越前・山王駅から保田駅─経ヶ岳(清ヶ岳)


- GPS
- 04:22
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 725m
- 下り
- 683m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
<ゆき> 小杉659━751金沢754━913福井925━1000山王 <かえり> 保田1427━1512福井1607━1733金沢1740━1827小杉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
送電線巡視路なのでしっかりと整備されてます。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
サングラス
携帯トイレ
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感想
北陸三県の旧北陸本線の3セク鉄道が2日間乗り放題の企画乗車券『北陸3県2dayパス』と、えちぜん鉄道の一日フリーきっぷを使って、福井県の経ヶ岳に行って来た。「福井県の経ヶ岳」といっても、日本三百名山のほうではなく、勝山市鹿谷町保田から登るほうの経ヶ岳。同じ県に同じ名前の山があるとややこしいので、区別のためこちらは「保田経ヶ岳」と呼ばれているようだ。一般的には、えち鉄の保田駅、またはクルマで保田集落の奥まで入ってピストンが主流だと思うけど、今回は、えち鉄の保田駅から三つ福井寄りの山王駅スタートとした。何故、山王駅スタートとしたか?…は、私なりのこだわりが理由だけど、それを説明するのは面倒なので「体力度[3]の山行にしたかったから」とだけ答えとく。正確ではないが、大きく外れてもいない(苦笑)。山王駅からの登山といえば、2年前に鷲ヶ岳に登ってる(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4160167.html)けど、あの山行を山王駅スタートとした理由も、今回と全く同じ。
10時ジャストの定刻より少し遅れて電車は山王駅に到着。駅前の県道を線路沿いに東へ進む。かつての主要道のため、道路沿いに水準点が埋まってる(苦笑)。49日前に大佛寺山に登る(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6623728.html)ために使ったばかりの越前竹原駅前を10:28に通過。意外に時間がかかってる…。保田経ヶ岳に登るためにこの区間を歩く頓狂な登山者は他に居ないらしく、吉峯寺への分岐に差し掛かる前に、永平寺町コミュニティバスの運転手に「吉峯に行くなら、乗ってかない?」と声をかけられた…(苦笑)。
市荒川大橋南詰を過ぎると民家は途絶え、九頭竜川と山裾の隘地を通るようになる。やがて、小舟渡橋がみえてくる。次の小舟渡駅のそばには、地形図では温泉の記号が打たれてる。しかし、その温泉施設は今世紀に入って早々に廃業。かつては、遊園地もあって大賑わいだったという逸話が信じ難いほど寂れてる。タクシー営業所の跡のみがかつての栄華の証人といったところか。小舟渡駅て一旦踏切を渡り、なおも川沿いに進むと勝山市に入る。白山をみながら踏切を渡り、少し進むと保田方面の分岐があり、ここで県道とお別れ。保田駅横で踏切を渡り、保田駅へ。駅舎は無いけど新しめの多目的トイレがあるので、ここで用を足す。
保田駅からは一般的なルートで(苦笑)、保田鉱泉の跡をみに行くことはせずに(苦笑)案内標識に従って保田集落内を進むと、どんどん傾斜がついてくる。中部縦貫道の下をくぐるところにA型バリケードが設置されてて、「もしかして、通行止めか!?」と一瞬青くなったけど、イノシシ侵入防止のためであり、手動で簡単に動かせた(苦笑)。やがて道は簡易舗装になり森林のなかに入ってく。道のコンディションがクルマの通行が困難な状態になり、土石流災害危険渓流の看板が現れると、登山口に12:41に到着。ただし、経ヶ岳登山口との案内は無く、送電線巡視路入口の案内のみ。
山王駅から100分ほど歩きづめだったため、登山口で靴をジョギングシューズからトレッキングシューズに履き替えがてら休憩し、太巻&いなりセット喰った。すぐ横に沢が流れてるので、空いたペットボトルに採水してから登山口を出発。しばらくは沢沿いに進み、沢の左岸から右岸に渡渉。しばらくは山腹の歩きとなるけど、枝沢を跨いでから、右岸から左岸に戻る。巡視路の分岐点に出ると、「経ヶ岳」の案内のあるほうに進む。巡視路と分かれたように思うけど、どっちとも巡視路だ(苦笑)。やがて、ロープやら鎖が出てくるけど、これらを使わなくても通過出来るレヴェルで、難所には感じなかった。最後の渡渉点で沢を渉ると、送電線の通る尾根にジグザグに登り始める。パッと見、黒部渓谷下ノ廊下の水平歩道を思い出すような沢の上部の高巻きの鎖場があるけど、距離が短いので恐怖を感じる間も無く通過。尾根に乗るとすぐに最初の送電塔に到着。経ヶ岳頂上直下の赤白の送電塔もみえる。送電線の通る尾根は木々も少なく、夏のスキー場斜面のような植生で展望はイイけど、暑い(苦笑)。遠くにみえたハズの赤白の送電塔に到着すると、頂上は近い。あくまでも巡視路がメインなので、頂上分岐を見逃して直進しないように気を付ける必要がある。幸い、『ヤマレコMAP』の新機能のアナウンスがあったので、間違うことは無かった。経ヶ岳頂上に12:56に到着。
登山口から1時間チョイで到達した経ヶ岳頂上は三角点と簡易な標識類しか無い地味なところ。周囲を木々に囲まれて展望も無し。日清カップヌードルのシーフードヌードル喰ってから、13:16に下山開始。頂上が展望が無かった代わりに、赤白塗りの送電塔で展望を楽しむ。雲が上がって白山方面はダメだけど、奥越の雄・荒島岳はよくみえた。よく整備されている道だけあって、下りも難なく歩き、登山口には14:02に到着。帰りは14:57発の福井ゆきに乗るつもりだったけど、1本前の電車に乗れる!…と頑張って、14:24に保田駅に到着し、14:27発の電車に乗車。しかし、福井から金沢方面の列車の接続が悪く、1本前の電車に乗った意味ナシ…(汗)。
登山口から頂上までの往復では誰にも会わない静かな山歩き。送電線の加幹線の巡視路を兼ねてるため、よく整備されて歩き易かった。明日走る『第41回カーター記念黒部名水マラソン』のウォーミングアップにピッタリでした(爆笑〜!)。
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