谷川岳・田尻尾根イワウチワ🌼清水街道・ガラスの花サンカヨウ
- GPS
- 05:45
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 979m
- 下り
- 970m
コースタイム
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 5:46
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・駐車場〜天神平:西黒沢橋から作業道へ。渓谷のような険しい岩稜帯や深い洗堀は整備されて歩きやすくなった。でも急登は変わらない。シラネアオイ、ショウジョウバカマ、イワウチワ、タムシバ開花。 ・天神平:ロープ内にミズバショウ、ショウジョウバカマ、シラネアオイ開花。 ・天神平〜田尻尾根:分岐からイワウチワ咲き連ねる道で素晴らしい。オオカメノキ、タムシバが満開で白く彩っていた。洗堀と木の根と泥濘でとても滑りやすい道。ムラサキヤシオは裏年で少なくもう落ちていた。 ・RW土合口駅〜一ノ倉沢出合往復(国道291号清水街道):雑木林と樹齢100年を超えるブナの新緑の美しい舗装路歩き。マチガ沢の厳剛新藤に入り、ガラスの花サンカヨウ探し。今年は早くもう散っているものがあった。一ノ倉沢出合もサンカヨウ開花していた。 |
その他周辺情報 | ・カフェレストラン亜詩麻:みなかみ町谷川温泉交差点南にある老舗。昔から有名な焼きカレーは超美味で群馬ソウルフード。メニューは季節で変わる。 https://www.asima.jp/ |
写真
感想
前日は、志賀草津浅間で花鑑賞。前線が通過する月曜日は一日雨模様なので、国道291号清水街道へ行き、透明になったサンカヨウを見に行くことにした。昨年も見た田尻尾根のイワウチワも見ることにした。
自宅を5時30分に出発。雨の関越道を経て谷川岳インフォメーションセンターに到着。誰もいなかった。登山者用の駐車場に停めて、傘を差し長靴を履いて出発。道脇のタニウツギやヤマツツジはまだつぼみだった。今年は遅い。
西黒沢橋から作業道へ。天神平での建物撤去工事のため、作業道はきれいに整備されていた。渓谷のような岩稜帯や深い洗堀がなくなり歩きやすくなった。ただ急登は変わらない。北側の斜面にシラネアオイ、南側にサンカヨウが咲いていた。以前は群生していたが、土石流などで地形が変わり流されてしまった。
誰もいない天神平。ロープウェイの稼働音だけが響いていた。ミズバショウは冷害にあって茶色になっていた。シラネアオイ、ショウジョウバカマがロープ内に咲いていた。天神尾根から田尻尾根へ。分岐のところからイワウチワが咲いていた。
今年は開花が早く、すでに散っているものが多かったが、風雨の影響を受けない林の中には群生していた。オオカメノキ、タムシバが白く咲き、新緑に浮かび上がっていた。ムラサキヤシオはやや裏年で少なく、もう散り始めていた。
泥濘と木の根で滑りやすい田尻尾根。転ばずに作業道まで出てきた。作業道を下って国道291号へ。ゲートから先は5月17日まで冬季閉鎖中だが、ここは通年マイカー規制している。自転車は通行可。
西黒尾根登山口を過ぎて、マチガ沢出合の手前から厳剛新道へ入る。この時期の登山道は、いつも水が流れて沢状態なので長靴必須。またコケで滑りやすいので、フェルト底の沢靴でも良い。
入ってすぐにサンカヨウを発見。まだ小さかった。登山道から外れた沢にサンカヨウの群生。日当たりが良いのか散り始めていた。雨に濡れ透明になったサンカヨウを発見。ガラスの花、スケルトンフラワー。花弁がいくつか落ちていた。
サンカヨウの花は水の浸透に12時間かかるので、雨ですぐに透明になるわけではない。また透明になると花弁が脆くなり、雨や風など振動で簡単に落ちてしまう。当日は風雨がやや強かったので、午後には落ちてしまうと予想される。
厳剛新道の看板を過ぎたあたりにも咲いていた。大きな沢まで来るともうサンカヨウはない。厳剛新道は、オオヤマレンゲが咲く道としても有名。西黒尾根との分岐手前にいくつかある。来た道を戻って再び清水街道へ。
雪解け水流れるマチガ沢出合。20分ほど歩くと一ノ倉沢出合に到着。ガスで衝立岩は見えないが沢の残雪は例年通りあった。雪渓を歩いて北側斜面にサンカヨウを見つけた。ここは早くもう散り始めていた。その先にはシラネアオイの群生。急斜面で藪の中、行くにも望遠で撮影するにも難しい。
一ノ倉沢を眺めて来た道を戻る。風雨が強く木々が揺れ、鳥も鳴き声だけで姿はほとんど見かけなかった。1時間ほどで谷川岳インフォメーションセンターに到着。道中は誰にも会わなかった。
移動してみなかみ町の「カフェレストラン亜詩麻」で定番の焼きカレーを食べた。鶏肉の焼きカレーが食べたかったが、メニューからなくなってしまい、手作りソーセージの焼きカレーを頼んだ。とてもおいしかった。
丸須製菓で「まんぢふ 仙ノ倉万太郎」と「よもぎまんぢふ」をお土産に買った。生地に寒天が練りこんであり、もちもちしてとてもうまい。無添加なので賞味期限は3日間。
再び雨の関越道を走る。赤城IC付近の下り線で事故。アクアの後部がつぶされていた。工事中で対面通行なので、減速時に追突されたと思われる。雨天時は視界が悪く滑りやすいので運転には細心の注意が必要。
帰宅し撮影した画像を見るが、風の影響でブレが多く、ピントが余り合っていない。それでも透明化になったサンカヨウの美しさは変わらない。今年もサンカヨウを見る時期になり、一年が早く感じた。
コメント
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ガラスの花「サンカヨウ」は綺麗ですね。沢に群生しているのですね。まさにスケルトンフラワーです。美しいです😍
谷川岳はとても良い場所ですね。一ノ倉沢の出合を見ると懐かしいです。私は昨年一ノ倉岳まで縦走しました。今年の夏も登る予定です。谷川岳は下から見上げても良し、稜線歩きの縦走も良し。今年も楽しみです😁
ありがとうございました。
前日に志賀高原でサンカヨウの開花を確認してきました。標高1300〜1400mですので、谷川岳山麓は絶対に咲いているだろうと思いました。しかも雨ですからね。行く気満々でした。
ただ予想以上に風雨が強く、また例年より開花が1週間早いので散っているものが多かったです。ガラスの花はきれいですが儚いですね。厳剛新道も一ノ倉沢も上流に葉だけのものが多いので、6月上旬までは見られると思います。
私も谷川岳は小学生の頃から行ってます。もう少しするとオキノ耳から一ノ倉岳にかけて、ミネザクラ、シャクナゲ、ハクサンイチゲなどが咲きますね。私も再来週5月27日か6月3日に、毎年二回恒例の谷川主脈縦走を予定しています。春の花々と残雪の美しい景色を楽しみたいです。
コメントいただきありがとうございました。
谷川のサンカヨウ今年は早いですね。既に散っている花もあるとは…
去年は雨上がりに一ノ倉沢のサンカヨウを見
に行きましたが残雪も少なく雪渓が落ちているようなので厳しそうですね。
ガラスのように透明なサンカヨウは綺麗ですね。どこかで見られればと思っています。
お疲れ様でした。
今年もこの季節が巡ってきました。個人的に好きな花の一つでもあるサンカヨウ。月曜の雨がこんなにうれしいとは、山屋にとっては複雑な気持ちです。
前日に例の志賀高原のサンカヨウとニリンソウの開花状況を、まみむさんと確認してきました。咲き始めてますので、来週20日月曜と26日日曜は行く予定を立ててあります。
志賀高原は例年よりやや遅めですね。谷川岳山麓は例年より早めです。残雪や天候気温などで地域ごとに変わっているのだと思います。一括りに遅い早いと判断できません。現地での開花状況から例年との比較が一番大切だと思います。まけんさんもぜひ行ってみてください。来週月曜は雨予想ですよ。スケルトンチャンスです。
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