩走路でぼこぼこ 〜1800デブリ滑走。不快。 〜1500森に逃げ込みジャングル滑走、ぐずぐず雪 右俣林道:幾度か雪切れあり |
その他周辺情報 | ひらゆの森 |
写真
感想
ジムでアプローチの長い飛騨沢に代わる同エリアのライン取りを話してて、なんとなく地形図上では良さそうに見える斜面が西穂高岳にあったので、仲間に声をかけて行ってみた。別にスティープに行きたかった訳ではない。
今シーズンいい雪しか滑っておらず、頭の中お花畑になっていたので、今日も面ツルすべすべ斜面を想像していたが、小鍋谷の堰堤から先、いきなり沢割れとデブリまみれの光景を見て現実に引き戻された。朝はカチカチでシール登行には厳しく、即刻シートラ姿に変身した。
道中はコース状況の通り、途中おちおち休憩できる場所も少なく、ひたすら高度をあげるだけ。コルに到着して西穂沢覗き込んでみると、こっちも面ツルとはいかず、どっちのぼこぼこを滑るか判断迫られ、西穂沢を選択。選んだ結果はこれもコース状況の通り。楽しいところも少しはあったが、デブリの記憶しか蘇ってこない。
右俣林道出た時、嬉しさで今日一番の雄叫びが出た(笑)
あとはぐずぐずの林道漕ぎ漕ぎ、脱いで履いて、最後は担いで、暑い新穂高に無事下山。久しぶりの修行山行で体に喝が入った。
珍しくケルカス氏がスティープに行くという。(※スティープと言っても帰って計算したら35°くらいだった。)ここ最近気温も高いので上部の快適ザラメに期待して新穂高へ向かった。今回状況次第でルートを変更できるように1台を新穂高、1台を鍋平に配車し日の出の時間からスタート。
初めは林道沿いを進んで途中から谷に降りる。地図にはない林道と砂防ダムが新しく出来ていた。砂防ダムは左岸から突破したが雪はカリカリで嫌らしかった。
谷筋は谷割れしており右岸左岸と歩きやすい場所を詰める。途中でシールが効きづらくなってきたので早めに1900mくらいでアイゼンに換装した。
小鍋谷は粛々と標高を稼ぐのみ。休憩は2300mくらいまでならできるがそれより上は前進するしかない。途中から日差しが入り、ようやく元気が出てきた。しかし今日はこれ以上ないアイゼンバチ効きコンディション。スキーで快適には滑るには程遠い。案の定、コルについて少し待機したものの上部は緩むことはなかった笑 出発を1時間くらい遅らせても良かったのかもしれないが雪崩リスクも上がるのでなんとも言えないところだろう。
コルは滑走準備をするには十分なスペースがあり板も安心して履けたのでとても良かった。西穂西尾根から西穂高岳に向かう登山者もかなりいた。
滑走は雪庇の弱点から慎重にエントリー。バーンはカチカチ凸凹ではあるがエッジが抜けるほどではない。かなり安全マージンを残した滑りで標高を下げた。中盤からは一瞬だけ楽しいザラメもあったがすぐにデブリ堆積エリアに突入。雪崩の走路後は小回りレーンなのでそこを繋いで標高を下げる。しかし最後はにっちもさっちもいかなくなり、左岸の森へ避難。とはいえ森の中もスーパーストップスノー。悶絶しながら滑って右俣に出てきたときはホッとした。
右俣は右俣で雪が緩みまくって滑走ワックスを塗るも全然スキーが滑らず。雪切れも多々あり板を何度も脱いだり履いたりして時間がかかった。まあこれも山スキーでしょう、、、
果たして西穂沢で優勝できるタイミングはあるのだろうか。
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