水浸しの泥まみれin燧ヶ岳
- GPS
- 08:32
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 1,524m
- 下り
- 1,515m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 8:27
5:40 一ノ瀬休憩所
5:54 冬路沢橋
6:03 岩清水
6:27 三平峠(尾瀬峠)
6:37 三平下(尾瀬沼山荘)
6:57 南岸分岐(冨士見峠方面分岐)
7:29 沼尻平
9:12 俎
9:25 燧ヶ岳
9:55 ミノブチ岳
11:08 長英新道分岐
11:16 三本唐松
11:31 長蔵小屋
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大清水駐車場1日500円.トイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
大清水駐車場〜一ノ瀬 旧道が登山道として利用されている。ゆるやかな登りの樹林帯 一ノ瀬〜三平下 本格的な登りが始まるが木段や木道などの整備が行き届いており歩きやすい。展望のないただの休憩所のような三平峠を過ぎると下りになる。ここも木道が完備。 三平下〜沼尻 尾瀬沼の湖畔に引かれた木道を行く。ほとんど平坦だが、所々で木道の破損や傾きがあるので転倒や沼ポチャに注意 ナデッ窪 段差の高い岩場の急登。雨後は登山道が激しく沢化していて軽い沢登りの様相。滑りやすく危険です。後半は樹林が低くなり天気が良ければ展望の良い道なはず。 マナイタグラ、しばやすぐら 山頂直下は基本岩場。しばやすのほうがやや岩場感が強いか。 長英新道 下山で利用した。ナデッ窪より傾斜は緩やか。やはり雨後は沢化した登山道だがこれもナデッ窪に比べたら大したことなく感じられる。全体的に泥濘が酷く足元をすくわれやすいので要注意。 長英新道分岐〜三平下 木道がメイン。ニッコウキスゲの群落やアヤメなど THE尾瀬といった風景を楽しめる。 見た目に違いがない木道が続くので、分岐では道標で行き先をしっかり確認する。 |
その他周辺情報 | ほっこりの湯 http://www.hokkorinoyu.com/#id30 |
写真
装備
個人装備 |
ザック
レインウェア
ヘッドランプ
懐中電灯
ファーストエイドキット
シップ
解熱鎮痛剤
芍薬甘草湯
下痢止め
小はさみ
コンパス
熊よけ鈴
予備靴紐
スマホ予備バッテリー
山と高原地図
手拭い
手袋
帽子
登山靴
カメラ
時計
食料
飲料
予備食
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感想
一昨年は初めて尾瀬に行き、友人のGARNETさんらと花や大自然、はたまた唐突に現れた岩城こういち夫妻に大はしゃぎをした。
昨年は雨が途中で降りだしそれでも一瞬の隙をついて至仏山にアタックし、雨宿り中に会ったナイスガイhidanogakuさんと至仏山で再び会い、でも買って間もない靴を泥まみれにした。
そして尾瀬歴3年目の今年はいよいよ燧ヶ岳への挑戦だ。ついでに尾瀬沼も初訪問。
前夜、大清水駐車場で天気予報を確認するとこのあと深夜に豪雨の予報。よっぽど帰ろうかと思いもしたが朝になって普通の雨程度なら尾瀬沼散策しようと気持ちを切り替えて就寝。起床4時で雨はごく弱いので行くこと決定。あわよくば燧ヶ岳も行けそうだと睨み、山スイッチを切らさぬまま歩きだす。
一ノ瀬でだいぶ雨が強くなり諦めムードだったが沼尻につく頃は日差しも出てきたのでこのまま燧ヶ岳へ挑戦することにした。
ナデッ窪。言葉のリズムがよいこの登山道はとんでもないものだった。
前夜の豪雨と雪解け水もだろうか、登山道の沢化である。昨年の至仏山もそうだったがレベルが違う。疑似沢登りと言ってもいいほど水がはね上がる程の水量だった。
そんなもんだから幾度となく足を滑らせ危うく滑落、なんて場面が数度あったと記憶している。そして記憶にないままいつの間にか雨も再び降ってきていた。
ようやく視界が開けた、と思われる森林限界も風雨に晒されガスで何も見えず。許されるのは近場に咲く高山植物を見ることだけ。それでも初めて見たキヌガサソウに嬉しさ100倍、元気1.15倍くらい?をもらいどうにかまずは爼ぐらに着。先着していた既に定年を迎えたという男性ハイカーさんとお話をしてこの辛い山登りをサッと洗い流すことが出来た。
そして目の前にあるはずの芝安ぐらが全く見えないが手探り状態で道標に従い進み、こちらは独り占めにて到着。パン一個の休憩で下山を開始した。
長英新道の下りはナデッ窪よりラクな傾斜で、こちらも沢化した登山道だったが激しさはなく歩ける。それでも泥濘は延々と続き靴やズボンは泥はね&泥まみれで気が付けばニッコウキスゲの咲きほころぶ湿原に到着していた。薄っすら明るいが薄っすら降り続く雨のなかでもさすがは尾瀬、人はたくさん歩いていた。
木道で滑り、木段で滑り、どうにか尻もちはつかずに帰路に着いたが汗なんだか雨なんだか泥水なんだかよくわからない状態で駐車場へ到着。「大清水」なんて地名が皮肉に思えるくらい「大泥水」山行で締めくくった2015年の尾瀬であった。
コメント
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bo-tyu-zaiさんお久振りです。
今年も尾瀬に行かれたんですね。あの、雨宿りの最中にお会いしてから一年かぁ
もうそんなに経つんですね。いつも、ヤマレコを読ませて楽しませてもらっています。
昨年の至仏山に続いて、燧ケ岳…登頂おめでとうございます。
ニッコウキスゲの鮮やかさが特に素晴らしいです。
自分も再び尾瀬にいつか行きたくなりました。
また、お会いできるのを楽しみにしています。
hidanogakuさん、こんばんは。
勝手に名前を出してしまってすみませんでした。
それでもhidanogakuさんとの出会いは尾瀬の思い出の一つとして外せなかったもので(笑)
燧ケ岳はもっと天気を選んで登るべきでした。自己満足はしていますがやはり展望も期待しての山チョイスですからその辺は運が無かったというほかありません。
私もいつも楽しくレコを読ませていただいています。
こちらこそまたお会いできる日を楽しみにしていますよ。
bo-tyu-zaiさん こんにちは。
以前、至仏山に登った時に晴れているのに階段状の登山道が沢の様になっていましたが、やはり尾瀬の山はどこも水が多いんでしょうかね。大清水だから余計多い?
でも尾瀬のニッコウキスゲは色が濃くて群生していると、とても鮮やかですね。それだけでも雨霧にむせぶ尾瀬を訪れた価値はありますね。
我が隊は25kmも歩けないので、燧は圏央道が東北道に繋がるまでじっと我慢です。
yuzupapaさん、こんばんは。
至仏山の時より沢の様相が豪快でホントに沢を登っていく感覚でした。何度も足を滑らせ遂には左足が水没しましてそっからはもうタガが外れて破れかぶれで四足歩行で登っていきました。
あのニッコウキスゲの群落を見るのも3年目。過去2回とは別の場所でしたが尾瀬の雰囲気はいい意味でどこも変わらず、爽やかな気持ちになりました。
大清水から一ノ瀬までマイクロバスが出てます、有料ですけど。大清水から行くには一ノ瀬から歩くのが尾瀬沼経由燧ケ岳登山の一般的なコースだと思います。これで帰りもマイクロバスを使えば5キロ以上は短縮できますよ、いかがでしょうか?
こんにちは、楽しく読ませていただきました。
花の名前ですが、14枚目はサワラン、23枚目はトキソウだと思います。
ご参考までにどうぞ(間違っていたらすみません)。
pinckyさん、はじめましてこんにちは。
なんだかやっぱりわからない、覚えられない花の名前。サワランというのですね、ありがとうございます。
トキソウが当たっていたのでちょっとづつ名前を覚えられてきましたが、この先もどうぞご教授お願い致します!
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