八ツ淵の滝からカラ岳直登
- GPS
- 05:08
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,223m
- 下り
- 1,556m
コースタイム
- 山行
- 4:21
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:07
天候 | ピーカンの素晴らしいお天気でした(^^)。まだ虫も少なく、蜘蛛の巣も少なく、いい季節です。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
カラ岳直登ルートはゴリゴリにシャクナゲの藪漕ぎでした(^^;)。登りでは尾根筋なので迷うことはありません。要所に森林組合の丸看板があります。 |
写真
感想
実に面白いルートであった八つ淵の滝ルート。いつかまた行きたいなと思っておりました。次いつ行くか?今日でしょ(笑)。とのことで、またしても向かってしまいました(^^;)。近江高島からのバスはそれなりに満席。車内で聞こえるのは3人組の旅行者の英語と、ガイドツアーらしい方々の英語。つまりは英語のみ。こんな場所でもインターナショナル(^^)。ガリバー村では意外と全員下車ではなく、バスに残った人たちは畑まで行かれるのでしょうね。
車道を通り、ガリバー旅行村へ。途中駐車場で沢屋さんが準備をされてました。この季節は水が冷たいのにすげえ!私はガリバー村で装備を直して先に進みます。そういやここまで後にいた外人さん3人組はどこに行ったんだろう(^^;)。まさかあの軽装で山域に進まれていないだろうと思いつつ、先に進んで行きます。今日は2回目なので、アドレナリンに左右されずにしっかりルートを体に入れるべく、落ち着いて登っていきたいと思っています。
まずは滝のルート案内の看板へ。ここから登山道ぽくなります。それから程なく分岐あり。登山道と沢沿いの道との分岐です。もちろん沢沿いへ。ここからちょっと参考になればと詳しく書かせていただきます。2024年5月現在の情報とご理解くださいませ。
まずは魚止滝へ。以前のレコなどを見ると右岸(登りに見て左側)からの登りもあったみたいですが、ここは看板の先で速やかに渡渉です。先に行ってもいい場所はありません(あるかも^^;)ので、水に隠れていれど浅くてフラットな花崗岩に乗って渡ります。少々濡れても先があるので乾きます(^^)。
その先左岸に鎖が見えてきますので、そこをルーファイして進みます。すると次の障子の滝が見えてきます。この先は渡渉ポイントなので、岩に設置されている鎖が見えたら鎖に向かって最短距離を進めば渡渉ポイントに到着できます。
核心となる渡渉ですが、利き足というか右足で跨げば普通に越えられる程度です。ただ、渡渉前後が花崗岩とはいえ常に濡れているのでグリップが弱いのと、渡渉元がとがっているのと渡渉先が傾斜しているので、渡渉先の鎖をしっかりキャッチすることが肝要です。とはいえ60冂度の渡渉なので、水流の迫力に負けずに落ち着けばOK(^^)。
ついでにですが、もうちょっと高巻きからの渡渉(写真の黄色矢印)の情報もあったので実際に見てみたのですが、落ち口に近いのと渡渉先のグリップがちと距離があるので、凍結など特段の事情がなければあえて選択する必要はないかと思いました。あと、以前のレコでは渡渉先の岩の上から右岸下流に向けて鎖が伸びていたのですが、現在は設置されていません。このあたりが崩壊などによる変化かもしれないです。
滝を巻いてその先の鎖を登ると登山道に合流。そのまま大擂鉢へ。そこからはしっかりした鎖とロープがあるので右岸を詰めていきます。要所にはホッチキスがあります。貴船の滝で対岸に渡るのも、まずは川までの下降。鎖2本と手足もあるので落ち着いて通過できますが、滝のしぶきで常に濡れているので滑らないように。渡渉も半分ぐらいまで鎖を頼りに進み、最後は離して右前方の岩に移れば濡れずに通過できました。対岸の梯子を登った先、私の大好きな岩場が登場です。
難しいかと言えば難しくない(^^)。根っこのガバと岩のガバがある上に鎖もあるので、斜度をものともせず登れます。これを登りきった先はしばらく滝の落ち口沿いに進み、やがて開けた渓谷美の中を歩くことになります。ここで釣りの方がいらっしゃいました。何が釣れるのかな?目が合ってお互い目だけであいさつし、邪魔をせぬよう先に進みました。
七遍返しの滝まで進むと、ちょっと(かなり)怖い木道を渡ります。渡った先からは左岸を進みます。直後はルートがわかりにくいですが、川沿いに進むと鎖が出てくるのであとはこれ沿いに進みます。結構登りもあったりで、いわゆるこのルートの第2ラウンド(^^)。楽しいんですよ。基本高巻きにルートがあるので上を見ながら鎖とロープを探せばロスはないと思います。
トラバース気味の高巻きルートを通り、やがて川に着地。渡渉になります。ここから右岸になります。今日は一旦オガサカ道に行ってから登山道を降りてカラ岳直登ルートの予定でしたが、カラ岳直登ルートの取りつきを今のうちに見ておこうと行ってみることにしました。
おそらくこの尾根筋やろうというところで、よくよく見ると古いトラロープあり。ああ、これですか。なんか、オガサカ道よりもこっちに興味を惹かれたのでこのまま登ってみることにしちゃいました。最初はトラロープが3本ほどありましたが、そのあとはガチ急登を四駆で登ることに(^^;)。看板があったりしてルート確認ができる場所もありながら、だんだん藪漕ぎになってえらいことに。まずは稜線まで出ることが目標。むしろ藪は四駆の助けになってくれたりで、この時は感謝しておりました(^^;)。
稜線かなというあたりから、藪の濃さがエグイ感じになってきました(^^;)。最初は杉の若枝みたいな感じでしたが、ゴリゴリのシャクナゲが進路を遮ってくれます。シャクナゲ、今年は花も咲かせなかったくせにこんなに枝を伸ばすんか(笑)。おそらくルートだったであろうと想像できる足元の踏まれ感の上に、シャクナゲの激藪。この先も藪漕ぎに往生しました。
しかしながら道自体は尾根筋を通すだけなので迷う心配はなし。要は藪漕ぎ(^^;)。杉の枝は越えられないので避けるしかなく、シャクナゲは越えられるけど粘りがある枝にエネルギーを吸い取られ、トゲがある草はもう気にせず傷を作りつつ進みます。こう書くと過酷なルートっぽいですが、バリエーションとしては面白く進めます。道迷いの心配もありませんし。でも眺望もドキドキもないので、最初で最後になりそう(^^;)。
眺望がないことで標高がわからなかったのですが、いきなりカラ岳に到着(^^)。急にドドンと目の前に電波塔が出てきてくれました。ここでしばし休憩ののち、本日のこの先のルートを検討することに。本来オガサカ道から登って一旦降りてカラ岳直登をしようとおもっていたものの、もはやカラ岳直登終了。であればオガサカ道の合流点を見てみようと戻る方向に進むことにしました。
ところが行ってみたものの、なんと何度も通っている登山道に合流する一般道でした(^^;)。しかも看板付き。なんでバリエーションと勘違いしていたのでしょう。途端に興味が失せてしまってごめんなさいm(__)m。なので本日の目的を達成してしまったので、カラ岳に登り返して下山することにいたします。
今日はカラ岳と釈迦岳の間にあるトラバース道から下山。ここも機会がなくて通ってなかったので楽しみ(^^)。が、実際歩いてみると特段のこともないまっすぐな歩きやすいルートでした(^^;)。あまりの変化の無さに眠気を催してなんか違う意味でやばい。その後釈迦岳からのルートと合流し、神璽の谷ルートとも合流し、ひたすら下山。途中のリフト乗り換え場所跡で、本日初めて眺望を楽しめました(^^)。
その後も普通に下山。いつもながらアプローチが長い(^^;)。イン谷口からバス停に目もくれずそのまま比良駅を目指します。そして比良駅前の一休へ。むしろ山よりも目的はここかというぐらいになってしまいました。きょうもお世話になります(^^)。
ここで、k-longvalleyさんと久々に再開(^^)。この山域に来られていることは聞いてはいたものの、時間が合わずにすれ違いだったのでやっとこお会いできました。あとでわかったのですが、そのお向かいには比良の大先輩がいらっしゃいました(お名前わからずすみません)。ビールを進めていると、またしても嬉しいことが(^^)。なんとsrガイチ様がご来店!向こうから筋肉さん?と聞いてくださいました。今週は日曜日が荒天予報なので、土曜日に行けば誰かれかに会えるだろうと来てくださったとのことです。感謝感謝!私もお会いしたかったです(^^)!
山話は尽きませんが、一緒に湖西線に乗って帰宅することに。京都駅でlongvalleyさんを見送り、ガイチさんとバス停まで移動してからお別れ。またどこかでお会いできることを楽しみにしております(^^)。興味を同じくする方々とこの年になって次々と知り合えるとは、これもまた山の魅力でしょうか。もうしばらく山から離れられそうにないです(^^;)。本日もありがとうございました。
コメント
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おなじ日に比良でしたが、八つ淵の滝からカラ岳までのシャクナゲ尾根の雰囲気が
解りました
実は数年前まで何度となく5月に訪問していましたが最近ご無沙汰で状況が
解りました。。。
初めて訪ねたころはシャクナゲ祭りでしたが今年は何処も超裏年!
シャクナゲの枝は固くしなやかで通りにくいですね
それでは又🌸
この尾根はシャクナゲ尾根というんですね。確かに青々したシャクナゲがたくさんありました。もっとも、どこもかしこも花は見られませんでしたが(^^;)。今年は鈴鹿のほうも裏年みたいですね。
写真で雰囲気が伝わったようでしたら何よりです(^^)。藪漕ぎを避けるためか、トラバース気味にもうっすら踏み跡があるところもありました。ここを何度も通過されていたとはすごい!私は結構燃え尽きましたが、電波塔が飛び出したときは爽快でした。
同じ日に比良山系におられたのですね。いつかどこかのエリアでお会いできることを楽しみにしております。ではでは!
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