記録ID: 67025
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
乗鞍岳:国立青年の家から丸黒山を登り丸黒尾根から千町尾根を行く
2010年06月05日(土) ~
2010年06月06日(日)
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 1,791m
- 下り
- 1,801m
コースタイム
5日:国立乗鞍青少年の家8:30-丸黒山(1956.3)10:50・55-千町ヶ原13:15-奥千町避難小屋14:20/30-中洞権現尾根分岐ー畳石原16:30-避難小屋17:40
6日:避難小屋5:30ー千町ヶ原6:15・20-丸黒山8:30・45-枯松平休憩所9:30・35ー駐車場11:00
6日:避難小屋5:30ー千町ヶ原6:15・20-丸黒山8:30・45-枯松平休憩所9:30・35ー駐車場11:00
天候 | 5日(土)晴れ 6日(日)晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
5日の朝4時40分に家を出る。高山市街を通り抜けて、岩井高山停車場線(462号】で国立乗鞍青年の家まで行く。トイレはあるが、登山届が見当たらない。 青年の家から、木道を、いくつか上り下りしながら新緑のきれいな整備された道を進む。途中に白樺広場に、枯松平休憩小屋がある。避難小屋にもなっていて、きれいです。ガンバレ坂と根性坂を登りきると、丸黒山の山頂に立つ。雲がかかり山が見えませんでしたが、帰りには山頂から、笠が岳・槍ヶ岳・がくっきりと望めました。 山頂から登山道が、一変します。いわつきの急な尾根を120メートル下ると、背丈ほどの笹漕ぎと、倒木が多くて、木をまたいだり、くぐったりの繰り返し。笹で足元も見えません。 2000メートルくらいから雪現れます。樹林帯の中は残雪が多く道も雪の下です。そのうえ印がほとんどありません。コンパスで確認をして、自分で印を付けながら登る。(印は下山に回収)広い湿地帯に出る。ここが千町ヶ原です。まだ花は咲いていません。ここから樹林帯です。ここも印がなくコンパスで確認して登って、鞍部まで一度下りて、駒の鞍まで登り、そこから斜面を下りると小屋が目の前に立っています。ここまでほとんど印はないので自分でつけて、下山に全て回収してきました。 小屋からは乗鞍岳はもちろん、御嶽山から笠が岳。槍ヶ岳。白山も素晴らしい展望が開けています。 倒木や、樹林帯で時間が随分とかかり、小屋に着いたときは2時20分になってしまいましたが、明日のことも考えて、時間を見て引き返すことにして、鞍鞍岳に行くことにしました。 何年か前に中洞権現尾根から剣が峰を踏んだ時の、はい松の素晴らしさに驚き、今回は剣が峰が踏めなくても、もう一度、はい松の広がる景色を見たくて、この一番長いコースを選んで来ました。 小屋から少し行くとやはり残雪が多くて登山道は雪の中。斜面をトラバースして森林限界に出る。そこには素晴らしい、はい松の海が広がっています。言葉では言い表せません。登山道も雪の下で、剣が峰に登るには時間が足らないということで、山頂をバックに記念写真。帰りもはい松を楽しみながら、ときどき、はい松のトン ネルになるので、ストックを上にあげて歩いてました。 小屋の周りは木道になっていて花もきれいに咲くのでしょう。 小屋からは、子の原からあがってくる、登山道があります。 太陽がいつまでも高く、夕日に山々が一段ときれいに浮かび上がっていました。 6日朝は随分冷え込んだようです。霜が降りて木道は滑ります。白山の雲海がとてもきれいです。下山するだけなので、周りの山を見ながら、昨日自分たちが付けた、赤布を回収しながら、千町ヶ原まで来ると、白山が目の前に見えます。(行きは見えなかった。)高山が雲海の中。 帰りも笹と倒木との戦いです。足元が見えないので、木に足をぶっけるし、背中には木の屑が入り、かゆくなります。丸黒山までの120メートルの登りが遠かった。 しかし山頂で叫んでいる。それもそのはず、行には雲で見えなかった山が素晴らしい姿を見せてくれていた。黒部五郎・笠が岳・槍ヶ岳・穂高連峰。ここから青年の家まで、時にはくっきりと、時には樹林から飽きるほど姿を見せてくれていました。青年の家では山の学習課、中学生が、オリエンテーションをして賑わっていました。 |
写真
感想
一度出かけてみたかった、丸黒尾根から千町尾根。登山道は整備されていません。倒木の多いのには驚きました。残雪も今年が多いのか、印も期待できません。地図読みが大切です。
はい松の素晴らしさを堪能できたことに大満足です。小屋もきれいですし、ここまで来て展望を楽しむだけでもいいです。
秋の紅葉もいいだろうと思いながら、だれとも会うことのなかった静かな山を後にしました。
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riekoさん、こんばんは。
2700メートルまでバスで行ける乗鞍岳。
riekoさんのレコを見ると、印象が変わりますね。
きれいな避難小屋にも惹かれます。(避難小屋
好きなので
土曜日に早速、御嶽山へ行ってきました。
9時くらいからガスが晴れて楽しい山行になりました。
継母岳もしっかり見て来ました。
御嶽山と一緒で、人が入らないコースはとても静かです。youtaroさん。でもなかなか見ることができない、はい松の素晴らしさ。長く山へ行ってますが、ここのはい松の広さは言い難し・・・
丸黒山からは、いつクマが出てきても不思議でなありません。笛を吹きながらの山です。
帰りに、あと少しで青年の家というところで、笹がごそごそ・・・稔君驚くが、山菜とりのご夫婦。大きな鈴を付けていました。
地図を見てみましたが、今回のルートはかなり長いルー
トですね
3月に登ってみて、乗鞍のその巨大さを実感したので、
riekoさんのように下から登ってみたいと思いました。
大斜面に広がるハイマツの海、雄大さが感じられて良い
ですね
ありがとうございます。本当に素晴らしいですよyoshi629さん。
本にも紹介されなくてこのコースからの乗鞍岳はまた別格です。山頂から見るy魔の景色もいいのですが、長い尾根の楽しみと、山頂を取り巻く景色は何とも言いようがありません。これも山の楽しみですね
こんばんは、riekoさん
順調に行かれてますね。週末は絶好の登山日和でした。
それにしても御嶽、乗鞍と2週続けて大きな山に行かれましたね。
雄大な眺めとはい松の緑、そして空の色が合わさり見事です。
こんな場所に泊れたらさぞ気持ちいいんでしょうね。
最近連休が取れず泊り山行に行けない私でした。
riekoさん こんばんは!
すごいですね 丸黒山からの乗鞍。
山は、あまり人が沢山入らない時期がいいですね。
僕も行きたいですが、乗鞍は、やはりクマちゃんがね〜
でもすばらしい景色ですね
こんばんは、riekoさん。
このルート、『岳人2009夏山』で紹介されていて、
畳平から登るだけではちょっと物足らないと思って、
このルートを考えていたのですが、結構難しそうですね。
(本では、普通に登れるように書かれていたので)
独学でしかできていない地図読みをもっと磨いてから
チャレンジしてみたいと思います。
ありがとうございます。takaさん
本当にいい小屋です。夕日が赤く御嶽山や白山を染めるのは、いいですよ。夏なら、無理をすれば日帰りできると思いますが、小屋で泊ってもいいところです。
takaさんの山もいいですね。中三の沢は、三の沢を踏みたいですね。テント担ぐと重いですね
そうですねatsup624さん。クマのうんこは丸黒山へ行く登山道にありました。ここまでは整備されているし、オリエンテーションもできるんです。笛を吹きながら、出てこないようにと願っていました
岳人の夏山に載ったんですねkameさん。
夏山なら道迷いも大丈夫だと思います。ただ倒木はあります。出かけてみてください。人が入らなくなると道は荒れていきますから
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