山と鉄道遺産 甲州高尾山と大日影トンネル遊歩道

2024年05月11日(土) [日帰り]

• GPS: 03:13
• 距離: 7.5km
• 登り: 362m
• 下り: 775m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:04
• 休憩: 0:13
• 合計: 3:17

7:40 スタート地点
7:46 7:49 大滝不動尊宮
8:03 8:03 展望台
8:39 8:39 1120メートル無名ピーク
8:46 8:49 甲州高尾山
8:53 8:54 宮宕山
8:57 8:57 林道菱山深沢線交点
9:32 9:32 柏尾山
9:56 9:57 大善寺
10:14 10:19 大日影トンネル遊歩道（出入口）
10:57 勝沼ぶどう郷駅

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

勝沼ぶどう郷駅の駐車場に駐車
タクシーで大滝不動尊へ。
タクシーは休日は6時半くらいからいるらしい。

その他周辺情報

談合坂サービスエリア
道の駅「甲斐大和」

写真

5/11 6:07

　朝食、談合坂サービスエリア下にて、冷やしほうとう。ううん、900円にしては量は少なめ。

5/11 7:11

　勝沼ぶどう郷駅横の駐車場に車を入れました。ここからタクシー利用予定ですが。予約は入れておりません。

5/11 7:12

　世界農業遺産ですって。この辺りの葡萄栽培とワイン造りのことでしょうね。

5/11 7:12

　そして、東京から111kmという印。あとで別のところにも出てきます。

5/11 7:14

　タクシーが来ました。運転手さんに話を聞くと、土休日は6時半ごろにはどこかここかの会社が来ているよということだそうです。

5/11 7:41

　大滝不動尊、ここでGPSを入れました。

5/11 7:41

　すぐに門、でもここにはかつて来たことがあるし、ここから勝沼ぶどう郷駅まで赤線は繋がっているのです。

5/11 7:42

　一歩一歩踏みしめて階段を登りましょう。

5/11 7:43

　滝を右に見ながら登っていきます。だから「大滝不動尊」なのでしょうかね。

5/11 7:46

　本堂を見てから右にそれて行きます。

5/11 7:48

　こんな橋、私が乗っても大丈夫！？

5/11 7:58

　一旦高度を上げてしまうと、緩やかになるところもあります。

5/11 8:02

　分岐です。かつて私は棚横手山からここに来て大滝不動尊の方に下りました。今日は展望台ピストンを入れてから甲州高尾山方面に向かいます。ここからは歩いたことがない道です。

5/11 8:03

　展望台です。結構広いですね。

5/11 8:04

　白根三山、右から北岳、間ノ岳、農鳥岳。

5/11 8:04

　白根三山と甲府盆地を一緒に撮影しました。

5/11 8:04

　アカヤシオはそろそろ終了でしょうか。

5/11 8:05

　ちなみに、棚横手方面はまだ雲の中です。

5/11 8:07

　分岐に戻り林道を下って、この分岐を発見できるかどうかですね。ここから尾根に向けて登ります。

5/11 8:08

　平坦そうに見えますが、意外と勾配があります。

5/11 8:10

　そして、倒木達。これをパズルのようにすり抜ける。体が大きいから厳しい。

5/11 8:16

　それを抜けて6分後、またこんな感じ。

5/11 8:25

　はいー、尾根に出ました。

5/11 8:27

　ここから甲州高尾山目指して歩きます。明るい尾根歩きです。

5/11 8:30

　左下に林道が見えますが、降りません。降りたら、ジ・エンドです。

5/11 8:38

　笹子雁ヶ腹摺山方面ですね。きれいに見えています。

5/11 8:38

　滝子山方面、でも、富士山は見えないんだ。

5/11 8:39

　甲州高尾山東峰に到着しました。本日の最高地点になります。

5/11 8:39

　ここからも見えるよ白峰三山。

5/11 8:40

　右は荒川(悪沢)、左は赤石だ。

5/11 8:40

　赤石の左に見えるのは聖じゃないか！！でも、富士山は見えないんだ。

5/11 8:40

　甲府盆地を見下ろしているよ。

5/11 8:46

　というわけで甲州高尾山に到着しました。「中央線から見える山」「甲州百山」「甲斐百山」「東京350」「やまなしハイキングコース百選」「低山トラベル30」などに選ばれています。

5/11 8:46

　なお、「低山トラベル30」はリーチとなりました。太平山で上がりです。いつ行こうかな。とかげくん、どうしようか？

5/11 8:48

　カエデの実？？ヒラヒラ落ちるっぽい。

5/11 8:52

　甲州高尾山剣ヶ峰、ここに三角点があります。

5/11 8:53

　そう、三等三角点ですね。このピークは「静かなる山」の一座に選定されているようです。

5/11 8:56

　一気に林道まで下ります。林道直前にこの施設、通信施設のようです。

5/11 8:57

　林道に出ました。右から出てきまして、左にさらに下って行きます。

5/11 9:08

　一気に下ったあと、平坦になる。ああ、いい道だ。

5/11 9:14

　木の間から見えた、塩の山です。

5/11 9:32

　そして、鉄塔。こういう写真を撮影するのも久しぶりだなあ。

5/11 9:33

　と、ここが柏尾山になります。「中央線から見える山」に登録されています。仲間が二匹いますが、ずっとここにいるようです。

5/11 9:34

　さあ、ここからも一気に下ります。

5/11 9:40

　基本九十九折りで登山道が付けられているので、それに従います。

5/11 9:48

　国道20号線と中央高速が見えていますよ。

5/11 9:50

　おっと、ここで柵だ。猛獣をここから逃がさないようにしよう。

5/11 9:53

　樹齢400年の檜、平成5年に枯死したのち、上部を伐採した。

5/11 9:56

　お寺から出る出口に到着しました。参拝するのはこちらからは行けません。

5/11 9:57

　国道20号線を少々行きます。右は砂防学習公園、信号を左に行くと大日影トンネル遊歩道を通って勝沼ぶどう郷駅に行くことができます。大日影トンネル遊歩道は今年3月から通れるようになったそうです。

5/11 9:58

　左の鉄塔が柏尾山なので、そこから右の稜線を歩いたものと思われます。

5/11 9:59

　国道沿いに、近藤勇像。新撰組に近藤勇さんだ。この地に板垣退助を相手に戦をし、敗走している。

5/11 10:02

　バス停発見、しかし平日2往復、休日3往復しか来ない。

5/11 10:06

　一応この道は県道だ。

5/11 10:11

　次のバス停。ここを左に向かうと大日影トンネル遊歩道になる。

5/11 10:16

　勝沼トンネルワインカーヴ、この中ではワインが成熟を重ねている。中を見学することもできる。

5/11 10:17

　ここから先は職員とワインオーナー以外立ち入り禁止。写真撮影禁止とは書いていなかったので撮影。

5/11 10:18

　付属する建物もあるようですが閉まっていた。トイレは自由に使える。

5/11 10:23

　さあ、トンネルに入って行きましょう。明治36年から使われ始めたトンネルです。

5/11 10:24

　黒い煤は、蒸気機関車による石炭の煤。まだ残っている。

5/11 10:26

　レールの中央には溜まった水が流れる仕組みになっている。

5/11 10:26

　歴史を感じるなあ。

5/11 10:30

　所々に待避所がある。急に人が退避したり、保線作業の際に列車が通る時に退避したりする。今はベンチが置いてあった。

5/11 10:33

　明治時代から置かれている勾配を示す表示。これによると勝沼ぶどう郷駅に向かって微妙に下がっているらしい。

5/11 10:34

　これも明治時代からある表示。何に使われていたのかは不明。

5/11 10:35

　これは、甲斐大和方面の入り口からの距離、10m単位である。

5/11 10:36

　東京起点110kmであることを表示している。これも昔からあるそうだ。

5/11 10:38

　出口が近づいてきた。少しずつ向こうの丸が大きくなっていく。

5/11 10:45

　この辺り、地下水が湧き出ているようで、線路の間を流れている。

5/11 10:46

ああ、出口だ。

5/11 10:47

　振り返って一枚、トンネルから出てきました。そしてすぐ横で音がしたので。

5/11 10:48

　右は大日影トンネル遊歩道、左は現役で使用されているトンネル。そこから出てきたのは「かいじ？」「あずさ？」

5/11 10:51

　かつてはここにも橋があり、スイッチバックが行われていたそうです。

5/11 10:51

　旧勝沼ぶどう郷駅のホーム、ああ、今にも列車が走ってきそうだ。

5/11 10:52

　そして、甲斐駒ヶ岳が見えるよ。

5/11 10:52

　こちらは鳳凰三山、アップにするとオベリスクも見えている。

5/11 10:54

　電気機関車EF6418、1966年から2005年まで使用されていた。主に山梨、長野方面で活用されたそうだ。

5/11 10:54

　中央線降雨防災の碑、東京と甲府間の安定利用のために防災工事を重ねた結果、降雨災害に強い路線になったことを祈念している。

5/11 10:56

　駅に戻ってきました。ここでGPSを切りました。

5/11 11:02

　ほらほら、ここは無料駐車場なのがいいですね。

5/11 11:16

　道の駅「甲斐大和」にて、この地が「そば切り」発祥の地ということで、よくここで蕎麦を食べていたが。

5/11 11:24

　ううむ、おろしそば大盛りで1640円。いつからそんなに値上がりした？これではもう選択肢には入らない。

撮影機器：

iPhone 15 Pro 256GB SIMフリー Apple

感想

aideiei

　最近、山梨県に顔を出していないなあと感じていた。先週は帰りに山梨県は通ったがどこも歩いていない。ということで、今週末は山梨県の山を選んだ。いろいろ計画を作った結果、土曜日には甲州高尾山を中心として歩くことを選択した。
　かつて、昆虫館バス停から源次郎岳、棚横手山まで歩き、大滝不動尊を通り勝沼ぶどう郷駅に下った赤線がある。また、甲斐大和駅から国道20号線を甲府盆地に歩いていった赤線もある。ということで、この2つの赤線の間を繋ぐようなイメージが出来上がっていた。そして、勝沼ぶどう郷駅から大滝不動尊までをもう一度歩くことはきついなあとも思っていた。
　よって、ここはタクシーで楽をすることにしたのである。

　8時くらいになればタクシーがいるだろうと思って7時ごろに駅の駐車場に車を入れる。少々駅を撮影している時に一台タクシーがやって来た。「予約していなくても乗れますか？」「はい、大丈夫ですよ」ということで7時代前半にタクシーに乗り込むことができた。
　結構ハイキングなどの需要があるので朝は早くからタクシーが来るそうで、この運転手さんも本日2件目なのだそうです。大滝不動尊は2ヶ所あるので「どっちの大滝不動尊ですか？」と聞かれましたが「甲州高尾山に登りたいのです。」と言ったら「わかりました」ということになりました。
　結局7時台にスタートできたことは大きいです。

　途中までは一度通った道です。そして、前回にはいかなかった展望台に顔を出してから、まだ歩いたことがない道に向かいます。ここは、倒木の道でした。体を捩ってみたり、膝を曲げてみたり、足を上げてみたり、ザックを外してみたり、いろいろ工夫が必要な体パズルのようです。そのエリアをクリアするといよいよ尾根にぶつかります。
　ここからは明るい尾根歩きです。

　尾根ですから結構なアップダウンがあります。すぐ下に林道も見えるのですが、どうやらそれを降りてしまうと甲州高尾山を巻いてしまうことになるので降りてはなりません。急な坂を登っていくと「甲州高尾山東峰」になります。ここは一応「仮」ということなのでヤマレコでも「1120メートル峰」と出ます。眺望はよくいろいろな山を見ることができます。そして、そこから少々歩いたところに「甲州高尾山」、そして三角点がある「甲州高尾山剣ヶ峰」と続きます。何かややこしいですね。とにかく全部撮影して先に進みましょう。

　ここから標高を少しずつ落として行きます。というよりも急な下りと緩斜面の繰り返しですね。そして、この日はあまり花がありませんでした。
　尾根道の向きが変わるところが柏尾山、ここの鉄塔が目立ち、下から見ても「あそこが柏尾山かぁ」と見ることができます。
　尾根の方向を変えてからも一気の下りであることは変わらず、太ももに乳酸が溜まります。下って下って下って山麓に降りて来ました。神社に参拝し国道20号線に出ます。これでもう1ヶ所目の赤線の接点ができました。あとは、車がある勝沼ぶどう郷駅にどう戻るかです。
　普段だったら南からぐるっと回るところですが、3月から大日影トンネル遊歩道が通行できることになりました。よって、今日はこれを行きます。
　この遊歩道は、中央線下りで実際に使われていたトンネルを歩道にしたものです。2016年に閉鎖されて補修工事を受け、今年の3月24日からまた再開されました。私はそれを知らず、勝沼ぶどう郷駅の表示で初めてそれを知ったのでした。
　明治時代に作られたトンネル、中の表示なども明治時代のものも残っています。それらに説明もついているので理解しやすいです。これは、見たことがない人は一度は見ておくにも良いと思いました。ということで、勝沼ぶどう郷駅に戻って来ました。

　昼食は蕎麦を食べましたが値段に辟易しました。そのあともう一つ登りに行こうと大月に向かいましたが駐車場が全て満車、そして気温が上がって来て30度を超えたところで、本日2つ目の記録は諦め、休養に充てました。

コメント

hamburg

aiさん
大日影トンネル遊歩道が再開したのですね。嬉しいです。
早速歩きに行きたくなりました。
「危ないコンビ」ご無沙汰しているので、そろそろ復活できればと思っています。
hamburg

aideiei

　hamburgさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
　大日影トンネル遊歩道が歩けることは勝沼ぶどう郷駅の表示で気づきました。よって、急遽計画を書きなおしました。明治時代から使用されている表示がそのまま残っているなど、なかなか見どころがあり面白かったです。ぜひ行かれてください。
　また、みんなでワイワイと歩きたいところですね。ＨＢさんの人脈も増えていますし、さまざまなリストも増えましたので、計画はいろいろできそうですね、また一緒に歩きましょう。
　aideieiでした。