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Yamareco

記録ID: 681054
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

北穂高 東稜ゴジラの背

2015年07月18日(土) ~ 2015年07月20日(月)
 - 拍手
GPS
26:24
距離
15.8km
登り
1,187m
下り
5m

コースタイム

1日目
山行
6:15
休憩
0:00
合計
6:15
6:18
44
上高地
7:02
0:00
51
7:53
0:00
82
9:15
0:00
66
10:21
0:00
132
本谷沢
12:33
涸沢テン場
2日目
山行
4:34
休憩
0:33
合計
5:07
7:53
128
涸沢テン場
10:01
10:34
68
南陵と東稜分岐(敗退)
11:42
0:00
78
13:00
涸沢テン場
3日目
山行
4:31
休憩
0:59
合計
5:30
6:32
83
涸沢テン場
7:55
0:00
57
本谷沢
8:52
9:34
51
10:25
10:42
37
11:19
0:00
43
12:02
上高地
天候 7/18雨、夜暴風、7/19曇り、午前中より強い雨、7/20晴れ、山頂ガス
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
7/18朝。沢渡バスターミナル。余り天気良くないです。
1
7/18朝。沢渡バスターミナル。余り天気良くないです。
これからバスに乗り、上高地へ。
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これからバスに乗り、上高地へ。
本谷沢からの登り、降り続く雨で、あちこち沢になっていました。
2015年07月19日 10:45撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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7/19 10:45
本谷沢からの登り、降り続く雨で、あちこち沢になっていました。
涸沢カールへの最後の登り。ご覧の通り、雪渓がびっしり残っていました。
2015年07月19日 11:43撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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7/19 11:43
涸沢カールへの最後の登り。ご覧の通り、雪渓がびっしり残っていました。
7/19夜半の暴風雨が止み、アタックすることにしました。
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7/19夜半の暴風雨が止み、アタックすることにしました。
ウェアラブルカメラもセット完了。
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ウェアラブルカメラもセット完了。
2015年07月20日 07:51撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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7/20 7:51
目指すはあちらです。
2015年07月20日 07:51撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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7/20 7:51
目指すはあちらです。
2015年07月20日 09:28撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
7/20 9:28
北穂高岳南陵との分岐、北穂沢トラバースポイント。
霧が濃く、しかも雪渓の踏み跡は全くないため、ツルツルテカテカ。ちょっと我々の力量では危険と判断しました。
動画:https://youtu.be/H3T2iZPXbL4
2015年07月20日 09:52撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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7/20 9:52
北穂高岳南陵との分岐、北穂沢トラバースポイント。
霧が濃く、しかも雪渓の踏み跡は全くないため、ツルツルテカテカ。ちょっと我々の力量では危険と判断しました。
動画:https://youtu.be/H3T2iZPXbL4
2015年07月20日 09:53撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
7/20 9:53
2015年07月20日 09:58撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
7/20 9:58
撤退後、涸沢小屋で反省会。
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撤退後、涸沢小屋で反省会。
7/20涸沢カールはガスの中。
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7/20涸沢カールはガスの中。
暴風雨もやっと止み、朝日が昇り始めました。
暴風雨もやっと止み、朝日が昇り始めました。
2015年07月21日 06:05撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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7/21 6:05
北穂高はガスの中。
2015年07月21日 06:05撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
7/21 6:05
北穂高はガスの中。
更にアップ。
霧が少し晴れてきました。写真真ん中あたりのガスガスの中が、北穂高岳東稜・ゴジラの背です。全く見えません。
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霧が少し晴れてきました。写真真ん中あたりのガスガスの中が、北穂高岳東稜・ゴジラの背です。全く見えません。
7/20は晴れてきましたが、前穂高岳山頂は、ご覧の通りガスガス。やはり、本日も東稜アタックは無理な状況だったことが分かり、諦めが付きました。
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7/20は晴れてきましたが、前穂高岳山頂は、ご覧の通りガスガス。やはり、本日も東稜アタックは無理な状況だったことが分かり、諦めが付きました。
2015年07月21日 08:53撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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7/21 8:53
2015年07月21日 09:23撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
7/21 9:23

装備

個人装備
ヘッドランプ
1
予備電池
1
1/25,000地形図
1
ガイド地図
1
コンパス
1
1
筆記具
1
ライター
1
ナイフ
1
保険証
1
飲料
1
ティッシュ
1
(三角巾)
バンドエイド
1
タオル
1
携帯電話
1
計画書
1
雨具
1
防寒着
1
スパッツ
1
手袋
1
ストック
1
ビニール袋
1
替え衣類
1
入浴道具
1
シュラフ
1
ザックカバー
1
(食器)
ペットボトル水(500mL)
3
時計
1
日焼け止め
1
非常食
1
テント
1
ガソリンバーナー
1
コッフェル(大、中、小)
3
共同装備
ファーストエイドキット
医薬品(痛止、湿布等)
1
ラジオ
1
カメラ
1
ウエアラブル・ビデオカメラ
1

感想

3年越しの思いを乗せて、かの地北穂高のベースキャンプの涸沢に臨んだ。
既に、同行の彼も書いていますが、3回とも天候不順に見舞われ、北穂高東稜の登攀には行けず仕舞い。

今回、岩稜帯の登山及び東稜に臨むにあたり、アルパインシューズの「ザンバラン ジョラスGT」を新調したが、生憎の雨雨雨・・・、ゴアテックスライニングのシューズも形無しの雨で、シューズの中にまで浸水。ゴアテックスは完全防止ではないことを、強く感じた。希望的なことであるが、ファイントラックの製品でライニングにしたアルパインシューズを作った方が、もっと機能的で防水性が可能なものが出来るに違いないと、確信する。ただ、岩稜帯やバリエーションコース向きを謳う設計思想であるシューズなので、雨の中岩稜帯でも滑ることがなく快適に歩行ができることは、大変素晴らしい。

次回9月のシルバーウイークに再度挑戦するが、天候に恵まれることを期待するとともに、我々登山をする者は家族の理解があって山行に行けることに感謝する。






 3年越しの山行プランであり、その準備も完全な状態で臨んだ。1年目は直前に発生した台風。2年目も直前に発生したばくだん低気圧の影響で暴風雨。3年目の今年は台風が日本海に抜けた後、上高地入りをしたが、後に残った雨雲の移動が思ったより遅く、結局暴風雨のテント泊となった。しかし、これまでと異なる点は、テン場が全面雪渓状態で、暴風雨の中の雪上テント設営であり、降り続く雨の影響でテント四隅のペグが伝う雨で溶け、更に地盤沈下(約20cm)してしまい、下に引いたコンパネの角がテント底面の生地を破りそうで冷や冷やしながらの一夜を2日間も経験した。また、台風が日本海に抜けると、上高地地域では雨雲がなかなか消えず、午後になると雨が降るという傾向が有ることを涸沢小屋従業員の方からお伺いした。
 7/19は、夜明け時点で風雨がなくなった為、アタックに出たが、南陵との分岐から東稜取り付きコルまでが霧で見えない。かつ、トラバースする雪渓に踏み跡がなくツルツルテカテカ。ピッケルを持って居ないことで安定してステップを切ることもできないため、二人のアルパイン入門者にはとてもリスキーな条件であると判断し、撤退を決めた。
 翌7/20は晴れたが、頂上付近だけモクモクと傘雲状態であり、やはり前日と同じくリードとビレーヤーは有視界での行動が取れない状況であった。雨が降った直後は、頂上はガスで見えないことも経験として記憶することができた。
 一緒に行って頂いたには、3年もお付き合い頂き、大変申し訳ない気持ちでいっぱいである。
 しかし、1年目に比較し、二人とも格段に体力・脚力がアップしていることを確認できた。次のトライは、9月のシルバーウィークを全て涸沢でステイして天候が変わるまでしぶとく待ち、アタックに臨むつもりである。お天気さま、宜しくお願い致します。

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