大嵐山・湯ノ倉山(会津) いい山頂と花の咲く道
- GPS
- 06:59
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 877m
- 下り
- 858m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道終点が少し広くなっていて駐車可能でした。狭い林道で、入り口は切り返しが必要なくらいで、進入しづらいのですが、走行については、路面は問題ありませんでした。 もう1日滞在を考えていましたが、翌日は雨のようですので、帰ることにしました。 GW最終日という事もあるので、ゆっくりと日光の方に山を下り、鹿沼ICから東北道にのりました。渋滞はピークを過ぎていていつもの休日より少ないくらいでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状態は決していいとは言えませんが、要所には標識があり、赤テープを追って注意して進めば問題ないと思います。 |
その他周辺情報 | 湯の花温泉が登山口になっています。今回は立ち寄りませんでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
ツェルト
ストック
カメラ
チェーンスパイク
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感想
会津の山の2日目は大嵐山に登ることにしました。名前は時々聴いていたのですが、最近のヤマレコを見ていて、イワウチワに惹かれて、登ることにしました。
朝、明るくなって車で林道を進み、少し広くなっている登山口に着きました。昨日の疲れはあまり感じず、普通に登ることは出来そうです。登山口から植林地を出発すると、すぐ上の古い林道に出て、これを歩くようになります。湯ノ倉山との分岐の先で、一人の山菜取りの方と出会いました。
足元はニリンソウだらけで、足の踏み場に困るくらいです。まだ朝なので花は開ききっていません。今日も昨日の続きでゆっくりと歩いていきます。最近、コースタイムとの比較やら、多少見栄を張って、速く歩き過ぎました。ちょっと初心に戻ってみれば、何か見えてくるものもあるでしょう。それに、このコースは急ぐと何かやらかしそうな感じがします。
沢の中の道を歩いてから斜面を回り込んで源頭部に上がると、湯ノ倉山からの道が合流してきます。帰路はそちらに回る予定です。合流点から急坂になり、これを登りきると稜線に出ました。久しぶりとも思える、一人で歩く明るい低山の雰囲気です。タムシバの花を眺めながら、しばらく休憩しました。
稜線の道も木の根の張り出しや岩の迂回などがあって、それほどいい道ではありません。荒海山に登った時の様子を思い出しました。そして、イワウチワが姿を現わし始めます。もう時期は遅いのかなと思いつつ、まだ咲いている花を愛でながら登って行きます。やがて、ショウジョウバカマが優勢になってきました。そして山頂が近くに見えてくると、イワナシの花も見られました。
いい山頂でした。そこそこ広くて、いろいろな方向の展望が得られました。登った山もあれば、いつかは登りたい山々もあります。そして、山頂に腰を落ち着け、大嵐山の立派な山頂標識に、ここいいね…と語りかけて見ます。標識はなかなか誇らしげです。山腹の方から激しい風の音が聞こえていますが、山頂は平穏なのでした。
下山は分岐まで慎重に時間をかけて下っていきます。分岐からのトラバースは少々道が悪かったのですが、湯ノ倉山からの尾根は格段に道が良くなりました。ブナの木の密集した新緑の森でした。これは素晴らしい森でした。湯ノ倉山が近づくとツツジとオオカメノキのピンクと白が、新緑の森の中で目立つようになっていきます。湯ノ倉山はちょっと殺風景な感じがしましたが、山頂標識が地面に転がっていたからでしょうか。
湯ノ倉山からは急な下りです。この斜面はイワウチワの群落でした。花は終って葉だけになっているものがほとんどですが、斜面を覆いつくしている感じです。その中でいくつか遅い花が残っているものがありました。沢筋が近づいてくると、再びニリンソウが出てきました。また登山道を侵食しています。きっと歩く人が少ないのですね。そういえば、今日は朝の山菜取りの人以外は誰にも会っていません。駐車場所に戻っても、他に車も無く、本当に静かなソロ登山でした。
静かな山・野趣に富んだ道・春の花々とブナの新緑、そして少しの残雪と春の山の全てを味わうことができた山でした。いい山頂のあるいい山でした。
コメント
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この時期にこの地方で1700近い峰なのにもう雪が全く無いのは驚きました‼️
コメントありがとうございます。
実は書いていませんが、稜線上で5メートルほど雪の上を歩きました(笑)。でも、全くないと言っていいですね。雪の全体量の多い会津駒でも雪が出現したのが1600mくらいからですので、このくらいですともう無いようですね。GW中は特に暖かかったので、無くなるのが早いのかとも思いました。
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