天城越え~の天城山 240421
- GPS
- 05:56
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 655m
- 下り
- 644m
コースタイム
天候 | 雨予報の曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に整備されている |
写真
感想
西関東遠征1日目牧野庭園、2日目高尾山、3、4日目丹沢山に引き続き、5日目は天城山。選んだ理由は、何と石川さゆりの「天城越~え~」に触発されてのことという、まったく植物、登山からするとおかしな動機。日本百名山ではあるが調べていくと、仰天することに何と「天城山」という山はなく、万三郎岳が主峰とのこと。アマギシャクナゲというのがあるが少々時期尚早を覚悟に、天城山縦走登山口からシャクナゲコースを時計回りに、万二郎岳、万三郎岳から周回のシャクナゲコースを計画。(この時計回りか反時計回りかの選択は、結果的に良かったのではと思う)
登山口から四辻までの人工林を少々歩くと、後はずっと自然林の中の植物を愛でながら緩やかに登る万二郎岳までの道のりは、私が大事にする登りのリズムにピッタリ適合。相方も「登りやすいね」とのこと。スミレの大出現に、同定もままならずで、とにかく写真だけを撮っていたが、これが大失敗で、帰ってきてから大後悔することになる。
山頂は、生憎の薄曇りだったけど、万二郎岳からの眺望も含め、抜群。特に、万三郎岳の斜面は、アセビのクリーム色とマメザクラの上品なピンク色のコントラストをなし、今までにない新鮮な感激をもたらしてくれる。万三郎岳までの登り下りは、きつさもあるが、気持ちは前向きに登れる山だった。万三郎岳の山頂は、展望的にもう少しだったが、昼食の「かにぱん」の話を他の登山者としながらいい気分で山頂を過ごせた。下りは、激下り後、緩やかに横移動という、これまた理想的な下りの型にピッチも速めることができた。霧雨に囲まれながら無事下山完了。シャクナゲは少々の蕾だけで開花は見ることが出来なかったが、充実した山行でした。
翌日、修善寺のジオリアに行って、伊豆半島の成り立ちを知って、びっくりすることに。伊豆半島は、日本の国土が大陸から分離し、東日本と西日本が合体した後、太平洋の二つの海底火山がマグマに押されて、日本国土に繋がったとのこと。その二つの海底火山が、のちの丹沢山系と伊豆半島。よって、この二つの山系は、新しく出来ており、高尾山などの本土とは異なる植生を呈しているとのこと。伊豆半島に関しては、ブラタモリなどで、太平洋プレートの沈み込みやフォッサマグナやらで注目されているところではあるが、現地に行って改めて知ることが多かった。これも旅の良さ。それにしても、予習の重要性も再認識する。
半年ぶりの遠征を無事終了して、満足、満足。
各地で出会った登山者のみなさん、ありがとうございました。スミレの間違いもアドバイスください。
今日の記録
登り 3h05m 昼食 35m
下り 2h15m 合計 5h55m
今日のわくわく点
5点/5点満点
今日の山名一句
あ らた(新た)なり
ま とまる(纏まる)おか(陸)が
き ぎ(樹々)を生む
(※ お粗末、季語なし
日本本土に合体して、新しくできた伊豆半島は、数多くの温泉をもたらすなどとともに、多様な植物を産み出している、火山の恵みが豊富。
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