笛吹川白沢右俣
- GPS
- 09:10
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,717m
- 下り
- 1,725m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白沢峠登山道のS字カーブから入渓している記録が多いが、その前の滝とスラブが面白いので笛吹川から回って出合から入渓したほうが面白い。 入渓直後にザイルを出したが、それ以後は全てフリーで登れた。一級上程度。 本記録は崩壊地から詰めているが完全にルートミスであり、危険なため参考にしないでください。崩壊地手前の沢から詰めて、左岸尾根にのるのが最も安全なルートと思われる。 |
その他周辺情報 | https://s.tabelog.com/yamanashi/A1901/A190104/19001153/ 珍山 日替わり定食のコスパがすこぶる良い |
写真
感想
全ての滝が直登できてロープもそこそこ使える快適な沢、詰めがやばすぎて沢の記憶が薄れたけど
2年前、リハビリハイクで白沢峠の廃ダッジを見に行った時に並行する白沢が気になっていた。
記録は2件、見た感じそこまで難しくはなさそうだが詰めがポイントっぽい。
笛吹川から入渓したが、良い感じの滝があったのでここから初める価値があった。
カムの3番、2番がガッチリ決まってカムA0で越えた。これ以降は登攀でザイルの出番はなかった。
その後は綺麗な花崗岩スラブを交えつつ、堰堤を5つほど越えた。最後の2つが面倒くさかった。
ゴーロ歩きが続きながらも人間チョックストーン滝があったり飽きさせない。
両壁が狭まるとボルダームーブを使う滝が何個か出てくるどれも水線突破できる。
あっという間に想定してた沢の分岐に到達。
事前の調査で倉掛山山頂直下は白ザレの崩壊地と痩せ尾根のヤバい地形であることは知っていたのでそこに行く手前で支沢に逃げるつもりだったが、崩壊地の圧倒的な広さと白さについ吸い込まれてしまった。誤りの始まりだった。
その時点では岩はそこそこ安定していたので岩と樹林帯のコンタクトラインを進み、傾斜がきつくなったら樹林帯に逃げるラインを立てる。
白ザレから樹林帯までおよそ8m程は傾斜の強い岩とザレを登らなければ行けず、足をおけるところを探しつつ、あと少しで木の根っこに届きそうな所で足場が崩れた、、
5m位ズルズルと滑落、ぎりぎりの所でバイルが効いて空中に放り出されることはなかった。
パートナーのラインの方がスラブ斜面ではあるがまだまともだったのでそこから合流して補助ロープで引き上げてもらいつつ樹林帯から尾根上に乗っかることができた。完全なルート選択ミスだった。ここまで来るべきではなかった。
尾根上もツリークライミングになりつつ大岩を巻いたりしなければならず最終的に尾根が斜面崩壊を起こして進むことができず、沢まで懸垂下降して違う尾根に乗り換えて進む。このへんはまぁ楽しめるバリエーションの範囲内ではあった。降り立った沢が本来のルートであり涙が出るほど楽なルートだった。程なく登山道に合流。
その後、パートナーが下降中に遊びで登った滝でセミになったりなりつつも無事に下山できました。お疲れ様でした。
Tips 白ザレはヤバい、下手にザイルだしてもランナーは取れないし、落石の危険性が物凄く高い。
一旦標高を下げてでも違うラインから登ることを検討すべき。
コメント
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