【白山】カブト谷も谷割れで撤退 → 屏風平(仮称)と鳴谷山でまったり
- GPS
- --:--
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,300m
- 下り
- 1,295m
コースタイム
- 山行
- 12:00
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 12:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・ 大杉谷林道は,下杉谷付近に落石及び残雪があり,自分の車ではそれ以上の進入が難しかった。車体の小さな軽トラやジムニーはもう少し先の北俣谷付近まで入っている様子。北俣谷以降は断続的に残雪や倒木があり,それらの車でもまだ進入困難。重機が入ってきていたので,これから順次整備されると思う。 ・ 大杉谷林道〜鳴谷山までの斜面は,一部の尾根にかろうじて残雪がつながっている状態。おそらく来週には残雪が切れると思う。 ・ 稜線上は,例年よりは少ないものの,まだ十分雪がつながっている。 ※ 鳴谷峠は,鳴谷山と屏風山(P1712)の間にある,鳴谷の源頭に当たる鞍部。その昔は白峰側の大杉谷川沿いの出作り集落(苛原など)と目附谷流域の出作りをつなぐ峠として機能していた。苛原峠とも呼ばれる。 |
写真
装備
備考 | スキー使用 |
---|
感想
目附(めっこ)谷は,険しい地形に取り囲まれた谷ながら,降雪量が平年以上の年であれば,残雪期には豊富な雪に埋もれて白山西面の貴重なルートを提供してくれる。これまで4月〜5月のこの谷には何度か訪れているが,その度に裏切られることはなかった。
そんな目附谷の一支流であるカブト谷も,2年前の4月中旬に残雪の紅滝と二重滝を見に訪れた際,ほぼ完全に雪渓の下になっているのを確認していた。本流との出合に掛かる15mほどの斜滝が一部露出していたが,側面の雪を巻くように登れば問題なく通過できそうに見えた。白峰の大杉谷林道からアプローチすればほぼ加賀禅定道までの直線ルートに当たるうえ,特に上部は適度な傾斜の快適そうな大斜面になっているので,スキーで上り下りしたら便利だし面白そうだと考えていた。
先週は同じく目附谷の別の一支流を滑ろうとして谷割れで撤退していたが,その時の観察では,標高1400m以上であれば谷間の雪がつながっているように見えたので,カブト谷なら大丈夫だろうと思ったのだが…。
しかし,今年の少雪と雪解けの速さは甘くなかった。期待を裏切って,カブト谷の下部はほとんど谷割れしてしまっており,出合の滝は完全に露出していてスキー装備では到底登攀不能。2年前と同じ場所とは思えないほどの風景の違いに愕然とするばかり。痛恨の2週連続撤退となった。上部はデブリもなくきれいな斜面だったこともあり,残念。この谷もまた来年以降に持ち越しとなった。
今年は全体的に雪が少ないけれど,特に尾根よりも谷で雪不足が深刻な気がする。おそらく,降雪の少なさゆえに厳冬期にあまり雪崩が起こらず,谷に雪が供給されなかったためではないだろうか。
とまあ,先週に引き続き残念な一日になったが,目附谷左岸稜線の屏風山(P1712m)の北側に広がる屏風平(勝手に命名してるだけですが)はやっぱりよいところでした。お近くにお越しの際は是非お立ち寄りを。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する