記録ID: 682108
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ハイキング
中国
周防のミニアルプス 西目山と右田ヶ岳に登る
2015年07月18日(土) [日帰り]
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- GPS
- --:--
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 673m
- 下り
- 669m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:23
9:04
383分
スタート地点
15:27
ゴール地点
一つ登ってもう一つ。炎天下で日陰に乏しく右田ヶ岳に達しても昼食がのどに通らず。
天候 | 腫れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
日程:2015年7月18日(土) 天気:晴れ コース:右田小学校駐車場〜西目山登山口〜西目山(312.4)〜沢出合〜国道262号線〜右ヶ岳西登山口〜尾根コース〜南の峰〜右田ヶ岳(426.0)〜194m(前岳)〜天徳寺〜右田小学校駐車場 メンバー:二人 国道262号線を挟んで対峙する右ヶ岳と西目山。いずれも500mに満たない山だが、ともに岩山が連なり周防のミニアルプスと言った感じ。今回は最初に西目山に登り、一旦262号線まで降りて西登山口から改めて右田ヶ岳に登った。 西目山(312.4) 周防の雄峰右田ヶ岳の西の向かいにある山。右田ヶ岳同様、山陽自動車道からも見え、短い山並みには露岩が連なり、登山意欲をそそる山である。ところが展望もよく変化に富んだ山であるにも関わらず訪れる登山者も少なく忘れられたような山でもある。 右田小学校の駐車場(登山者使用可)に車(と言っても今回は軽トラ)を駐めて西目山の登山口に向かう。西に向かって民家の間の車道を20分ばかり歩くと登山口で2階建てのマンションと神里墓地との間を上がる(登山口の標識あり)。はじめ石の急な階段が続くが、じき笹の茂った平坦地に出くわす。この辺りから山の中に入り、露岩の散在する斜面をロープなど使って登ると主稜線に出る(登山口より10数分)。 右に折れるとわずか数mで平らな巨岩に遭遇し、眼前には防府の町並みの他、瀬戸内海に浮かぶ島々が手をとるように見渡せ、思わず感動。展望を楽しむとそのまま引き返して西目山に向かう。山頂まではほぼ尾根伝いで、岩と岩との間を縫うように上手に登っている。所々ロープはあるものの特に危険な場所はない。 西目山の標高はわずか312.4m、しかし登山口は20m位でその差約290m。これを約1時間で登っているので思いの外、きつい。しかもいくつかのアップダウンを繰り返しながら登っている。なかでも一番きついのは山頂手前の小ピークへの登り。最後に庇状の岩をくぐると平坦道となり、ここから4分ばかり歩くと西目山の山頂。山頂は縦走路の通過点と言った感じでコンクリートの電柱が立っているだけで展望は利かない。 山頂から北に向かって下山する。わずか5分ばかりで道は二分し左は沢に向かって下降する沢コース。我々は右手の尾根伝いの道をそのまま下る。西目山山頂手前あたりから山の様相が変わり岩山からどこにでも見られるような灌木帯や樹林帯となる。尾根道ははじめ緩やかだったが下るに従ってきつくなり、とくに尾根と別れて沢に向かって下降しはじめるとロープも現れたが、わずか3分で水の流れる小沢に出た。 その後沢沿いに下ると左手に大小二つの堰堤が現れ、道幅も広くなった。堰堤の下には廃屋がぽつりぽつりと現れ、そのうち国道262号線に出た。この国道を南(防府方面)に向かって5〜6分下ると左手に右田ヶ岳の登山口があった。 (参考タイム) 右田小(0.20)西目山登山口(0.13)主稜線に出る(0.54)西目山(0.05)分岐(0.20)沢出合(0.12)国道262号(0.06)右田ヶ岳西登山口 右田ヶ岳(426.0) 国道262号沿いの西登山口からは岩登りをしない限りは登れないと長い間思い続けていたが、最近のブログを見るとザイルなしでも登れるとのことで初めて挑戦。登ってみると西目山以上のちょっとした岩稜が続きスリルもあり結構楽しめた。 また下山は右田ヶ岳とその前衛峰である南の峰との鞍部から天徳寺に向かうコースを選択。簡単に下れるのではないかと思っていたが、露岩と急斜の連続で思いの外、気力やら体力を使った。そのような中で特に印象に残ったのは194m(前岳)の巻き道。次々と摩崖仏が現れ、その精巧さには驚かざるを得なかった。 登山口は国道262号で地形図で「神里」記された向かいで「登山口」の標識がある。白い手すりのある狭い舗装路を登るとじき途切れ、廃屋のある小尾根に出る。車の行き交う騒音を後に雑木林を約15分登ると尾根ルートと本ルートとの分岐。ここで我々は展望の良さそうな左の尾根ルートに入る。じきロープを使って下るとルンゼ状の小沢に出くわし、これをトラバースして岩が点在する向かいの尾根に向かって直登する。短いがまさに直登と言った感じでまっすぐに伸びている。尾根に出ると岩場が次々と現れ、それに伴いロープも現れるので特に危険箇所はない。 ヤセた岩稜やギャップなどコースは変化に富み、展望も素晴らしい。ただ木陰に乏しいので日差しの強い時は、暑さ対策を忘れない事だ。目の前に行く手を阻む鋭い岩壁が現れると左手の山の中に入り岩壁の基部を巻くように登る。すると本ルートと合流し岩尾根はここまで。その後灌木帯を10数分登ると右田ヶ岳手前の小ピークである南の峰に達し、ここからわずかばかり下り露岩帯を7〜8分登ると右田ヶ岳の山頂。 山頂には展望台を兼ねた平坦な巨岩があり、ここから防府の町並みをはじめ遠く九州の国東半島まで見渡せる。 下山は前述のように天徳寺に向かって降りる。194m峰(前岳)手前の鞍部で巻き道と直登コースに別れ、このピークを越えたところで合流。すると明るい摩崖仏の下に大きな石灯籠が現れた。こんな山の中にどのようにして運んだのか不思議な気がした。石灯籠の手前から尾根道と別れると右手に観音堂が現れ、石段を下ると天徳寺の裏に出た。 その後境内を通り抜けると山門に出くわし、山門をくぐり抜けるとじき出発点の右田小学校の駐車場に戻った。 (参考タイム) 西登山口(0.17)尾根ルートと本ルートとの分岐(0.32)合流点(0.13)南の峰(0.09) 右田ヶ岳(0.05)南の峰との鞍部(0.29)194m手前の鞍部分岐(0.14)合流点(0.15)天徳寺(0.02)右田小学校駐車場 したがって 西登山口〜南の峰〜右田ヶ岳 約1時間10分 右田ヶ岳〜194m峰手前鞍部より東回り巻き道〜右田小学校 約1時間5分 |
写真
今度は右田ヶ岳。
西登山口から15分余り登ると道は二分し左は尾根ルートで右の直進は本ルートだった。左の尾根ルートに入るとじきロープを使って下降。すると向かいの岩山に続く直線上の道が見えてきた。
西登山口から15分余り登ると道は二分し左は尾根ルートで右の直進は本ルートだった。左の尾根ルートに入るとじきロープを使って下降。すると向かいの岩山に続く直線上の道が見えてきた。
撮影機器:
感想
山そのものは変化があり、しかも展望に優れていたので良かったがただ暑いのだけはまいった。
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