矢谷〜ブンゲン〜大長谷
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 746m
- 下り
- 748m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 9:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
台風通過後で水量は多め |
写真
感想
三連休は思ったほど台風の影響が抜けず、また紀伊半島付近は増水祭りなので、行きあぐねた結果、かねてより気になっていた奥伊吹の山に標準を定める。
ネットの河川水位では若干の増水が見られるがとりあえず見てから考えようということで、最近よくお世話になる名神で米原ICまで駆け、伊吹山を横目に姉川の上流を目指す。
さて、じっさいに見てみると確かに増水はしているが、遡行できないほどではなさそう。どこから入渓するか一瞬迷うが、もう最初から矢谷橋で準備をして出発。
ほどなく出てくる堰堤を左岸から越え、時折かぶさってくるヤブそして、顔にへばりつく蜘蛛の巣を払いながら沢を進むと、時折小規模なナメが出てきて期待が高まる。
岩間の滝をいくつかこなし、林道が橋で横切ったあたりより先に進むと、大きめのナメや斜滝が現れいい雰囲気となってくる。
それにしても、台風による降水の影響で水量が多く、普段は穏やかであろうナメも迫力をもって白い水流が流れ落ちる。
少し歩くのに気を使うくらいで遡行に影響はないが、この迫力を楽しめるのなら、増水気味の時にきたのは正解だったかもしれない。
朝の光に照らされた美しいナメを進むと、4,5mの滝がいくつか続く。
倒木などを使ったりしながら直登していく。
途中、大きな岩から流れ落ちる裏見の滝は左岸巻き。
その上には、ナメがあらわれ、ほどなくナメ滝も現れる。
水流が強いため、多少端の追いやられつつも、フリクションを活かして滝を突破していく。
ミズなどの山菜や人工林が少なくササが生えている感じは雪国の沢っぽい感じがして懐かしい感じがする。そういえば大日沢も植生はこんな感じだった。
ナメを中心とした美しい渓相が790二股まで続き、左俣に見事なナメを交えた連瀑が続く。綺麗な渓相にため息をつきつつ、一休みをして先に進む。
最初の4連瀑のした2つは適当に登り、上2つは、左岸から巻き気味の行く。
ちょうど岩盤と土の境目くらいをついて登る。
一番上の1枚岩の滝は見事としか言いようがない。
続いて樋状を交えた5〜6連瀑が続く。
1つ目は適当に登り、2段目、3段目の樋状部分は、水量が多いこともあり、滝身を避け、左岸を巻き気味に登る。
その上に続くナメ滝も、引き続いて左岸を巻き気味に行く。
掴むものが少なく、足元もザラザラして緊張するので、メンバーによってはザイルを出したほうが無難なルート取り。機会があったら樋状部分突破にチャレンジしてみたい。
続いて、釜の先に苔むした岩を見事に削りとって流れ落ちる樋状のナメが出てくる。
ここはワンゲルお得意の人間ブリッジを駆使し、適当に岩の上に登って突破。
その先の滝も適当に直登し、900m二股へ。ここが沢のハイライトとも言えるところだった。
900二股から先はブンゲンピークに近づくように沢を取っていく。
沢の規模は小さくなるものの、岩盤質で時折小滝があらわれるいい感じだ。
上部で適当に左の尾根に出て、デポ旗混じりの踏跡を使ってブンゲンピークへ。
思ったよりも青空が広がり気持ちがいい。
となりのポコにはなんと他の登山者が。岐阜側の竹屋谷を遡行してきた人たちが2パーティ。竹屋谷は割りと人気の沢のようなので機会があればいってみたい。
そんなこんなで山頂で担々麺を食べたりして、青空の下のんびりとしてから、大長谷へ向かう。ブンゲンと次のポコとの間のコルから適当にコンパスを切ってササをこぐとほどなくして沢に合流。さっそく岩盤質だ。
斜度が出てくると小滝だったり、大きめの滝だったりが続くが、概ねクライムダウンやうまく巻きおりることが可能だが、2つ右岸を懸垂下降した滝があった。
どちらも支点は木でわりと素直。15mザイルで事足りる。
小滝や時折ある巨木を楽しみながら下っていくと、860mで左俣が見事な滝で出会う。
日当たりも良く青空に飛沫が眩しく輝きかなりいい感じの滝だ。修行写真を撮ったりしてしばし楽しむ。
ここから下は水量も増え、滝も大きくなるがどれもうまく降りられる。
時折、踏跡チックなものもある。多少ブッシュもうっとおしいので、うまく使って下降する。
800m付近から現れるスキー場の給水管を辿っていくと、760m付近の連瀑チックなところの上から沢を離れ作業道が続くのでこれに乗って歩いて行くとほどなく奥伊吹スキー場へたどり着く。青い空に夏の雲が浮く中、広々としたところにでるのはなかなか爽快だ。
あとは車道を駐車地点までのんびり下りおり遡行終了。
また1つ、いい沢といい山域を知ることができ、満足の行く山行となった。
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