須金岳南面 猪ノ倉沢
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- GPS
- 09:02
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,129m
- 下り
- 1,119m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
乗り合わせで少ない台数推奨。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
江合川 猪ノ倉沢 体感2級(エスケープルート) 水量平水 ラバー◯ 魚影なし 雪渓 770m付近からブリッジ連続 ■アプローチ いのくら橋から林道を進み、堰堤を何個か越えてから適当に入渓。歩き出しから入渓まで15分程。 ■猪ノ倉沢 遡行 入渓してからも堰堤が何個かあるが容易に越えられる。 沢はすぐにゴルジュ地形になり、4m滝の奥に20m滝。 水線左を直登。ザイルは30mだと少し足りない。 その後も小滝や磨かれた釜滝を越えると段瀑10m滝。 みんなは左岸からザイルを出して小さく巻き登攀。さらに手前の左岸からの巻きはオススメ出来ない。 中盤になると荒れた区間もあり、浮石やホールドも脆くなってくるので注意。 770m付近から悪い雪渓の連続になり高巻き開始。 すぐ下には面白そうな樋状滝が見えるが、その先にもゴルジュの中に悪いブリッジが何個か見える。 そのまま高巻きトラバースで沢に復帰するか、枝沢からエスケープするか悩んだが、今回は枝沢からエスケープ。 ナメ滝をフリクションで登ってそのまま藪漕ぎに突入。 藪漕ぎレベルとしては中級クラスだが、距離が長かった。高度差400mを2時間弱藪と戯れて登山道合流。 下山は寒湯登山口へ2時間弱。 |
写真
装備
個人装備 |
ガチャ類 ビバーク装備
20m補助ロープ
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共同装備 |
30m
50m一本ずつ。
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感想
沢初めにモーリーさんが計画してくれたのは猪の倉沢。ほぼ記録の上がってない沢でしたがかなり良い沢です。沢への嗅覚は流石というほかありません。ナイスチョイスのシーズンインでした。
新しい出会いもあり仲間との再会もあり今季も良いシーズンになりそうです。改めてよろしくお願いいたします。
前日の神室の沢が思いのほか良い沢で、気分良く酒が進み朝起きるのがちょっと辛かったが、もう完全沢モードとなっている頭と体は準備万端なようだ。
とは言っても、今日が沢初めの仲間もいるので緩い歩き沢をチョイスしようかと思っていたが、完全沢モードの頭が選んだ沢は、須金岳の猪ノ倉沢。
記録はほぼないが、登山大系とネットの記録1件を読んだだけで歩き沢ではない事はすぐわかる。
今回のメンツは大所帯の6人パーティー。紅一点のばにこさんは初対面だが、初級者じゃない事は充分わかっているのでなんの問題もない。
問題は雪渓だが、前日の神室の沢も雪渓はあったが対して問題にはならなかったので、それ程心配はしていなかった。
結果としては、猪ノ倉沢のスケールがここまでとは思わなかったのが正直な感想だ。
同じ山域のミテノ沢や杉ノ森沢も良い沢であったが、流域は小さく小ぶりな印象である。
今回遡行した猪ノ倉沢は、中盤から開放的な渓相に変わり、それでいて深い切れ込みを持つスケールの大きな沢であった。
雪渓が始まる場所は大きな二俣となっており、左俣には黒く大きな枯滝が見えた。
そこに途切れ途切れの悪い雪渓が残っていると一筋縄ではいかなく、わざわざこの人数で危険を冒してまで本流筋にこだわる必要はないであろう。
雪渓の高巻き途中、ちょうど支流のナメスラブに出くわし、本流には降りないで今回はこの支流を詰めようとなったのは自然な流れだろう。
本流ハイライトの樋状滝からスラブ登攀がお預けになったのは心残りだが、それまでの遡行でも充分満足に値する渓相であった。
支流にエスケープした内容で遡行グレードは2級くらいだと思うが、本流をスラブ登攀までこなせばもちろんそれ以上の内容になる事は確かだ。
それを思うと、やはりここはまた来るべき沢であろう。
エスケープした支流は早々にナメも終わり、岩場が少し出た後は長い藪漕ぎに入る。
これがソロだった時の辛さは痛い程知っているが、今日は仲間が何人もいる。
みんながどう思いながら藪を漕いでいたかは解らないが、少なくても私は、仲間がいるだけで藪漕ぎすら楽しくなるのかとあらためて仲間の偉大さに気付かされていた。
消化不良の残る猪ノ倉沢の遡行であったが、終わってみれば楽しかった。
そう思わせてくれた仲間に、心から感謝の1日であった。
コメント
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今回は不完全燃焼な終わり方になってしまいましたが、ラスボス討伐しにまたパーティ組みましょう。
次回はちゃんとロープを持参します♪
こちらこそありがとうございました😊
私のハマりと長い藪漕ぎがあった割にはそこまで時間が押さなかった印象ですね。ハデさんが引っ張っていってくれたおかげだと思います。
ありがとうございました!
記録見て「凄い人だ。」とは思ってましたが、お会いして改めて凄い人だなと。体の動かし方や手の使い方など真似したくても出来ない巧さ。実際に見ていて度肝抜かれました。懲りずにまたご一緒いただけたらと願っております。どうもありがとうございました。
やっと念願だったmooreeさんに会えて嬉しかったです🎶
他にも鶏さん、タカシーさん、ヒロシーさんにも会えて嬉しかったです( *´艸`)
写真を見てオレもこっち登りたかった。にはウケてしまいました(笑)
雪渓があって枝沢をエスケープすることになったけど、楽しかったです!
今度は雪渓が無くなってからまた行ってみたいですね(๑و•̀ω•́)و
今シーズンもまだ長いので、またご一緒しましょう!
ありがとうございました😊
出谷川を一泊で抜けていくなんてどんな人なんだろうと思ってました。知識も経験も豊富で沢への情熱が熱くとても素敵な方で今回ご一緒出来てとても嬉しく思います。またぜひご一緒出来ればと願っております。どうもありがとうございました。
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