【愛知川周遊】赤坂谷〜ツメカリ谷〜神崎川本流
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 730m
- 下り
- 716m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 7:00
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
7月11日 鈴鹿の赤木沢こと赤坂谷へ
久々の週末2連チャンの晴れ、そして気温は30度超え。
夏到来といった中、行くなら今だと、以前から狙っていた愛知川水系で週末を満喫することとした。
泊まりということで少しのんびり目に出発し、名神を快走して朝ごはんを頬張りつつ愛知川林道入口へ。準備してデッパ。
うだるような暑さ。一刻も早く沢に飛び込みたいという中、林道を歩いて発電所付近から入渓。
白い花崗岩に鈴鹿エメラルドが眩しい。
少し進むと早速、廊下状となり瀞が横たわる。
さっそく泳ぎで突破。突破というほど水流が強いわけではない。出口の段差もよいしょくらいだ。
びしょ濡れになっても気持ちいいのは最高だ。
少し河原歩きをして、赤坂谷へ入っていく。
去年から行きたかった鈴鹿の赤木沢の異名を取る沢にようやく足を踏み入れることができた。
最初は樹林内のしっとりとした雰囲気で始まる。
岩間の滝をいくつかこなすと、釜もち3mほどの滝が現れる。
バシャバシャと泳いで、適当に登る。難しさはない。
この滝を皮切りに、いくつも滝が連続する。全身で水を感じながら登っていく。
ザ夏沢って感じで気持ちがいい。
屈曲部にある2段10mの滝は2段目を左岸から登る。
残置ロープのあるが、使わなくても登れるくらい。
時折出てくる小さいナメを愛でつつ進むと、8mほどの滝が2段で出てくる。
1段目は樋状斜滝。一見難しそうだが、右岸から簡単に登れる。
2段目は右岸の岩棚からへつっていくが、一箇所高度感があり少し緊張する箇所がある。
これを抜けると鬼女谷出合。
仙古谷出合まではちょいちょいナメが出てくる程度だが、徐々に明るい感じとなってくる。
このあたりで、先行者らしき人が下ってくる。話を聞いてみると、ツメカリ谷にのっこすつもりが、適当に着たら赤坂谷に戻ってきたらしい。
のっこしの地図読みは難しいと聞いているので、しっかりやりたい。
さて、仙古谷出合から先はこの滝のハイライト。
小さなナメがいくつか続き、3mほどの滝を左岸から登ると、美しく大きなナメ滝が迎えてくれる。
そこからは開けた明るい沢となり、まさしく赤木沢というに相応しい素晴らしい渓相が続く。
沢幅いっぱいのナメ、釜持ちの大きく美しいナメ滝、瀞をもった滝と天国のような感じだ。
それも一段落して、流れが落ち着いたくらいにある630二股から赤坂谷を離れ、ツメカリ谷へののっこしを開始する。
コンパスメインで適当に沢を詰め、尾根に乗ったら760m付近のコルまでおろして登り返したポコから伸びている尾根の踏み跡を使って沢に入る。
歩きやすい踏み跡チックなものも使いつつ、沢を下ろすとツメカリ谷600m付近の6mFに出てくる。
さぁ、ここからは飛び込み大会。
次々と出てくる2〜5mくらいの滝の釜に飛び込みまくる。これぞ夏の醍醐味。
ほんとうに楽しい。途中、シカの頭骨を拾ったりもしつつ、ガンガン下り、小1時間程度で神崎川本流に出る。
ちょっと先がいい感じの広い河原となっており、雨の心配もないので行動終了。
適当にテントを張り、のんびりご飯を作る。今回はミネストローネ。なかなか美味しく出来た。
日も長く7時を過ぎても明るいので、のんびり酒を飲む。ほんとうに最高だ。
星がまたたき始めたくらいに、テントを張っているにもかかわらずそのまま外で沈。
時折目を覚ますと、夏の大三角形が夜空をゆっくりと回っていた。
7月12日
明るくなるとともに起床。細い月が輝く朝焼けはなかなか神秘的だ。
ラーメンをかきこんで、不要なものはテントに残して神崎川本流を詰め上がる。
白滝沢出合まではなんてことない河原歩きだが、そこから先はゴルジュが始まる。
入り口は長い瀞となっているので、さっそく泳いで突破。
瀞も見事だが、その先に続くゴルジュ地形は予想以上の迫力。
時に広く、時に狭まる大函の中を、うねりながら水流が流れ込んでいる。
下谷尻沢を過ぎ、天狗の滝に至るまでの間は瀞とゴルジュの共演の盛り上がりだ。
そしてその締めくくりは巨大な釜と豊富な水量を持つ迫力の天狗の滝。
右岸の岩棚に上がりしばし休憩と思いつつ興奮冷めやらぬので、記念写真を撮ったり上裸で飛び込みまくったりと思い思いに遊ぶ。まさしく夏ワンってかんじだ。
そんなこんなで、30分ほど楽しみ、巻きにかかる。
岩棚には残置ロープがぶら下がっており、それを使うと容易に登山道に合流できる。
天狗の滝上すぐの支沢を使って本流に復帰。
ここからも、これまでほどではないものの、函地形と穏やかな流れが楽しめる。
時折、勢いをもって見事な瀞となり、突破する楽しさがある。最後は大きな釜を持った3mほどの滝で締めくくり。
ヒロ沢出合から登山道を使って、テンバを目指す。
結構アップダウンのある単調な道なので、沢を引き返してもよかったかもしれない。
テンバも戻る頃には日も高くなり夏真っ盛りという感じだ。
こんな天気にぴったりなそうめんを食す。今回は飽食だ。
沢水で冷やしたそうめんを啜り、ついでにデザートのみかん缶を食べる。
素晴らしいとしかいいようがない。
思い思いにのんびりして、テントを撤収し、なんとかシカの頭骨を外付して出発。
ツメカリ谷出合を過ぎるとさっそく瀞が迎えてくれる。
適当に飛び込んだりウォーターシュートしたり、プカプカ浮いて下ったり。
本流の2つ目のハイライト部分を存分に水と戯れながら下る。
S字ゴルジュはさすがの迫力。瀑流が白い飛沫となって駆け抜けていく。
途中、外人ガイドが引き連れる10人ほどの中国人ツアー客とすれ違った。
最後の滝も適当に左岸から巻き、迫力の瀑流部分はおしまい。
あとは、のんびりと飛び石したり、プカプカ浮いたりして出渓点の取水堰まで。
夏の日差しギラつく林道を歩いて、愛車のところに戻ったのでした。
久々の泊まりの沢はなかなかパーフェクトな週末となった。次はどこへ行こうかな?
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