北八甲田山(井戸沢)遡行


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 845m
- 下り
- 563m
コースタイム
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 7:47
田代平(2万5千分の1地形図)
※今回急ぎ足で行動したので、このコースタイムを参考する場合は+2時間は見積もった方がよいと思う。
天候 | 曇り→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
そこから北方向に道路を数分歩くと上駒込橋(入渓点)に着く。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストなし。 最初のうちは川原歩きで、傾斜もほとんどない。 しばらく歩くと、井戸沢・小滝沢の出合に出るので、井戸沢の方へ進む。 最初の滝(F1)では直登する場合、滝の中を通過する必要があり、今回は断念(水量が多くて流されそうだった。)し、左岸を高巻いた。(F1は3m) その後、釜が随所に見られたが、そこに付随するのは滝とまでは言えない段差であった。(3m以上のものを滝としている。) しばらく歩くと、F2が現れる。F2は3mの樋状の滝で左右に1本ずつあった。ここは真ん中を直登した。その後、830mの二股を左に進むと、しばらくして、ナメ床まではいかないが、岩層地帯が現れる。すぐに、ゴルジュが現れ、右岸を高巻いた。(ロープが張られていてロープ伝いに行けば登りやすい。)しばらく歩くと、1050mの二股が現れ、左へさらに進むとF3が現れる。F3は3mの滝で直登した。しばらくして、F4が出てくる。F4は4mの滝で、オーバーハングなので直登は難しい。そのため、右岸を高巻いた。途中、振り返ると雛岳(1240.4m)が見えた。(この山の高さと比較して現在地の標高を推定できるかもしれない。)その後、水量のあるところをひたすら詰めていくと、段差がいくつかある。源頭部が近くなると沢幅が狭くなり横からのヤブに顔が隠れるが、手でヤブ漕ぎをするほどでもない。源頭部の上にはまだ雪が残っていて、毛無岱ではもう枯れているチングルマがきれいに咲いていた。源頭部からは大岳避難小屋までの旧道があって、ヤブを漕がずに登山道に楽にたどり着ける。 ※大岳避難小屋から毛無岱を通って酸ヶ湯温泉に行く登山道は整備されていて問題ないので、ここでは省略させてもらう。 |
その他周辺情報 | 下山後、八甲田温泉へ 今回は龍神の湯(日帰り入浴600円)に浸かった。うち湯と露天があり、どちらも広くてゆったりできる。特に、露天はぬるいのでいつまでも入っていられる。 他に、らむねの湯(炭酸ガスの湯)があり、こちらは日帰り入浴800円 |
写真
感想
本来、18日に行く予定だったが、雨のため延期して20日に行くことになった。そのため、当初のメンバーが1人行けなくなり、顧問の先生と1年生と私の3人で行くこととなった。先生は山のプロ、1年生は高校山岳部出身ということで、自分が一番のアマチュアだった。しかし、去年同様、先生に先頭をお任せしていたら自分の技術の向上にはつながらないと思い、先頭を務めることを志願した。先生には申し訳ないが、一番後ろを歩いていただいた。二股に来ると、その場所であっているかどうか確認してもらった。また、滝の基準が僕の中で曖昧だったのでそこも確認してもらった。思ったよりも自分が滝と考えていたものは、ただの段差に過ぎないようでちょっとがっかりした。確かに、十和田湖の奥入瀬渓流で見るような巨大な滝はなかったが、段差とて登るのが結構難しいものもあり、滝と言ってもいいのではないかなあと思っていた。(滝の基準は厳しい。)また、最近は写真を撮るのが好きなので、iPhoneで写真を撮りながら歩いた。一応ジップロックに入れて持ってきたのだが、ジップロックから取り出して写真を撮った後、ジップロックにしまうのを忘れていた。そして、F1の手前で腰まで水に浸かってしまった。もちろんズボンのポケットにあったiPhoneもしっかり水に浸かった。画面をつけると中に気泡が入っていた。もう動かない!
やらかした〜と思い、ちよっとげんなり。いつもはiPhoneを専用の防水ケースに入れていて入れたままでも写真を撮れたのだが、今回それを忘れてきた。理由は2度寝による遅刻だ。朝5時30に大学集合ということで、一応朝4時に目を覚ました。しかし、後15分だけ寝たいという気持ちからつい2度寝をしてしまい、起きたら5時20分
結果、あんまり準備できず、5分遅れて集合場所に着く。(ほんとメンバーの2人、すいません。)そして、先生の車の中で、家にあったポッキーとカロリーメイトを酔いながら食べていた。さて、話は戻って沢の中へ。カメラを壊してしまった僕に代わって、先生が写真を撮ってくれると言ってくれた。(ほんとありがとうございました。)なので、今回記録にあげた写真はすべて先生のカメラの写真です。F1は僕がiPhoneで撮ったので、残念ながらデータは消えてヤマレコにあげることは出来ませんでした。12時ぐらいになると腹も減ってきたのでお昼休憩を取りました。(後輩から手作りラスク的なものをもらい腹を満たす。)振り返るとちょうど雛岳が見え、雛岳の山頂よりも目の位置が低かったことから、まだまだ沢は続くのかと不安になってききた。というのも、もともとの計画では13時まで遡行してあとは引き返すつもりだった。ただ、歩いていくうちに高巻いた場所がいくつかあったことから引き返すほうが時間がかかるし、辛そうだなとと思うようになってきた。引き返したら懸垂下降の練習ができるというメリットはあったが、それをやることで余計に時間がかかるというデメリットもあった。判断に戸惑いながらも、とりあえず昼休憩を早く終え、13時まで歩くことにしました。僕は内心戻りたくなかったので、スピードをあげた。2人とも沢は慣れているので、問題はなかった。やったー、水量が減ってる!と思ったら再び増えていつ終わるのだろうかと不安になることがたびたびあった。途中、水量がなくなって後はあそこの藪を漕げば終わりかなと思ったのだが、先生に指摘され、右に曲がっている沢のほうへ行った。結局そこだけ曲がっていたらしく、進路が進行方向に戻ったのでその道であたりだった。そして、歩いていくうちにだんだん沢幅が狭くなり、横からの藪がうるさくなってきた。そろそろ来るのか〜と期待していると、ついに源頭部に到着!大岳避難小屋はどこら辺なのかはわからなかったが、とにかく開けていたので幸せな気持ちでいっぱいだった。時間もなんと13時!。ギリギリセーフ(*'▽')。チングルマがきれいに咲いており、この満足感を先生にカメラで撮っていただいた。上を見ると残雪のある場所に人がいて、スキーの板もあった。(スキーの練習をしていたのだろうか)その人たちから避難小屋までの道を教えてもらい、脱力感の中、小屋まで歩しいた。(というより、原頭部から小屋まで旧道あったんだ!)帰りは登山道。しかも木道もあるということで、楽に歩けた。(沢登した後の登山道はほんとに天国!)実際早く下りたかったので、あまり後ろを気にせず早々と歩いてしまった。そして、酸ヶ湯温泉に3時前に下山完了!さてここからが問題!先生の車は田代岱駐車場にあるので、そこまでどうにかして行かなけばならない。ヒッチハイクしかない!そう思い、後輩と2人で車に向かって合図を出し続けた。6台目ぐらいでようやく止ってくれる人が現れる。お願いしたら3人とも乗せてくれるとのことで、ありがたく乗せてもらった。ほんとありがとうございました。助かりました。帰りは八甲田温泉に行き、3人でゆっくり浸かりました。
ちなみになんですが、僕は今回初めて沢の楽しさに気づきました。去年行ったときは2回とも気温が低くて水に入るたびに冷たかったんですが、今回は途中から暖かくなってきて、沢に浸かるのがほんとに気持ちいい!と思えたんです。
やっぱりあったかい時に沢登りですね。
余談ですが、前日にワンゲルのバーコンがあり、12時までやっていたので、僕も後輩も4時間睡眠で挑みました。我ながらよく頑張ったなと思います。
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