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Yamareco

記録ID: 6719272
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山滑走
飯豊山

朳差岳(東俣彫刻公園〜チャリピストン)

2024年04月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:01
距離
23.2km
登り
2,084m
下り
2,080m

コースタイム

日帰り
山行
9:19
休憩
0:42
合計
10:01
3:10
9
3:19
3:19
31
3:50
3:50
30
4:20
4:25
84
5:49
5:55
38
6:33
6:38
49
7:27
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84
8:51
8:58
36
9:34
9:48
24
10:12
10:17
18
10:35
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23
10:58
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28
11:26
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47
12:13
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33
12:46
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19
13:05
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6
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
大石ダムの先にある東俣彫刻公園までマイカー。
数台の駐車スペースがあるが一杯の場合は少し下に路駐可能。
そこから登山口となる林道終点までダートの道をチャリでアプローチ。
途中崩落個所が3か所ほどあるがチャリで突破可能。
コース状況/
危険箇所等
◆林道終点〜東俣第2橋
・最初登ってトラバース気味に東俣第2橋まで降りていく。
◆東俣第2橋〜カモス峰
・激急登。根っこも多くて面倒だが早月尾根にちょっと似ている。
・雪はなし。
・カモス峰には猿の群れがいた。後続の方は追いかけられたと言っていたので注意。
◆カモス峰〜千本峰
・1000mくらいから斜面に雪が出てくるが登山道に雪はないので我慢のシートラ。板を持ってきたのが馬鹿らしい。
・帰りはトラバース気味に滑れそうな感じだったので斜面を偵察しながら登っていく。
◆千本峰〜前朳差岳
・ここからようやく板が履ける。
・結構急な登りなのでハイクアップ慣れしていない場合は引き続きシートラが良いかもしれない。
◆前朳差岳〜朳差岳
・前朳差岳からの下りは雪切れしていたのでシートラ。
・ラストは板で歩けるが山頂部は雪がない。
◆スキー滑走
・朳差岳直下〜前朳差岳のコルまで滑走。
・前朳差岳〜千本峰手前までが一番気持ちよく滑れる。
・千本峰から少し下りてカモス峰手前まで歩くのが面倒なのでトラバース気味に滑走。藪も多くてルート取りに気を使った。
その他周辺情報 道の駅関川にある「ゆ〜む(桂の関温泉)」を利用。
700円で露天風呂・サウナあり。
今日は初めての朳差岳へ。えぶりさしだけ、山を始めた頃は読めなかった。
2024年04月28日 03:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 3:05
今日は初めての朳差岳へ。えぶりさしだけ、山を始めた頃は読めなかった。
林道が長そうなのでチャリを持ってきた。使えるか知らんけど。
2024年04月28日 03:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
4/28 3:05
林道が長そうなのでチャリを持ってきた。使えるか知らんけど。
ゲートがあると燃えてくる笑
2024年04月28日 03:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 3:05
ゲートがあると燃えてくる笑
林道終点まで30分ほどで到着。チャリで来てよかった。
2024年04月28日 03:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 3:46
林道終点まで30分ほどで到着。チャリで来てよかった。
無造作にデポ
2024年04月28日 03:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/28 3:46
無造作にデポ
結構ワイルドな登山道だった
2024年04月28日 04:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 4:06
結構ワイルドな登山道だった
東俣第2橋
2024年04月28日 04:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 4:17
東俣第2橋
イワウチワの季節
2024年04月28日 05:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3
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イワウチワの季節
所々雪が出てきた
2024年04月28日 05:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 5:33
所々雪が出てきた
カモス峰
猿の群れがいた
2024年04月28日 05:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 5:44
カモス峰
猿の群れがいた
権内ノ峰に向かって登っていくが日が昇って暑い
2024年04月28日 06:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 6:00
権内ノ峰に向かって登っていくが日が昇って暑い
カタクリいいね
2024年04月28日 06:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3
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カタクリいいね
お気に入りのタムシバ
自分の中では春の山の代名詞
2024年04月28日 06:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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お気に入りのタムシバ
自分の中では春の山の代名詞
権内ノ峰まで登ってきた。1001m。まだ600m以上あるしアップダウン付
2024年04月28日 06:28撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 6:28
権内ノ峰まで登ってきた。1001m。まだ600m以上あるしアップダウン付
ようやく姿を現した朳差岳。うすうすわかってたけど思ったより雪が少ない
2024年04月28日 06:28撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/28 6:28
ようやく姿を現した朳差岳。うすうすわかってたけど思ったより雪が少ない
千本峰まできた。そろそろスキーが使えそうだ
2024年04月28日 07:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 7:23
千本峰まできた。そろそろスキーが使えそうだ
南面には雪がないので一旦シートラでコルまで下って・・・
2024年04月28日 07:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 7:29
南面には雪がないので一旦シートラでコルまで下って・・・
そろそろスキー使えるかな
2024年04月28日 07:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 7:36
そろそろスキー使えるかな
ここからシールオン。歩き始めて4時間でようやく板が履けた
2024年04月28日 07:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/28 7:40
ここからシールオン。歩き始めて4時間でようやく板が履けた
クラック多し。ルート取りに気を使うしテクニックが要求された
2024年04月28日 08:27撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/28 8:27
クラック多し。ルート取りに気を使うしテクニックが要求された
二王子岳がでかく見える
2024年04月28日 08:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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二王子岳がでかく見える
右側にあるのが朳差岳の山頂だな
2024年04月28日 08:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/28 8:57
右側にあるのが朳差岳の山頂だな
最後はなだらかな稜線歩き
2024年04月28日 09:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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最後はなだらかな稜線歩き
山頂直下まで来てようやく飯豊山とか北股岳、門内岳とか見えてきた
2024年04月28日 09:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/28 9:22
山頂直下まで来てようやく飯豊山とか北股岳、門内岳とか見えてきた
山頂もうちょい
2024年04月28日 09:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 9:22
山頂もうちょい
頼母木手前のスベスベの谷を滑りたくなったが今日は無理
2024年04月28日 09:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4
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頼母木手前のスベスベの谷を滑りたくなったが今日は無理
ビクトリーロード
2024年04月28日 09:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
4/28 9:24
ビクトリーロード
もうちょい早い時期に来れば真っ白なんだろうな
2024年04月28日 09:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 9:24
もうちょい早い時期に来れば真っ白なんだろうな
朳差岳、初登頂!
GWだというのに誰もいなかった。
2024年04月28日 09:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4
4/28 9:32
朳差岳、初登頂!
GWだというのに誰もいなかった。
朳差小屋と二王子岳
2024年04月28日 09:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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朳差小屋と二王子岳
行かなかったけど綺麗そうな小屋だ
2024年04月28日 09:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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行かなかったけど綺麗そうな小屋だ
正直ここまで山スキー装備で来るのはバカバカしかった
2024年04月28日 09:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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正直ここまで山スキー装備で来るのはバカバカしかった
歴史を感じる
2024年04月28日 09:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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歴史を感じる
朝日連峰かな
2024年04月28日 09:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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朝日連峰かな
さあ短いけど滑走タイムだ
2024年04月28日 09:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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さあ短いけど滑走タイムだ
前朳差岳の手前で一旦担ぐ
2024年04月28日 10:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/28 10:02
前朳差岳の手前で一旦担ぐ
前朳差岳で再びスキーに換装
2024年04月28日 10:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/28 10:13
前朳差岳で再びスキーに換装
藪の間を縫うように滑ってきた
雪切れ際どい箇所もあり、翌日なら滑れなかったと思う
2024年04月28日 10:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/28 10:47
藪の間を縫うように滑ってきた
雪切れ際どい箇所もあり、翌日なら滑れなかったと思う
カモス峰の新緑が素晴らしい
2024年04月28日 11:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/28 11:17
カモス峰の新緑が素晴らしい
下山は暑い暑い
2024年04月28日 12:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 12:09
下山は暑い暑い
春というか夏に近い
2024年04月28日 12:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 12:29
春というか夏に近い
川のせせらぎが涼しげ
沢登りしたい
2024年04月28日 12:41撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 12:41
川のせせらぎが涼しげ
沢登りしたい
ようやくチャリデポ。まじチャリで来てよかった。
2024年04月28日 12:41撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/28 12:41
ようやくチャリデポ。まじチャリで来てよかった。
崩落個所
2024年04月28日 12:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/28 12:44
崩落個所
崩落個所
2024年04月28日 12:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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崩落個所
崩落個所
2024年04月28日 13:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/28 13:03
崩落個所
ゴール!10時間のガッツリ山行だった。
2024年04月28日 13:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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4/28 13:07
ゴール!10時間のガッツリ山行だった。

感想

今年もやってきたゴールデンウィーク。
世間は10連休だったりするが自分は平日の中日は仕事なのでプチ遠征。
せっかくギリギリ山スキーシーズンなので行ったことがない山へ行ってみよう、ということで飯豊の朳差岳にターゲットを決めた。
未踏の二百名山で、花の名山としても人気なので気になっていたが敢えて残雪のこの時期に狙ってみる。
山域自体もなじみがないが、林道歩きが長そうなので一応チャリを持っていく。予習は全然していないのでどこまで車が入れるのか、チャリが使えるのかどうなのかもわからなかった。こういうドキドキ感も良い。

前夜に大石ダムに到着して車中泊。道の駅やサービスエリアと違って静かでいい。
朝2時に起床して林道ゲートまで向かう。車は4台ほど停まっていた、GWにしては閑散としていると言っていいだろう。
ダートの林道をチャリでスタート、勾配はあまりなくて走りやすい。まさにMTB向けの林道だった。
それにしても崩落が激しい、チャリはいけるが車は無理だ。きっと他の山域の林道と同じで修復はしない方針なのかもしれない。人口減少、過疎化の闇がこういうところでも感じられる。いや、自然にとっては闇ではないのかもしれない。原状復帰だ。

林道終点から登山の部スタート。まったく雪の気配はない。わかってはいたが今回の山行は体力づくりだと割り切った方が良さそうだ。
シートラした板が木の枝に引っ掛かって面倒。ピッケルですら枝に引っ掛かって煩わしいのにスキーなんかその比ではない。
何度も屈んだり、潜ったり、余計な体力を使った。

カモス峰手前で夜が明けた。本来なら明るくなって嬉しいのだがこの時期は日が出ると暑い。
あと1時間早く出れば良かったと思ったが後のまつり。
板もブーツも重くて三重苦だがここまで来たら行くしかない。カモス峰では猿の群れに囲まれたが無視して歩いていくとそのうち逃げていった。
後続の方は追いかけられたと言っていたので人を見ているのか、装備なのか服の色なのか…なかなか興味深かった。

千本峰を超えてようやくスキーが履けるようになった。スキーは履いて歩いたほうが圧倒的に楽だが、この時期のこの時間は照り返しが熱くてたまらない。
だがご褒美もある。それはザラメ雪。持ってきたお茶やお湯にザラメ雪を融かして飲めばキンキンでめちゃうまい。これは夏山では味わえない贅沢だ。
下山も含めて1.5リットルしか飲料は持って来なかったが融かしたザラメ雪を合わせると多分3リットルくらい飲んでいそう、それくらい暑かった。


雪切れが激しいので何度も板を着脱してようやく朳差岳に登頂。無人の貸し切り。ゴールデンウィークだというのに。
道中見えなかった飯豊山や北股岳などのピークも近くに見える。どちらも雪の時期に登った想い出の山だ。別の角度で眺められて嬉しい。
さて短いながらも滑走タイムを楽しもう。少しストップ気味だが滑るだけありがたい。
前朳差岳からの急な下りは滑るとあっという間に終わった。千本峰からのトラバースも藪を避けるようにうまくつなげることができてショートカット成功。こういうアドベンチャーも山スキーの醍醐味だ。

苦労の割に楽しい時間はあっという間、長い長いシートラの苦行を経てチャリデポに到着。
ここから歩かなくて済むだけラッキー。この暑さの中林道歩きはしたくない。新緑の中、気持ちよくサイクリングを楽しんだ。

ということで、初めての朳差岳は苦行となったが軽装ならもっと身軽に歩けるはず、次はハクサンイチゲの時期に訪れたいと思った。

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