天狗石山、高杉山、中野冠山、雲月山【北広島町、広島県】

2024年04月14日(日) [日帰り]

• GPS: 06:31
• 距離: 15.2km
• 登り: 1,171m
• 下り: 1,176m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:21
• 休憩: 0:37
• 合計: 6:58

距離 15.2km 登り 1,188m 下り 1,186m

7:41 スタート地点
8:32 8:40 天狗石山
9:21 9:32 高杉山
11:42 11:53 中野冠山
13:13 13:14 雲月山展望台下駐車場・トイレ
13:23 雲月山登山口
13:25 13:26 雲月峠
13:30 13:31 遠見所山（岩倉山）
13:40 高山
14:09 14:13 雲月山
14:39 雲月山展望台下駐車場・トイレ

●コースタイム
�‥袈蘋仍魁�高杉山
来尾峠登山口 742 ― 981.8m標高点付近 759 ― 高杉山分岐 815 ― 天狗石山 828/840 ― 高杉山分岐 851 ― 乳母御前神社分岐 857 ― 地下水ヶ所 903 ― 高杉山 920/932 ― 乳母御前神社分岐 952 ― 乳母御前神社 954/1000 ― 広い林道に合流 1001 ― ユートピアサイオト駐車場 1028 ― 県道 1034 ― 来尾峠登山口 1043

��中野冠山
サイオト集会所 1052 ― 冠山登山口 1056 ― 分岐 1138 ― 中野冠山 1142/1153 ― 分岐 1159 ― 1211 ― 昼食 1212/1232 ― 舗装路へ 1244 ― 県道へ 1247 ― サイオト集会所 1253

�１牲郢�
雲月山展望台下駐車場 1313 ― 雲月峠駐車場 1323 ― 岩倉山 1330 ― 鞍部 1336 ― 高山 1340 ― 雲月山 1354/1413 ― 仲ノ谷の木橋 1431 ― 繧繝山展望台下駐車場 1439

●行動時間
��3:01 ＋ ��2:01 ＋ ��1:26 ＝ 6:28

天候

晴れ、快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●今回の移動
（広島の家＝来尾峠登山口）
登山口 ― 天狗石山、高杉山 ― 登山口
（来尾峠登山口＝サイオト集会所）
サイオト集会所 ― 中野冠山 ― 谷峠 ― サイオト集会所
（サイオト集会所＝雲月山展望台下駐車場）
駐車場 ― 岩倉山 ― 高山 ― 雲月山 ― 駐車場
（雲月山展望台下駐車場＝広島の家）

●登山口へのアクセス
○来尾峠、才乙
・戸河内IC、広島北IC、瑞穂ICから国道県道伝いに行く。瑞穂インターからは、島根県道50号〜11号で県境へと向かう。インターから約14km。戸河内インターからは、国道191号〜県道11号〜県道113号〜県道11号を経由して行く。約36km。広島北インターからは国道261号〜県道40号〜国道186号〜県道113号〜県道11号と行く。約43km
・つまりはどのインターからも遠い。瑞穂は近いが、未整備の県道を長く走ることになる
・来尾峠はまさに県境。登山口付近に数台分の駐車余地がある
・ユートピアサイオトの手前には「立入禁止」の札があるため、ここにはクルマを置くことはできないようだ
・中野冠山にはサイオト集会所に駐めた。集会所前にも余地があるが、少し離れた大歳神社の駐車場も利用できるようだ

○雲月山
・展望台下駐車場と、雲月峠駐車場とがある。どちらも県道114号を県境に向けて登った先にある
・才乙に向かうときと同様に県道113号まで来て、県道114号へと進む。戸河内IC、広島北ICからがよさそう
（いずれの記述も2024.4現在）

コース状況／危険箇所等

�‥袈蘋仍魁�高杉山
○来尾峠〜高杉山分岐
・樹間の尾根歩き。樹相は移り変わるが、ずっと木々の間を行く。高杉山分岐には分かりやすい標示はない。地面に「高杉山」とした標示が置いてある

○高杉山分岐〜天狗石山、高杉山分岐〜高杉山
・比較的緩やかな尾根歩き

○乳母御前神社〜ユートピアサイオト
・林道歩き。林道本線は高杉山との鞍部付近にたどり着くようだが、それから分岐して乳母御前神社下までの支線がある。
・神社は高杉山への縦走路から少々離れているが、コースからも神社が見えているので見落とさないようにしたい

��中野冠山
○登山口標識〜中野冠山
・はたけの裏手から直線的に登り始める。途中からは斜度も上がる
・入口にある「冠山」標示のほかには標識はない。谷峠への道との分岐点にも標示はない

○中野冠山〜谷峠
・登山口からのルートと比較しても負けず劣らずの急勾配。加えて登山口からのルートに比べると整備状態も劣る。枯葉が積もって滑りやすい所もある

○谷峠〜谷峠入口
・未舗装の林道歩き。勾配も緩やか

�１牲郢魁扮牲酘宗全篩匯魁噌盪魁善牲郢魁礎鷦崗譟�
・草原の道。斜度はあるが、それぞれ標高差は限られている
・標示は分岐を中心に複数設けられている。何よりも、ガスでもなければ、始終コース全容が見えている
（いずれの記述も2024.4現在）

その他周辺情報

●買う、食べる
・コンビニエンスストアは、戸河内インターを下りた後すぐや広島北インターで下りた後すぐの飯室に複数件ある。瑞穂インターの先にはコンビニはない
・飲食店は、山奥らしいよいお店が付近に複数ある

●日帰り温泉
・「芸北オークガーデン」をはじめ、いくつかの日帰り入浴施設がある。いずれも広島市街に帰る場合の途中になるような場所ばかり
（いずれの記述も2024.4現在）

写真

4/14 7:42

来尾登山口にて。
県道脇に駐車余地、そしてハイキング道の入口があります
【天狗石・高杉山】

4/14 7:42

登山口から県境を見ます。浜田市とあります
【来尾峠〜高杉山分岐、天狗石・高杉山】

4/14 7:43

しばらくは疎な樹林を緩く歩きます
【来尾峠〜高杉山分岐、天狗石・高杉山】

4/14 7:52

笹原の道
【来尾峠〜高杉山分岐、天狗石・高杉山】

4/14 7:52

先に天狗石山でしょうか、シルエットが見えてきました
【来尾峠〜高杉山分岐、天狗石・高杉山】

4/14 7:58

こちらは高杉山
【来尾峠〜高杉山分岐、天狗石・高杉山】

4/14 8:00

【来尾峠〜高杉山分岐、天狗石・高杉山】

4/14 8:02

タチツボスミレ
【来尾峠〜高杉山分岐、天狗石・高杉山】

4/14 8:07

ショウジョウバカマ。輝いています
【来尾峠〜高杉山分岐、天狗石・高杉山】

4/14 8:07

高杉山がきれいに顔を出しました
【来尾峠〜高杉山分岐、天狗石・高杉山】

4/14 8:08

こちらは天狗石山
【来尾峠〜高杉山分岐、天狗石・高杉山】

4/14 8:08

中野冠山と背後左手には臥龍山や恐羅漢山
【来尾峠〜高杉山分岐、天狗石・高杉山】

4/14 8:08

臥龍から恐羅漢、十方、市間山を見ます。
今日は良い天気になりそうです
【来尾峠〜高杉山分岐、天狗石・高杉山】

4/14 8:12

天狗石への上りにかかります。
まだ高杉山分岐に来ません
【来尾峠〜高杉山分岐、天狗石・高杉山】

4/14 8:15

分岐に到着。こちら側から見ると
分岐かどうかは分かりません
【高杉山分岐にて、天狗石・高杉山】

4/14 8:15

振り返って撮影。
こちらから見ると、足下に「高杉山」の標示
【高杉山分岐にて、天狗石・高杉山】

4/14 8:24

巨石があります。
この岩を巻いていきます
【高杉山分岐〜天狗石山、天狗石・高杉山】

4/14 8:28

山頂に到着。
展望台があります
【天狗石山山頂にて、天狗石・高杉山】

4/14 8:31

【天狗石山山頂にて、天狗石・高杉山】

4/14 8:33

島根県側。左は大江高山、中央奥は三瓶山
【天狗石山山頂にて、天狗石・高杉山】

4/14 8:34

島根県側の全容を見ます。
日本海も見えているはずです
【天狗石山山頂にて、天狗石・高杉山】

4/14 8:39

芽吹き始めたのは…
【天狗石山山頂にて、天狗石・高杉山】

4/14 8:39

こちらも。何でしょう？
【天狗石山山頂にて、天狗石・高杉山】

4/14 8:40

折り返します。
展望台自体が大岩の上にあります
【天狗石山山頂にて、天狗石・高杉山】

4/14 8:50

樹林越しに高杉山
【天狗石山〜高杉山分岐、天狗石・高杉山】

4/14 8:51

分岐に来ました。
ここからは急坂を下りていきます
【高杉山分岐にて、天狗石・高杉山】

4/14 8:59

乳母御前分岐の辺り。
坂道は落ち着き、しばらくは平坦な道を行きます
【高杉山分岐〜高杉山、天狗石・高杉山】

4/14 9:03

地下水ヶ所とのこと。ただし、そちら方面は草むらの中
【高杉山分岐〜高杉山、天狗石・高杉山】

4/14 9:20

高杉山に到着。
山名標はありません。
スキー場らしい標識があります
【高杉山山頂にて、天狗石・高杉山】

4/14 9:21

絶景、パノラマ。
右手には臥龍山、恐羅漢、十方山
【高杉山山頂にて、天狗石・高杉山】

4/14 9:26

山名標はありませんが地積界標などはあります
【高杉山山頂にて、天狗石・高杉山】

4/14 9:33

下降します。
こちらからは天狗石山が樹間に見えます
【高杉山〜乳母御前神社分岐、天狗石・高杉山】

4/14 9:44

先ほどの地下水ヶ所。矢印の先は笹原です
【高杉山〜乳母御前神社分岐、天狗石・高杉山】

4/14 9:45

水源林なんですね
【高杉山〜乳母御前神社分岐、天狗石・高杉山】

4/14 9:52

コースのど真ん中にあるこの境界標などが分岐点の目印です
【乳母御前神社分岐にて、天狗石・高杉山】

4/14 9:54

ちょっと下りると乳母御前神社
【乳母御前神社分岐〜ユートピアサイオト、天狗石・高杉山】

4/14 9:55

謂れがあります。50年以上前のものです
【乳母御前神社分岐〜ユートピアサイオト、天狗石・高杉山】

4/14 10:00

振り返って撮影。
神社まで続く林道を下りていきます
【乳母御前神社分岐〜ユートピアサイオト、天狗石・高杉山】

4/14 10:01

その林道もすぐ下でちょっとマシな林道に吸収されます
【乳母御前神社分岐〜ユートピアサイオト、天狗石・高杉山】

4/14 10:10

クルマが走れるほどの道です
【乳母御前神社分岐〜ユートピアサイオト、天狗石・高杉山】

4/14 10:19

キチンと造られた洗い越し？飛び石？
【乳母御前神社分岐〜ユートピアサイオト、天狗石・高杉山】

4/14 10:24

ジップラインもあります
【乳母御前神社分岐〜ユートピアサイオト、天狗石・高杉山】

4/14 10:25

コブシの花
【乳母御前神社分岐〜ユートピアサイオト、天狗石・高杉山】

4/14 10:28

スキー場の駐車場に下りてきました
【ユートピアサイオトにて、天狗石・高杉山】

4/14 10:32

振り返って撮影。
入口まで来たら「立入禁止」とのこと
失礼しました
【ユートピアサイオトにて、天狗石・高杉山】

4/14 10:32

次に向かう中野冠山。こう見ると富士山のように端正です
【ユートピアサイオト〜来尾峠、天狗石・高杉山】

4/14 10:35

下りてきた高杉山
【ユートピアサイオト〜来尾峠、天狗石・高杉山】

4/14 10:43

峠に戻りました。
クルマが増えていました
【来尾峠にて、天狗石・高杉山】

4/14 10:55

冠山に向かう前に、
先ほどの高杉山、天狗石山を振り返ります
【サイオト集会所にて、中野冠山】

4/14 10:56

冠山登山口をしますものは、この標示のみ
【サイオト集会所〜登山口、中野冠山】

4/14 10:57

桜の下を抜けて行きます
【登山口〜谷峠分岐、中野冠山】

4/14 11:07

これまたタチツボスミレ
【登山口〜谷峠分岐、中野冠山】

4/14 11:10

色違いです
【登山口〜谷峠分岐、中野冠山】

4/14 11:13

樹間の急坂へと変わっていきます
【登山口〜谷峠分岐、中野冠山】

4/14 11:29

この芽吹きは…わかりません
【登山口〜谷峠分岐、中野冠山】

4/14 11:38

登りきると谷峠道との分岐点。目印はなし
【谷峠分岐にて、中野冠山】

4/14 11:40

ショウジョウバカマ
【谷峠分岐〜中野冠山、中野冠山】

4/14 11:52

山頂に到着しました
【中野冠山山頂にて、中野冠山】

4/14 11:41

ご覧の通り、遮るものがありません
【中野冠山山頂にて、中野冠山】

4/14 11:42

間近に先ほど登った高杉山と天狗石山が見えます
【中野冠山山頂にて、中野冠山】

4/14 11:53

その隣、来尾峠と島根県方面を見ます
【中野冠山山頂にて、中野冠山】

4/14 11:42

南の山々。
右端には臥龍山、恐羅漢山、十方山、市間山など
【中野冠山山頂にて、中野冠山】

4/14 11:59

折り返し。
先ほどの分岐を目指します。
一度通り越してしまいました
【中野冠山〜谷峠、中野冠山】

4/14 12:04

ユキヤナギでしょうか
【中野冠山〜谷峠、中野冠山】

4/14 12:11

谷峠に到着しました。
最後の最後は見下ろすような角度です
【中野冠山〜谷峠、中野冠山】

4/14 12:41

ミヤマカタバミのように見えます
【谷峠〜県道合流、中野冠山】

4/14 12:42

振り返って撮影。
山道のような林道はここまで。
最後に廃屋のような倉庫があります
【谷峠〜県道合流、中野冠山】

4/14 12:44

その先で舗装路へ
【谷峠〜県道合流、中野冠山】

4/14 12:46

振り返ると、中野冠山の頭が見えました
【谷峠〜県道合流、中野冠山】

4/14 12:52

集会所に戻りました
【県道合流〜サイオト集会所、中野冠山】

4/14 13:13

そしてすぐさま次は雲月山へ。
読みは「うんげつさん」とのこと。
風流な名前。
草原の山です
【展望台下駐車場にて、雲月山】

4/14 13:16

峠に向かう途中で岩倉山を見ます。こちらも草原
【展望台下駐車場〜雲月峠、雲月山】

4/14 13:20

峠下にもあずまややトイレがあります
【雲月峠にて、雲月山】

4/14 13:23

標記はありませんが、道らしきはここのみ。
歩き始めます
【雲月峠にて、雲月山】

4/14 13:30

岩倉山山頂にはすぐに到着。
山名標はありませんが、
ベンチがあります。そして、…
【岩倉山にて、雲月山】

4/14 13:30

ベンチに座ると向かい側には
旧芸北町の町章が残されています
【岩倉山にて、雲月山】

4/14 13:32

高山への途中から駐車場方面を見ます。
草原だけに、通しで見えます
【岩倉山〜高山、雲月山】

4/14 13:32

雲月山。
もっと標高のある山地の山のようです
【岩倉山〜高山、雲月山】

4/14 13:35

鞍部越しに高山を見ます。
先行する方の背中も見えます
【岩倉山〜高山、雲月山】

4/14 13:36

鞍部の標示。
一つ一つの山が近い
【岩倉山〜高山、雲月山】

4/14 13:39

ミツバツチグリでしょうか
【岩倉山〜高山、雲月山】

4/14 13:40

高山山頂に到着。
標識も何もありません
【高山にて、雲月山】

4/14 13:40

先を見ます。
雲月山もすぐそこです
【高山にて、雲月山】

4/14 13:42

迂回路と合流
【高山〜雲月山、雲月山】

4/14 13:46

駐車場越しに、
今日の三山を見ます。
左から天狗石、高杉、手前に中野冠山です
【高山〜雲月山、雲月山】

4/14 13:54

山頂に到着しました
【雲月山山頂にて、雲月山】

4/14 13:58

再び今日の山々を振り返って。
奥は天狗石山、高杉山。
その手前には中野冠山
【雲月山山頂にて、雲月山】

4/14 14:03

島根県側も見えます。
大江高山と三瓶山。三瓶はかなり薄くなってきました
【雲月山山頂にて、雲月山】

4/14 14:12

歩いてきた高山〜岩倉山
【雲月山山頂にて、雲月山】

4/14 14:13

東面
【雲月山山頂にて、雲月山】

4/14 14:03

南東面
【雲月山山頂にて、雲月山】

4/14 14:18

下山は周回路へ
【雲月山〜展望台下駐車場、雲月山】

4/14 14:23

こちらも途中に標識があります
【雲月山〜展望台下駐車場、雲月山】

4/14 14:31

仲ノ谷。この木橋を渡って登り返します
【雲月山〜展望台下駐車場、雲月山】

4/14 14:32

ちゃんと距離標もあります
【雲月山〜展望台下駐車場、雲月山】

4/14 14:33

フキノトウですね
【雲月山〜展望台下駐車場、雲月山】

4/14 14:38

下りてきた道のりを振り返ります。
ここはこの山一番の昇降です
【雲月山〜展望台下駐車場、雲月山】

4/14 14:38

最後は駐車場へと登って終了
【雲月山〜展望台下駐車場、雲月山】

撮影機器：

感想

otoh

�‥袈蘋仍魁�高杉山
　県北へと向かった。
　才乙はスキー場が知られている。当然ながらすでに今期の営業は終えており、付近もがらんとしている。
　そんなスキー場を横目に来尾峠へ。ここはまさに県境だ。県境のやや広島県側に登山口がある。県道の向かい側には一兵山家山方面への登山口もある。
　まずは冬枯れた斜面の上り。常緑樹ではない樹林の場合、緑が生い茂る前はそれはそれで美しい。光が差し込むだけではなく、先の景色も合間に見える。
　981.8m標高点付近を通過すると斜度が緩み、山中を彷徨するように進む。もう一度登り始めた頃に高杉山への分岐。それらしき案内標示はないが、「高杉山」と書かれた木の板が地面に置いてある。
　そこからも緩やかに登って山頂に到着。山頂には展望台が設けられている。
島根県側の山並みがきれいに見えている。三瓶山や大江高山などが見渡せる。おそらく日本海も見えているのだろうが、判別できない。
　山頂からは、阿佐山方面への縦走路が延びているのだが、見る限り踏み跡は確からしくはない。こちらは来た道を引き返し、途中から高杉山へと向かった。分岐から乳母御前神社分岐までは急斜面の下り。あとからこれを登るかどうか考えていたが、やはり乳母御前神社から下りた方が賢明なようだ。
　高杉山はサイオトスキー場の頂上にあたる。レジャーらしい方向標が建っているが、むしろ山名標はない。
　展望は抜群で、臥龍山から恐羅漢、十方山、市間山などが聳えている。先ほどの天狗石山と合わせると、四方が見えていることになろうか。
　帰りには乳母御前神社から林道を下降した。スキー場を出てみると、その入口には「立入禁止」とある。果たして林道経由は通っても良かったのであろうか。

��中野冠山
　サイオト集会所にクルマを駐める。大歳神社に駐車する予定だったが、ここにも何台か駐められている。倣って置いていった。
　登山口には立派な標示が建っている。しかし、それ以降は何の案内もない。古びたテープを見ながら畑の裏手の細道を上がっていく。
　最初のうちはまだいいが、途中からは急斜面になり、道取りもジグザグになる。登りきると、谷峠からの道が寄ってきて合流。山頂までの最後の登りを過ぎると360°の展望が待っていた。先ほど登った天狗石山、高杉山、南面の山々などを存分に見渡すことができる。
　天気が良すぎることもあり、谷峠まで下りて昼食を摂ることにした。分岐から峠へと向かう急な尾根の途中で対応するお二人とすれ違い。こちらの急尾根を登るのが順方向のようだ。
　昼食を食べて林道へ。林道は揺るやかに下降していく。廃バス車体を見ると舗装路へ。あっという間の一周であった。

�１牲郢�
　雲月山は草原の山だ。
　駐車場に着いてみると、駐車場から山頂までが手に取るように見える。
　まずは車道伝いに峠へ。峠から岩倉山を目指す。岩倉山に登ると、先ほどの駐車場側の山の斜面に町の紋章が描かれている。描かれているというか、樹木をうまく植えて形作っている。
　先を見ると、高山までの間にある鞍部が上から下まで見えている。ちょうど先行している方が登りかけているのが見える。
　なにもない高山を過ぎて、いよいよ雲月山へ。山頂からは登ってきたばかりの天狗石、高杉、冠山がよく見える。島根県側の山々も見える。南面はこれまで同様に臥龍、恐羅漢、十方、市間山などを見渡すことができる。
　駐車場に戻り、家路につく。家に着いてどうにもしんどいと思ったら、発熱していた。熱中症とも違いそうだが、早いところ医者に行かなければ。
　翌朝医者に行って確認したところ、インフルでもコロナでもなかった。強い倦怠感がただよう。早いところ、どうにか抜け出さないといけないな。