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Yamareco

記録ID: 6767838
全員に公開
ハイキング
東北

大嵐山・湯ノ倉山(会津) いい山頂と花の咲く道

2024年05月06日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:59
距離
6.3km
登り
877m
下り
858m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:14
休憩
0:46
合計
7:00
距離 6.3km 登り 877m 下り 878m
6:31
18
林道終点(大嵐山登山口)
6:49
96
大嵐山・湯ノ倉山分岐
8:25
80
上の分岐
9:45
10:29
49
11:18
58
上の分岐
12:16
12:18
58
13:16
15
大嵐山・湯ノ倉山分岐
13:31
林道終点(大嵐山登山口)
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2024年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅で車中泊し、朝になって登山口に向かいました。

林道終点が少し広くなっていて駐車可能でした。狭い林道で、入り口は切り返しが必要なくらいで、進入しづらいのですが、走行については、路面は問題ありませんでした。

もう1日滞在を考えていましたが、翌日は雨のようですので、帰ることにしました。
GW最終日という事もあるので、ゆっくりと日光の方に山を下り、鹿沼ICから東北道にのりました。渋滞はピークを過ぎていていつもの休日より少ないくらいでした。
コース状況/
危険箇所等
道の状態は決していいとは言えませんが、要所には標識があり、赤テープを追って注意して進めば問題ないと思います。
その他周辺情報 湯の花温泉が登山口になっています。今回は立ち寄りませんでした。
林道終点に立派な登山口の看板がありました。これくらい立派だと安心感があります。
2024年05月06日 06:31撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 6:31
林道終点に立派な登山口の看板がありました。これくらい立派だと安心感があります。
登山口から少し進むと、すぐ上を通る古い林道跡に出て、広い道を歩くようになります。
2024年05月06日 06:40撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 6:40
登山口から少し進むと、すぐ上を通る古い林道跡に出て、広い道を歩くようになります。
広い道を進むと、大嵐山と湯ノ倉山の分岐に出ました。大嵐山へは沢を渡って進みます。
2024年05月06日 06:49撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 6:49
広い道を進むと、大嵐山と湯ノ倉山の分岐に出ました。大嵐山へは沢を渡って進みます。
道は細くなり、幾たびか沢を渡りながら、沢沿いに進んでいきます。
2024年05月06日 07:10撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 7:10
道は細くなり、幾たびか沢を渡りながら、沢沿いに進んでいきます。
このあたり、登山道にはニリンソウがびっしりで、足の踏み場がありません。
2024年05月06日 07:17撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 7:17
このあたり、登山道にはニリンソウがびっしりで、足の踏み場がありません。
沢の中の歩きやすい所を、踏み跡を追って歩く感じですね。
2024年05月06日 07:28撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 7:28
沢の中の歩きやすい所を、踏み跡を追って歩く感じですね。
一度左岸を高巻いて、再び沢に降りて、さらに進んで右岸へ登って行きます。
2024年05月06日 08:13撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 8:13
一度左岸を高巻いて、再び沢に降りて、さらに進んで右岸へ登って行きます。
斜面を回り込んで登って行き、再び源頭のあたりに戻ってきたところで、湯ノ倉山経由の道と合流しました。最後に稜線に向かって急坂を登って行きます。
2024年05月06日 08:24撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 8:24
斜面を回り込んで登って行き、再び源頭のあたりに戻ってきたところで、湯ノ倉山経由の道と合流しました。最後に稜線に向かって急坂を登って行きます。
ついに稜線の道に出て視界が開けました。
2024年05月06日 08:46撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 8:46
ついに稜線の道に出て視界が開けました。
稜線に咲くタムシバ。
2024年05月06日 08:48撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 8:48
稜線に咲くタムシバ。
この時期の印象深い花ですね。
2024年05月06日 09:02撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 9:02
この時期の印象深い花ですね。
やっと、お目当てのイワウチワが出現しました。
2024年05月06日 09:15撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 9:15
やっと、お目当てのイワウチワが出現しました。
稜線ではイワウチワが断続的に現れます。
2024年05月06日 09:18撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 9:18
稜線ではイワウチワが断続的に現れます。
登っていくと、今度はショウジョウバカマが多くなっていきます。
2024年05月06日 09:33撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 9:33
登っていくと、今度はショウジョウバカマが多くなっていきます。
むしろ、イワウチワは終わりに近くて、こちらの方が元気が良さそうです。
2024年05月06日 09:34撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 9:34
むしろ、イワウチワは終わりに近くて、こちらの方が元気が良さそうです。
やっと山頂のあたりが見えてきました。
2024年05月06日 09:37撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 9:37
やっと山頂のあたりが見えてきました。
山頂が近づくとイワナシが見られるようになります。イワウチワと違って、こちらはツツジ科の「木」なんですね。
2024年05月06日 09:42撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 9:42
山頂が近づくとイワナシが見られるようになります。イワウチワと違って、こちらはツツジ科の「木」なんですね。
山頂を捉えました!
2024年05月06日 09:43撮影 by  iPhone 12, Apple
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山頂を捉えました!
ちょっと、誇らしげな大嵐山の山頂標識。
2024年05月06日 09:45撮影 by  iPhone 12, Apple
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ちょっと、誇らしげな大嵐山の山頂標識。
北の方向です。折り重なるような会津の山。曇っていて遠望は利きませんが、遠くに高くて白い山も見えていました。
2024年05月06日 09:46撮影 by  iPhone 12, Apple
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北の方向です。折り重なるような会津の山。曇っていて遠望は利きませんが、遠くに高くて白い山も見えていました。
これは南方向の日光連山。女峰山から太郎山まですかね。男体山は隠れているのでしょうか。手前の黒々した山なみは県境稜線だと思いました。
2024年05月06日 09:47撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 9:47
これは南方向の日光連山。女峰山から太郎山まですかね。男体山は隠れているのでしょうか。手前の黒々した山なみは県境稜線だと思いました。
深く刻まれた会津の谷の様子です。遠くに見えているのは、高原山でしょうか?
2024年05月06日 09:51撮影 by  iPhone 12, Apple
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深く刻まれた会津の谷の様子です。遠くに見えているのは、高原山でしょうか?
山頂全景です。後ろに隠れているのは、会津駒ケ岳あたりだと思います。いい山頂でした。
2024年05月06日 09:50撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 9:50
山頂全景です。後ろに隠れているのは、会津駒ケ岳あたりだと思います。いい山頂でした。
山名標識と向き合ってみました。山頂は平穏なのですが、すぐ下の方では嵐のような風の音がビュービューと騒がしいのです。
2024年05月06日 09:58撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 9:58
山名標識と向き合ってみました。山頂は平穏なのですが、すぐ下の方では嵐のような風の音がビュービューと騒がしいのです。
再びイワウチワを愛でながら、注意して下っていきます。稜線はかなり切り立っているので、要注意です。
2024年05月06日 10:47撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 10:47
再びイワウチワを愛でながら、注意して下っていきます。稜線はかなり切り立っているので、要注意です。
湯の倉山との分岐あたりまで降りてきました。登りは下ばかり見ていたので気づきませんでしたが、ツツジが咲いていました。
2024年05月06日 11:13撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 11:13
湯の倉山との分岐あたりまで降りてきました。登りは下ばかり見ていたので気づきませんでしたが、ツツジが咲いていました。
このオオカメノキの白い花やタムシバと林の中で良いコントラストになっていました。
2024年05月06日 11:13撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 11:13
このオオカメノキの白い花やタムシバと林の中で良いコントラストになっていました。
湯の倉山への道は歩きづらいトラバースのあと、穏やかな稜線の道にはります。今日初めての歩きやすい道です。
2024年05月06日 11:31撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 11:31
湯の倉山への道は歩きづらいトラバースのあと、穏やかな稜線の道にはります。今日初めての歩きやすい道です。
周囲は、びっしりとブナの新緑に覆われていました。
2024年05月06日 11:32撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 11:32
周囲は、びっしりとブナの新緑に覆われていました。
アカヤシオなんですかねぇ…。
2024年05月06日 12:12撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 12:12
アカヤシオなんですかねぇ…。
少し登り返して、湯ノ倉山に着きました。
2024年05月06日 12:16撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 12:16
少し登り返して、湯ノ倉山に着きました。
周囲は木に覆われて、展望はよくありませんが、大嵐山が木々の間に見えています。
2024年05月06日 12:16撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 12:16
周囲は木に覆われて、展望はよくありませんが、大嵐山が木々の間に見えています。
山頂には、白い花とピンクの花が、こんな感じで…。
2024年05月06日 12:17撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 12:17
山頂には、白い花とピンクの花が、こんな感じで…。
湯ノ倉山からは急な下りですが、斜面にはイワウチワの葉がびっしりです。もうほとんど終わっていますが、少し残っています。全部咲いたら、斜面中イワウチワかも。これはすごい。
2024年05月06日 12:20撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 12:20
湯ノ倉山からは急な下りですが、斜面にはイワウチワの葉がびっしりです。もうほとんど終わっていますが、少し残っています。全部咲いたら、斜面中イワウチワかも。これはすごい。
最後は、再びニリンソウで。足の踏み場に困ります。
2024年05月06日 13:04撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 13:04
最後は、再びニリンソウで。足の踏み場に困ります。
大嵐山との分岐に戻ってきました。あとは広い道の下りを残すのみです。
2024年05月06日 13:16撮影 by  iPhone 12, Apple
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5/6 13:16
大嵐山との分岐に戻ってきました。あとは広い道の下りを残すのみです。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 ツェルト ストック カメラ チェーンスパイク

感想

会津の山の2日目は大嵐山に登ることにしました。名前は時々聴いていたのですが、最近のヤマレコを見ていて、イワウチワに惹かれて、登ることにしました。

朝、明るくなって車で林道を進み、少し広くなっている登山口に着きました。昨日の疲れはあまり感じず、普通に登ることは出来そうです。登山口から植林地を出発すると、すぐ上の古い林道に出て、これを歩くようになります。湯ノ倉山との分岐の先で、一人の山菜取りの方と出会いました。

足元はニリンソウだらけで、足の踏み場に困るくらいです。まだ朝なので花は開ききっていません。今日も昨日の続きでゆっくりと歩いていきます。最近、コースタイムとの比較やら、多少見栄を張って、速く歩き過ぎました。ちょっと初心に戻ってみれば、何か見えてくるものもあるでしょう。それに、このコースは急ぐと何かやらかしそうな感じがします。

沢の中の道を歩いてから斜面を回り込んで源頭部に上がると、湯ノ倉山からの道が合流してきます。帰路はそちらに回る予定です。合流点から急坂になり、これを登りきると稜線に出ました。久しぶりとも思える、一人で歩く明るい低山の雰囲気です。タムシバの花を眺めながら、しばらく休憩しました。

稜線の道も木の根の張り出しや岩の迂回などがあって、それほどいい道ではありません。荒海山に登った時の様子を思い出しました。そして、イワウチワが姿を現わし始めます。もう時期は遅いのかなと思いつつ、まだ咲いている花を愛でながら登って行きます。やがて、ショウジョウバカマが優勢になってきました。そして山頂が近くに見えてくると、イワナシの花も見られました。

いい山頂でした。そこそこ広くて、いろいろな方向の展望が得られました。登った山もあれば、いつかは登りたい山々もあります。そして、山頂に腰を落ち着け、大嵐山の立派な山頂標識に、ここいいね…と語りかけて見ます。標識はなかなか誇らしげです。山腹の方から激しい風の音が聞こえていますが、山頂は平穏なのでした。

下山は分岐まで慎重に時間をかけて下っていきます。分岐からのトラバースは少々道が悪かったのですが、湯ノ倉山からの尾根は格段に道が良くなりました。ブナの木の密集した新緑の森でした。これは素晴らしい森でした。湯ノ倉山が近づくとツツジとオオカメノキのピンクと白が、新緑の森の中で目立つようになっていきます。湯ノ倉山はちょっと殺風景な感じがしましたが、山頂標識が地面に転がっていたからでしょうか。

湯ノ倉山からは急な下りです。この斜面はイワウチワの群落でした。花は終って葉だけになっているものがほとんどですが、斜面を覆いつくしている感じです。その中でいくつか遅い花が残っているものがありました。沢筋が近づいてくると、再びニリンソウが出てきました。また登山道を侵食しています。きっと歩く人が少ないのですね。そういえば、今日は朝の山菜取りの人以外は誰にも会っていません。駐車場所に戻っても、他に車も無く、本当に静かなソロ登山でした。

静かな山・野趣に富んだ道・春の花々とブナの新緑、そして少しの残雪と春の山の全てを味わうことができた山でした。いい山頂のあるいい山でした。

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コメント

大体の山は知っているつもりでしたが、この山は知らなかったですね。
この時期にこの地方で1700近い峰なのにもう雪が全く無いのは驚きました‼️
2024/5/8 22:34
momohiroさん
コメントありがとうございます。
実は書いていませんが、稜線上で5メートルほど雪の上を歩きました(笑)。でも、全くないと言っていいですね。雪の全体量の多い会津駒でも雪が出現したのが1600mくらいからですので、このくらいですともう無いようですね。GW中は特に暖かかったので、無くなるのが早いのかとも思いました。
2024/5/8 23:40
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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