須金岳南面 猪ノ倉沢 リベンジ


- GPS
- 08:51
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 974m
- 下り
- 975m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
江合川 猪ノ倉沢 体感2級上 水量平水 ラバー向き 魚影見てない 雪渓なし ■アプローチ 猪ノ倉沢の左岸に伸びてる林道を進み、適当な所から入渓。 歩き出しから入渓まで10分くらい。 ■猪ノ倉沢遡行 序盤は低い堰堤とゴーロ歩き。 沢が左に屈折する辺りからゴルジュ地形になり、20m滝が現れる。 ザイルを出して水線左壁を直登。+ ここから滝が続き、3段10mの上段6mは右壁を攀じり小さく巻く。後続は補助ローブ。 次第に沢は開け、小滝とゴーロを進むと岩質が粘土質に変わり、ボロボロで非常に脆い。 シャワーを避けながら巻きも交えて進むと、樋状20m滝。 落ち葉に注意しながら登ると、ナメ滝で出合う二俣となる。 右俣のナメ滝をタワシで磨きながらフリクションを信じて登るが、下部がシブい。後続にはザイルを投げる。 その上で地形は三俣になり、右俣と中俣は枯滝で出合う。 中俣の40m枯滝に進み、ザイルを出して快適登攀。卦蕁 その後も水が染み出してる程度の滝を3〜4個越えると、沢はU字のナメ床になる。 ここは滑りと大量の落ち葉で登りづらく、一部灌木帯に逃げながら越えて行く。 沢型は稜線直下まで続き、源頭を過ぎてからは藪漕ぎ1分で登山道へ飛び出した。 ■下山 一般登山道を2時間程で下山。最後は車道歩き10分。 |
写真
装備
個人装備 |
30mザイル ガチャ類 ビバーク装備
|
---|---|
共同装備 |
50mザイル
|
感想
須金岳へ詰め上がる沢は杉ノ森沢、ミテノ沢、猪の倉沢と3つある。
5月に猪の倉沢に行ったが雪渓に阻まれ途中でエスケープする形になった。
モーリさんが再チャレンジすると言うので便乗する事にした。
実家の秋田から出発したが、朝から雨。気温も寒気の影響で初冬のように寒い。
内心、この寒さじゃもしかしたら中止かな?と思いながら待ち合わせ場所へ向かうと屈託のない笑顔でモーリさんがいた。
この男に寒いから中止はないんだなと確信する。
私も負けない!と意気込むがF1で腰まで水に浸かったら秒で意気消沈した(笑)
なるべく濡れないように、ドボンしないように頑張るので精一杯(笑)
快適スラブと噂されていた所も濡れていて怖い(笑)
何だかんだと進んだら紅葉に染まる稜線に出た。
今シーズン、週末の天気が悪く狙った沢に行く事がなかなか出来なかったけど、紅葉に染まる山々を見たら、なんだかんだ充実した沢シーズンだったなぁと思った。
下山中に見た栗駒山は白く染まっており、あっという間に秋が終わるのを実感すると同時に沢シーズンも終わってしまう事に寂しさを感じた。
いよいよ冬の到来を思わせるような晩秋の朝、北風が吹き付け、吐く息も白い中で沢装備へと準備する。
今日遡行する猪ノ倉沢は、今シーズン序盤の5月に訪れていたが、中間部から雪渓に阻まれ枝沢にエスケープを余儀なくされた沢である。
一度遡行した沢に入るのはあまり好まない私だが、この猪ノ倉沢は中流部から上流部にかけても見所があるのは知っていたので、それを歩かずして遡行した事にはならないと思っていた。
あまり濡れない沢なのでこの時期向きでもある。
登攀では相変わらず脆い岩質と、この時期の滑りと落ち葉で神経を使う遡行ではあったが、無事に5月の雪辱を果たす事が出来て嬉しい限りである。
今回来れなかった仲間にもいい報告が出来そうで何よりだった。
稜線付近の紅葉もまさに見頃であり、沢から眺める見事な紅葉に3人で何度も歓声を上げた。
ここから近い栗駒山や神室連峰の紅葉も見事だが、須金岳と云うマイナーな山にも見事な紅葉があり、誰1人と会う事もなく静かな山を堪能した。
稜線から見えた栗駒山には薄っすら冠雪が見え、他のあちこちの山からも初冠雪の便りが届いた。まるで沢シーズンの終わりを告げるかのようなそんな日であり、BC狂いの仲間達のワクワクする顔が浮かんだが、まだ季節は10月。
これからは晩秋から初冬にかけての、儚さと愁いの沢シーズン突入である。
コメント
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素晴らしい紅葉の写真でしたね🍂
あの景色だけ愛でに登山道を歩きたくなります♪
ちょうど紅葉が見頃でラッキーな感じでした😁
しかし団栗さんが紅葉を愛でに登山道をただ歩いてる姿があまり想像出来ないっス🤣
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