多田ヶ岳
- GPS
- 06:21
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,058m
- 下り
- 1,056m
コースタイム
- 山行
- 4:43
- 休憩
- 2:19
- 合計
- 7:02
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
野代コースは道はほぼ明確だが、488Pからはトラバースが多く、滑りやすい感じである。多田コースとの分岐からは急斜面で足元注意。 多田コースは440m?付近(布ケ滝付近らしいが判らなかった)の大岩のある部分はコースが全く分からなくて、岩の間を降りてしばらく谷をくだって、右岸側を捲いて進むと山道に合流した。此処は大変だった。 |
写真
感想
小浜の多田ヶ岳に行って来た。以前から名前は聞いていたが、何処にあるのか、どんな山なのか?皆目わからないまま出かけた。登山口は野代というらしいが、駐車地は何処だろう?。R161、R303、R27を進んで、明通寺への道に左折すると、今度は神宮寺へ行くトンネルを越えた。すると次は遠敷トンネルだ。次が多田トンネルと立て続けにトンネルを3本越えると直ぐに左折するらしい。妙楽寺という寺が左にあるが、登山口が良くわからないので直進すると民家の多い集落内の道になったので、元に戻って妙楽寺に行ってみると広い駐車場があって、車が4台も止まっていた。トイレもあるようだし、どうもここが駐車地で良さそうだ。
右奥の林道風の道を進むと林道の二股があって看板も設置されて、多田ヶ岳→と表示もある。すぐ先に細く長いコンクリ橋があって、登山口とある。此処が野代登山口のようだ。すぐ前に2,3mの滝がある。その滝を右から越えていくようだ。
出だしから湿気の多い地面を歩くのは気持ちが悪いが、まだヒルの季節ではないからいいものの、もう少ししたら嫌な感じであるのかもしれない道だ。傾斜も増してきて、ズルズルするような石の多い歩きにくい道になって来た。タニウチギが彼方此方に咲いていたり、比較的大きな石が多く、それに緑の苔がびっしりと付いて綺麗なほどだ。それらを見ながら足元が悪いのに必死で、踏み跡のそれほど明確でない樹林の道を進む。杉やヒノキの植林は周囲が見えず、天候がどうなっているのも判りにくいのが鬱陶しい。
傾斜が増して左に登りながらトラバースをしていると落葉樹の林になると明るくなってきた。丁度そこは488mポイントだった。そこは稜線に出た所で、それからは稜線の左(北)側を捲いて進む形でズーっとトラバース続きであった。このトラバースは幅が狭い不安定な所も多く、滑らないように注意しながらであった。左の落葉樹の枝越しに多田ヶ岳らしいピークがずんぐりとドッカと屹立している。トラバースが急に上に登りだしたかと思ったらすぐに下りだした。そこは崩落地を迂回するコースであった。
それからもトラバースを続けていたが、稜線を越えて北側に進むと分岐があった。此処は多田コースの分岐で、もうすぐ多田ヶ岳山頂への急傾斜になっていた。ロープを張ってある滑りやすそうな斜面で、九十九折れのシンドイ道を進むと突然山頂に飛び出した。360度展望のある日本海を見下ろすところなのだが、何故かぼんやりとしている。いつの間にか、雲が多く上には黒雲もあるほどだ。今日は日本海側も快晴の予報なのに!と腹立たしくなったが、雲が切れたり、覆われたりと目まぐるしい程だ。久須夜ケ岳や青葉山は見える。北東の武奈ケ嶽や三十三間山らしきピークも雲の中らしいのが見えた。
山頂の北側すぐ下には神変大菩薩なる古い石碑があるらしい。5名の先行者がいて、それらを探索されていた。周囲がこれほどよく見える山頂でのランチは直ぐ時間が経過してしまうが、周囲の山波が明確に見えないと山座同定が出来ないが、それよりもその山が何なのかこの辺は良く判らないのが実態だ。しかし、1ケ月ほど前に歩いた常神半島もうすぼんやりとしているが、歩いた稜線が見えて判るのが嬉しい。
山頂から多田、野代分岐迄は下りなのかすぐ到着して、登りでは滑りそうで下りは怖いだろうと思ってた割には、怖さもなく短時間で着いてしまった。此処からの道は如何なのか情報は少なく、詳細は判らない。比較的急傾斜を下り続けると沢の二股状で小さな沢を渡ると、合流した沢沿いの岩の多い所を進む。標高450mを切ったあたりに沢の中に大きな岩があって、その左に狭い落ち口のような場所以外下に降りられそうもないので、狭い岩の間をずり落ちるように降りると、何とか下に進めた。そのまま進むと大きな岩だらけで、右岸側の下に草付のない緩傾斜があるので沢を渡渉して、緩傾斜に乗って樹林内を僅かな踏み跡を進むと登山道らしき明確な踏み跡が左から来ている。その方向を見上げると大きな岩が累々とあって、先ほどの右の緩傾斜へ行かずに左に行ったら、とても降りられないところだったと、ホッとしたものだ。そのまま踏み跡を進むと急傾斜のトラバース部に虎ロープがあって、登山道であることを確信出来て安堵した。そこからしばらくで、林道の広場に出た。これで安心して下れると気持ちが楽になった。
あとは長い林道を今日のコースのことなどを話しながら進むと遠敷トンネル出口に到着した。此処からは自動車道を歩かねばならないのが嫌なのと、その長さなのだ。朝ここを車で通過した時は、その長さに歩くのが嫌になりそうだと思っていたが、実際に歩いてみると意外に近くて直ぐに多田トンネルだった。この多田トンネルは中ほどは明かりが無く真っ暗だったのが、嫌だなと思っていた。仲間の一人はヘッデンを準備して出したが、私は何とかなるどろうと明かり無しで、左の壁に手を添えて、歩道段差から落ちないように必死で歩いた。時折来る車のヘッドライトが足元の確からしさを確認できたが、騒音の煩さはトンネルの中なのでもの凄い物であった。暗闇と騒音から逃れられてホッとしたら、すぐ妙楽寺への道に入り、駐車地までの少しの登りも何のことは無く到着だ。何とか予定通りであったが、やはり登りは遅れがちで、下りは予定通りと、歳を行くと年々時間ばかりが過ぎて行って、距離は中々だと感ずる今日この頃である。
”八”、”永”、”竹”
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