上高地〜快適雪上テン泊
- GPS
- 26:15
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 247m
- 下り
- 245m
コースタイム
- 山行
- 3:22
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 3:55
- 山行
- 12:32
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 12:59
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
冬季の平湯バスターミナルではタクシーが捕まらないようなので、今回は安房峠を超えて沢渡側に渡り、市営の第2駐車場に向かいました(この時期駐車場料金は無料です) 行きはこちらでタクシーを拾い釜トンネルまで向かい、帰りは運転手さんにいただいた名刺に連絡して迎えに来てもらいました |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な個所はありません。が、閉山期ですし場合によっては冷え込むこともあるので防寒対策は十分に。 今回はあまり気温も下がりませんでしたので拍子抜けでしたが・・・ |
写真
感想
以前から一度は行ってみたかった冬季閉山期間中の上高地にお出かけしてきました
で、結果的に予想以上の好条件で、抜群の景色を堪能することが出来ました(*゜▽゜*)
色んな所で記事を拝見していて、前々から興味はあったのですが、実際には中々敷居が高そうだしテン泊機材も不十分でしたので、これまでお出かけ出来ていませんでした。ですが、厳冬期用のシュラフやダウンパンツ&ゾウ足などの機材も揃ったので今年に入った辺りから日程を調整し、やっと今回出撃してきた・・・と言う感じです
で、山行の紹介ですが、今回はいつもの先輩と二人で出撃〜♪日程は15日発の1泊2日で小梨平キャンプ場でテン泊する予定。あまり早く出発しても歩く距離は知れているので、ゆっくり目の朝7時に家を出発し、東海北陸道経由で平湯方面へ向かいます
因みに今更の紹介ではありますが、この時期の上高地は閉山期にあたり釜トンネル入り口部がゲートで閉鎖され、当然シャトルバスも運行していないため、タクシーでゲートまで行って徒歩で入山する必要があります
下調べしていたところ、冬季の平湯バスターミナルではタクシーが捕まらないようなので、今回は安房峠を超えて沢渡側に渡り、市営の第2駐車場に向かいました(この時期駐車場料金は無料です)本当はタクシーも予約しておいた方が良いようなのですが、今回は到着時刻も不定でしたので予約もせず駐車場へ・・・10時半前に到着すると、丁度客待ちのアルピコタクシーさんが1台いてラッキー。と言う訳で、早速準備を済ませお願いして釜トンネル入り口に向かいます
と言う訳で、11時過ぎにトンネル入り口で準備を済ませ早速出発。トンネル内は冬季でも電気が点いているとの記事も見かけていたのですが(情報が古かったのか?)今回は何故か消えていましたので、ヘッデンを装着してトンネル内部へ
トンネルの延長は1.35kmあり結構な登り勾配ですし、真っ暗なのでゆっくりと先に進みます。工事車両と思われるトラックも、結構な数が出入りしていたので気を付けながら歩道を進みました
ここからしばらくの区間は雪崩に注意と聞いていましたが、工事車両が通るおかげかしっかりと除雪されており、特に路面が凍結している様子もなかったので、靴のままでも問題ありませんでした。アイゼンを持ってくるか悩みつつ結局置いてきたのですが結果的には全く問題なかったですね。しかも、トンネルを抜けた先は晴天&雪景色が広がりテンションが上がります
しばらく進むと工事車両の進入路との分岐を過ぎ、登山道にも雪が・・・前方に大正池と岳沢が見え始め良い感じです(* ̄∇ ̄*)既にしっかりと踏み跡があり雪面も締っていたので、特にアイゼンやスノーシューが無くても問題無さそうな感じ。ではありましたが、折角持参したのでこの辺りからスノーシューを履いて先に進みます
さらに進むと、見慣れた建物が前方に見えてきました。大正池ホテルには12時頃到着しましたので、ここまで約1時間と言ったところでしょうか?結構な積雪量が残っている感じで、場所によっては通路が狭くなっているところもありました
しかし、時間が遅いせいかここまで誰にも会わず。この時期、結構な数の人が入山していると聞いていたのですが、思ったよりは入山者も少ないようですね。この景色を独り占め(二人占め?)出来るのが嬉しいような、もったいないような・・・と言うところで、大正池湖畔からみた焼岳はやっぱり格好が良かったです〜♪
この景色のすばらしさは写真では中々伝えられないですね・・・何と表現すればよいのか分かりませんが、お出かけした甲斐があったな〜と思いました。神々しいと言う表現が誇大では無くピッタリな感じです
と言うところで、テン泊地の小梨平を目指して先に進むことに。木道には手すり上部まで雪が積もっていました 。で、周囲の景色を楽しみながらのんびり歩いてましたが、12時50分頃に田代池に到着!途中何組か下山されるパーティーとすれ違いましたが、こちらにも誰もいませんでしたので、小休止して遅めの昼食をとることに。
奥に見えている霞沢岳と田代池の組み合わせが良い感じです。夏でも静謐な感じのする場所ですが、冬だとさらに神秘的ですね
で、のんびり周囲の景色を楽しみつつテン泊予定地の小梨平へ。流石に踏み跡の無い辺りは雪も深く、まずは設営箇所周辺を踏み固める作業を開始。沢方面への水汲みルートも合わせて確保し、設営を終えた頃は既に15時50分頃でした。
結局、設営に1時間以上かかった計算でしょうか?スコップが大活躍したので購入して行って大正解でしたね。テント後方に見えている山々と梓川が良い感じです。
夜中に風が強くなることも覚悟して、前後の張網部分にストックを使ったのがある意味失敗だったのかも。朝方の話ではありますが固まった雪から掘り出すのが大変でした。その点、持参した割り箸は効果絶大で、設営も簡単だし撤去も容易でしたのでおススメです。
因みに、この日は狙っていたわけでは無いのですが満月で、お月見しながら鍋&エビチリで夕食♪歩く距離が知れているので思い切り持ち込んだ豪華な夕食を楽しむことが出来ました。
二日目は早朝晴れていたので明神池まで散策した後に朝食を食べテントを撤収。結局夜は思ったよりも冷え込まず拍子抜け・・・折角寒冷地用のシュラフも持参したのですが、氷点下10度程しか冷え込まず暑いくらいでした(汗)
と言うところで雪が舞い始め、帰途は吹雪に。まあ、これも良い思い出と思いつつ、大正池ホテルの辺りでアルピコタクシーさんに電話し、お迎えをお願いして先に進みます。で、13時半頃にはゲートに到着し、タクシーで駐車場まで帰りました(アルピコさんは既に迎えに来てくれてました)と言う訳で、色々あって中々楽しめた上高地散策でしたが、これで終わりと言うのも名残惜しい気もしますねどね・・・
最後に、ずっと行って見たいと思っていた冬の上高地な訳ですが、初日の晴天&帰りの吹雪も合わせて思い出深い山行となりましたね・・・
条件次第なんでしょうが、思っていたほどハードルも高くなかったですし、こんなことなら悩む前にもっと早くお出かけしてきても良かったのかもしれないと思いました
日帰りであれば天候にかかわらず、それほど無理も無いと思います
ので、悩んで見える方は一度行って見ることをお勧めします
と言う訳で、誰かの参考になるのかどうか分かりませんが、冬の上高地散策記でした
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