蛇谷ケ峰
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- GPS
- 05:32
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 787m
- 下り
- 694m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
初夏の蛇谷に行って来た。朽木支所前から蛇谷ケ峰に登り、畑の棚田を見に行ったのだ。
登りも、下りも樹下の道であって、暑い程の陽ざしの中にも関わらず、緑のシャワーの中を歩いているようで清々しさを感じながらのハイクであった。
安曇川から朽木行のバスには我々8名だけで、途中から一人の年配女性が乗ったが、山の中の集落で降りた。何時もは無人に近いバスらしいが、今日は賑やかなバスのようだった。
支所前から天空までの道のりは登りもあるが、距離も意外と長く、高度を稼ぐ曲道は歩みが遅々となる。何時もはここは車で直ぐなのだから、シンドイのも止むを得ないことだ。しかし、車では見えないものが見えるというラッキーな面もある。道路脇の栃ノ木はかなり大きな木に育っていいるが、今や花をたくさんつけて、天に向かって伸びている。タニウツギも沢山あって、登山口まで飽きないほどだ。
舗装道路から地の道になって足が楽になったなと感じたころに、木々の間の山道になると急に涼しい感覚になった。アスファルトの照り返しは、きついものだと実感した。
谷の渡渉をして階段道になると途端にピッチが極端に落ちて、周囲を見ながらの歩きで歩みがそぞろになる。すると葉の大きな朴ノ木があって急斜面なので、朴ノ木を上から見えるようになると、朴ノ木の花を見ることが出来た。普通は高い場所に咲くので見ることは中々難しいのだが、ゆっくり周囲を見ながらのそぞろ歩きの賜物かも知れない。
木々の間からは朽木の町並みが下に見えたり、少ない花を見つけると写真にと歩みは止まる。木漏れ日も徐々に強くなってきて、暑いことこの上ないのはやはりシンドイ。そうこう言っているうちに、朽木スキー場分岐に辿り着いて、山頂はもうそぐそこだ。蛇谷の山頂は陽ざしを避ける場所が殆どないが、さわやかな風があるので陽ざしの中でのランチとした。
東面の安曇川平野にはキラキラと田圃の水面が輝いて、その先の琵琶湖と共に水面続きのような感覚になっていた。鈴鹿方面はボヤっとしていて山並みは見えないが、竹生島、多景島、沖島は良く見え、米原のエレベータ塔も見える。
畑までは下り一方で、樹下の道なので快適にルンルンと下ったが、ボボフダ峠からの下は最近はあ余り人が歩いていないのか、倒木や草木の繁茂で踏み跡が乏しくなっていて、時々迷いながらウロウロしてしまったので、林道に出てホッとしたものだ。林道の害獣防護柵から集落内に入ると、段々の田圃には植えられたばかりの稲が元気そうに風になびいている。
ここ畑の棚田は100選にも選ばれているほどで、都会からの田植えや刈り取り経験などさせる棚田友の会で人集めよろしく、賑わうらしい。田圃に整然と並んだ小さな苗を見ると、小さな保育園児が並んでいるようで、微笑ましい姿だ。これらが、見てる間に大きくなって、たわわな稲穂を付ける姿を想像すると嬉しくなってくる。
暑い陽ざしの中で、今日の清々しい季節のハイクを振り返りながら、帰路のビールを楽しみに、バスを待つのだった。
”鐘華ハイク 8名”
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