娘と歩く佐屋街道・桑名宿→佐屋宿→宮宿

2024年05月04日(土) ~ 2024年05月06日(月)

• GPS: 13:02
• 距離: 40.2km
• 登り: 11m
• 下り: 12m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:59
• 休憩: 0:57
• 合計: 4:56

9:58 スタート地点
10:03 10:05 桑名宿
10:09 10:09 住吉神社
10:12 10:40 六華苑（見学）
11:03 11:03 伊勢大橋中堤入口
11:12 11:12 伊勢大橋東詰
11:20 11:45 どさんこラーメン（昼食）
12:33 12:35 尾張大橋西詰
12:48 12:48 尾張大橋交差点
14:00 14:00 五ノ三駅付近
14:54 佐屋宿（佐屋駅筋）

2日目

• 山行: 4:04
• 休憩: 0:40
• 合計: 4:44

8:06 佐屋宿（佐屋駅筋）
8:15 8:16 佐屋三里の渡し址碑
8:50 8:50 佐屋街道址碑
9:28 9:28 愛宕神社
10:14 10:16 津島神社常夜燈
10:30 10:50 和食さと（昼食）
11:00 11:07 サーティーワン（休憩）
11:40 11:45 神守宿
11:56 12:00 神守の一里塚
12:22 12:23 蟹江川
12:50 大治西条バス停

3日目

• 山行: 4:44
• 休憩: 0:35
• 合計: 5:19

7:25 大治西条バス停
7:49 7:50 七所社神社
8:26 8:37 光圓寺 覚王院 國玉神社
8:49 8:51 秋葉社
10:40 10:40 長良橋
11:09 11:10 津島街道一里塚
11:20 11:40 不朽園（休憩）
11:48 11:48 金山 佐屋街道起点
12:39 12:39 熱田神宮正門
12:44 東海道美濃路追分

天候

晴れ（最終日は曇り）

アクセス

利用交通機関：

電車

　
★1日目スタート地点
近鉄名古屋線 桑名駅徒歩20分

★1日目ゴール地点、2日目スタート地点
名鉄尾西線 佐屋駅徒歩10分

★2日目ゴール地点、3日目スタート地点
名鉄バス 大治西条バス停すぐ

★3日目ゴール地点
名鉄本線 神宮前駅徒歩10分

宿は名古屋駅前で取りました。
2日目と3日目は要らぬ荷物を預けて歩きました。

　

コース状況／危険箇所等

　　
先日の東海道五十七次では高麗橋に到達しゴールとなりましたが
途中の七里の渡しの区間では電車を使ってワープしたので
東京-大阪を全て歩き切ったということにはなりません。
これでは学校のお友達に説明するにしても拍が付きません。

そこで、今回は七里の渡し区間にある佐屋街道を歩いて、
東京-大阪を全て歩いたことにしようという計画です。

街道についての説明は今までは写真欄にてしておりましたが、
資料が豊富に出回っているので基本的には省略することにし、
迷いやすい場所や調査の段階で謎だった場所を主に掲載します。

ルート選定は佐屋路分間延絵図を踏襲しています。
これを参考に精査し本などで補正する形としました。

●この区間での注意点
ほぼ全区間に渡って歩道があるので安心です。
ただし例外がありますので写真欄をご参照ください。

木曽川三川の橋は晴れの日は特に問題はありませんが、
雨や風がキツイ時は渡らないほうが良いかもしれません。

●飲食、トイレなど
町中である場所が多いので特に問題はありません。
　
●今回立ち寄った施設
・桑名　六華苑（JAFカードで割引あり）
・COCO壱番屋資料館（事前に電話予約が必要）
・津島神社（町並み散策、半日は欲しいボリューム）
・津島　堀田家住宅（有料）
・津島児童館（子供向け、定休日に注意）
・名古屋市都市センター（金山駅近く、無料展望台）
　　　

写真

5/4 10:01

超気持ちエエェ〜！3日間良い日和になりますように♡

5/4 10:31

さっそく六華園で休憩。鹿鳴館に似た重厚な作りに癒されました。

5/4 10:54

背後に長大河川が迫ってるにも関わらずご機嫌なポーズ♪

5/4 10:58

揖斐長良川橋梁を恐々と。何かが縮んだ感じがしました(汗

5/4 10:59

川があれば魚を監視するのは相変わらず（笑

5/4 11:16

長島は木曽三川の堤防に囲まれた地域で洪水対策の仕組みがあちこちで見られます。いわゆる輪中と呼ばれ水害の度に不死鳥のように蘇ったわけですが相当な苦労もあったことでしょう。

5/7 9:10

お子様セットお菓子付きを頼んだら1箱丸ごとでした。どさんこラーメン懐かしい味。

5/4 11:59

桑名から佐屋にかけては三里の渡しだったので歩く道はどこでも良いのですが出来るだけ昔からある旧道を選びました。

5/4 12:36

尾張大橋。昭和8年供用で今も国道1号の現役の橋とは恐れ入ります。

5/4 13:16

暑さを忘れる心地よいJRガード下で休憩タイム♡

5/4 13:36

ちなみに今回は初日だけ娘にもリュックを背負って歩いてもらいました。中身はお菓子が主ですが（笑

5/4 13:57

ふと娘が草を2本取り出して対戦しようと言ってきました。

5/4 13:58

2本重ねて切れたほうが負けという遊び（名前忘れました）学校で教えてもらったのでしょう。こういう時間は大切にしたいです。

5/4 14:26

佐屋宿は桑名への三里の渡し場。最盛期には旅籠が31軒建ち並んでいたのだそうです。

5/4 14:31

思わず東京タワー！と喜ぶ娘。

5/4 14:55

1日目のゴールは佐屋駅近くの住宅街。電車に乗り込んで夕食会場へ向かいました。

5/4 15:55

ここがCOCO壱番屋の創業店。西枇杷島駅近く。昔1300gを挑戦した身にとって聖地的な場所です。

5/4 16:08

カレーで完歩ぃ！

5/5 8:09

2日目もまた晴れの陽気に恵まれました。

5/5 8:12

渡し場跡などぶらぶらと。ここが実質的な佐屋街道のスタート地点です。

5/5 8:24

くいな塚でボーっと休憩中の娘。この後、奇跡が起こります！

5/5 8:31

クジャク！！しかも羽全開！！娘は前々からこれを見たかったので大はしゃぎで喜んでおりました。

5/5 8:55

濃尾平野の中を進みます。懐かしい黒板塀の家もちらほらと。廃道区間もありました。

5/5 9:12

恒例の旧道はどっちクイズ。娘は右と指をさします。道の雰囲気から正解がわかるスキルをすっかり会得しています。

5/5 10:05

築50年の津島児童館で少し休憩しました。

5/5 9:55

中ではジェンガをしたりけん玉をしたりと津島っ子を満喫。

5/5 10:11

「亀！亀がいっぱいおるで！！」驚くほどの量に思わず叫ぶ娘。

5/5 10:13

津島宿は津島神社の門前町であり湊町でもあった交通・経済の要衝の地。そしてこの場所は佐屋街道と津島道との追分でもありました。

5/5 11:07

サーティーワン見っけ！15分前に昼飯食べたとこなのに〜

5/5 11:23

この辺りはノンビリした風情が良いものでした。

5/5 11:36

神守宿。下町・中町・上町と宿場が構成され旧家が建ち並ぶさまが良い感じです。

5/5 11:49

道路元標を見つけさっそく撫でる（笑

5/5 11:58

佐屋街道で唯一現存する一里塚。やはり本物は素晴らしい！

5/5 12:08

私「この次のバスに乗るんやで、1時間1本やねん。12：55発でギリギリやねん」娘「急がなあかんやん！！」

5/5 12:23

すると今まで見たことないようなキビキビした歩きを見せる娘。正直こんな早歩きも出来るのかと驚きました。

5/5 12:50

なんとか発車5分前に2日目のゴール。午後は再び津島市内へ戻って津島観光をしました。

5/5 14:04

津島神社の広々とした境内で一服、堀田家住宅なども見学して名古屋駅へ。

5/5 15:36

この催事は娘へのちょっとしたご褒美です。展示物は写真撮影OKだったので全部パシャパシャ撮っておりましたが一体どうするんでしょうか（笑

5/6 6:46

3日目。早朝なのでナナちゃん貸切状態で娘も大喜び。この日は天気が崩れる予報だったので予定より2時間早めに歩くことにしました。

5/6 7:27

スタート地点で何かに食いついてる様子。見るとダンゴムシと遊んでました（汗

5/6 7:28

「村雲婦人会発会式の記念碑やで」と教えるとスラスラ読める様子に感動してる感じでした。

5/6 7:45

やはり脇街道なので宿場など案内は少ないもので「ここが宿場町です！」的な看板も殆どないのは寂しいところです。でも痕跡を探しながら歩くのがまた楽しいものです。

5/6 7:55

ちなみにサングラスは100均のもの。曇りなのに晴れみたい！とご機嫌です。

5/6 8:24

万場宿。万場の渡しを前にした宿場町。名古屋市内とは思えない静かな空間が広がっていました。

5/6 8:37

乳の木という境内にあった大木。娘は触って「白いのがミルクやねんな？」「ここに住んでる人は牛乳いらんのとちゃう？」

5/6 8:43

万場宿ストリート。奥に三重塔が見えてなんと風情のいいことか。

5/6 8:46

庄・内・川！ここは渇水期でも徒歩渡りは禁止で船渡しが基本だったみたいです。

5/6 8:48

秋葉神社の灯篭。元は渡し場にあったものが移設されていました。

5/6 8:49

階段で休む娘。連日の歩きで少しお疲れモードのようで...。

5/6 9:03

岩塚宿のいわれの古墳などを見学。地名の由来となる場所は胸躍るものがあります。

5/6 9:09

岩塚宿は隣の万場宿と近いことで半月毎に宿場機能が入れ替わった特殊な宿場町だったそうです。

5/6 9:26

キノコ型（元茅葺）の本殿。娘のポーズはスーパーマリオとのこと。

5/6 9:51

ここから金山まで一本道！この辺りの歩道はカラー舗装されただけでした。

5/6 10:11

公園で遊ぶことは娘にとっては大事な休憩。大きな山に登頂したいけども傾斜がキツクて思うように登れません・・・。

5/6 10:11

勢いつけて3度目のチャレンジでなんとか登頂できました（嬉

5/6 10:51

中川児童館横の休憩椅子でホッと一息。

5/6 11:06

五女子のバス停で他の女子と並んでみました。この地名は豪族が7人娘の嫁ぎ先の村に名前を付けたのが由来らしいです。

5/6 11:22

尾頭橋のサインがなんとも立派！

5/6 11:23

不朽園さんの最中が評判なので購入してみました。

5/6 11:26

パクリ。いつも食べてる”みむろ”（三輪の名物）と違って「皮がゴツイな！」と感想を述べる娘。

5/6 11:48

佐屋街道の起点にきてん。完歩！ここ金山で佐屋街道は終わりですが宮宿まで美濃路を少し歩いて東海道と繋げました。

5/6 12:32

熱田神宮の横を通過。あと少しで終わってしまう・・・(涙

5/6 12:47

ついに宮宿。これにて徒歩で東京-大阪が繋がりました！目標達成です！

5/6 12:45

東海道をジャンプして越える娘。これは何かの暗示なのか！？

5/6 13:18

宮きしめんで完歩ぃ！感無量の味でした！

撮影機器：

iPhone 13 Pro 256GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

ザック(1) 手ぬぐい(3) 日焼け止め(1) 帽子(1) サングラス(1) 行動食(2) ペットボトル（500ml）(1) iPhone（充電器含む）(1) 折り畳み傘(1) ザックカバー(1)

感想

yaonyaosuke2

　　
無事、東京-大阪が徒歩でつながり目標達成できました。
これで5歳から始めた娘の街道歩きは一旦区切りとしまして、
いつになるかわかりませんが自ら歩きたいとなった時に
再び一緒に街道を歩けるといいなと思います。

約3年間の街道歩き道中は毎回新鮮なことばかりでした。
今回も早歩きで長い区間を歩けたという発見がありましたし、
休憩も私から休憩しようと言うまでしないという
体力的な面での成長を随分と感じることができました。

恐らくこれからも私が計画すれば歩いてくれると思いますが、
街道歩きは歩くだけではなく計画段階から始まっていますので、
次は計画から考えて欲しいというのが親心でしょうか。
もちろん、街道を歩くことで知識を得られるのは確かですが、
敷かれたレール上を歩くだけでは限界があるかなと思います。

そこで、次回あるとするならば
もう少し街道や歴史の知識を身に着けておいたほうが
同じ歩くにしても娘のためになるのではと思ったりします。

果たしてそういう時が来るのでしょうか？
その時まで楽しみに待ってみようと思います。