太郎山荒海山〜栃木側から
- GPS
- 07:30
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,298m
- 下り
- 1,200m
コースタイム
9:20中三依・・林道歩き(7.5km)・・10:47終点10:52〜11:41沢を離れる〜12:47稜線に出る〜13:24太郎山(東峰)・・荒海山13:38〜14:50稜線を下る〜15:12荒海川上流15:22〜16:08あらかいキャンプ場〜16:44会津高原尾瀬口 =17:08区間快速で帰京
天候 | 東武日光線は雨 中三依についたら晴れ以後ずっと晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
4月中旬に会津駒に行ったときに帰りR352から鋭く尖った山があり地図で見ると荒海山(300名山)と判明 そのときから登りたかった山です。 栃木側から入山するのは冒険です 中三依温泉駅から「太郎山」の看板が出ていて楽に登れるようなイメージがありますがヤブ好きで相当な体力が必要。 技術的には難しくありませんが時間がなくなり焦ると転落(10m以上)しそうな箇所が多いですvv コースの難易度は裏妙義かそれ以上 踏み跡は薄く急斜面で登りにくく(踏み跡が固くないのでよくスリップする)誰も来ないためハイキング気分では沢部分だけで撤退したほうがいいでしょう。 よくコメントに出ていますが下りに使いたいとは思いません。それに単独行が多い僕ですが、あまり単独では行きたくないコースです。 西峰から先、福島側は何ら問題なし 普通の登山道です。 |
感想
北千住6:32の快速で出発 さらに早い5:15も検討したが、中三依に30分しか違いがないのでやめた。 この電車は会津高原で尾瀬・桧枝岐行きのバスに乗れるので人気がありボックス席が多く大勢座れるはずがほとんど埋まっていた。
9:20トイレなどを済ませいざ出発。 電車では雨が降っていたのにこちらでは晴れている 30分ほど歩くと芝草山(三依富士)と太郎山の登山届のポスト(どー見ても冷蔵庫)があるのでノートに記載して届とした。
11:00 ようやく林道終点 くる人は少数だが釣り客で登山は誰もいない
太郎山の看板もあり、よーくみると踏み跡が沢沿いに伸びておりここを辿って行く。
沢をドンドン詰めていくけど分かりにくくところどころ渡渉があり岩でツルツル滑り歩きにくい 後から考えればこの沢の部分はお遊びみたいなもの。
踏み跡はあるしよく見ればペイントが多くあるので間違えることはなさそう。
標高1020m付近 ここから沢を離れ急な登りにかかる。真新しい「太郎山」看板があります。
初めは楽勝だと思っていたがたった100m登るだけで大変 踏み固められた登山道に慣れているとこのコースは別次元だ。 そこを登りきるとやや緩やかな登りになるが踏み固められているわけではないので笹やぶやトラロープに掴まりながら登って行く。
緩やかな斜面を登りきると正面に大きな岩が見てきてどう見ても正面から登れるわけがなく右に巻くようにペイントが付いておりそれに従う よーくみればトラロープやマーキングがあるので迷うことはないでしょう
急斜面が続いて休みたいけどザックを置いたら落ちて行きそうだしガマンして一気に登るしかなさそうだ。
ここまでほとんど四つん這い状態 膝を付いて腕力で登ったので服はドロドロ。
1330m付近に絶好のテラスがあり、思う存分休憩する(といっても10分程度)ここから見る景色は素晴らしかった 正面にハンターマウンテンスキー場
どこまでも続く山々 人家は全く見えず山深さを感じた。
実はここから稜線まで正念場でメチャクチャ急斜面 頼りにしていたトラロープはいつの間になく木の根やヤブを掴んで登る 下りに使うなど・・ 無理です(道具なしで転ばないで下りる自信ない)
登山道らしくジグザグに登るなどあるわけもなく体力だけで直登するだけです。 ようやく稜線に出るとここからは普通の登山道と変わらない しかし、ここに登るだけで体力を使い果たし荒海山が遠い
とはいっても稜線はほぼ一般登山道並みで問題ありません。
ようやく太郎山につき雄叫びを吠え証拠写真を撮ろうとしたがデジカメがない!! 証拠写真がなく退散。
福島側はよく整備され踏み跡もしっかり 何ら問題ない。
稜線からの下りはしばらく沢の中を下って行くので大雨の日は無理かも。 水をケチって900mlしか持っていかなかったのでこの頃すでに水はなくのどが渇きまくり。
荒海川の沢に出た
沢の水は危険だと言われているが、そんなのはお構いなしで冷たい水を飲みまくり・・ 美味しい。
登山靴も泥だらけだったのでついでに洗い そしてズボンも洗った。
電車に乗れるような格好でないくらい全身泥だらけ、そして顔を洗いさっぱりして会津高原まで7.8kmをとぼとぼ歩いっていった。
ヒッチハイクも期待したが国道に出るまでクルマに出会わなかった。
16:45頃に駅に着いた 三色麺という得体のしれない麺を食べたかったが「17:08浅草行きの電車だと食事提供できない」と言われガッカリ。空きっ腹に行動食の残りやおにぎりを買いなんとか耐えながら浅草行きの電車に乗り込んだ。
車窓から中三依から見た芝草山(三依富士)が立派だったので次に登る山を決めて延々3時間北千住まで寝て過ごした 最高に気持ち良かったです。
コメント
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inoyasuさん
はじめまして
【荒海山】同じ日でニアミスでしたね
栃木側のルートは藪漕ぎですか お疲れ様でした。
この日の朝は雷雨などがあり、私は半分あきらめていましたが、何とか一座歩いてきました。
山頂で単独のおじさんと会いませんでしたか?
僕も記録を見てビックリしました zenithさんも同じ日に行かれてたのですね
単独のおじさん会いましたよ しかも浅草から乗り込んで野岩鉄道まで隣のボックス席でずっと寝ていた方です。すれ違った途端にそのおじさんも気付いてビックリされていたようです。 まさかこんなローカルな山で会うとは思わないですね
栃木側から入山できるとは知らずヤマレコの記録にずいぶんと助けられました
丹沢のヤブで慣れたツモリでしたが明らかにこっちのほうが大変でした
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