至仏山 鳩待峠〜至仏〜尾瀬ヶ原〜三条の滝〜尾瀬沼〜大清水
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan.png)
- GPS
- 17:40
- 距離
- 33.4km
- 登り
- 1,157m
- 下り
- 1,568m
コースタイム
7:45鳩待峠→9:05オヤマ沢→9:50小至仏山→10:50至仏山(昼食休憩)11:55→13:45下山→14:00至仏山荘14:20→15:05牛首15:15→15:50竜宮→16:40元湯山荘着。
2日目:5時間30分
7:45元湯山荘出発→8:10見晴→9:30尾瀬沼の沼尻休憩所(休憩)10:15→11:10長蔵小屋・ビジターセンター→11:15尾瀬沼山荘→12:10三平峠→13:05一ノ瀬休憩所→14:00大清水
天候 | 曇り〜雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
元湯山荘はお風呂があって良かったです。 下山後スキーの時によく立ち寄る白沢温泉望郷の湯で汗を流しました。 |
写真
感想
★至仏山へ
3:30自宅を出発し、外環、関越道と乗りついで6:10第一駐車場に着。6:30駐車場発のバス(900円)で7:10に鳩待峠に到着した。
鳩待峠にある看板はまだ日光国立公園になっていたが、先日尾瀬国立公園が認定されたので今回が見納め。
標高1600mから頂上の2228mまでは高山植物が多彩に咲いた。高山植物の宝庫と言うのが相応しい山可憐で可愛いお花達。
オヤマ沢経由の登りは比較的楽なコースと思えたが、小至仏山通過ぐらいからこげ茶色の蛇紋岩と呼ばれる至仏独特の山様にオッカナビックリ。蛇紋岩は登山者が歩いた部分がツルツルになっており、雨で濡れていなくても滑る滑る本当に注意していないと怖い岩肌。怖い怖い言いながらも、初めての体験で興奮する。
頂上は結構登山者で賑わっていた。最も感動したのは尾瀬原方面への下山。正面に燧ヶ岳、眼下に尾瀬沼を見下ろしながら、脇には高山植物。上の方は木道も整備されており歩きやすかった。ただ、下に来るにしたがって蛇紋岩+岩清水で滑りやすさ凶悪級。本当に緊張の糸を途切れさせずに転ばず頑張った。
清清しい風景と可憐なお花達に囲まれて幸せ満喫する。
★尾瀬ヶ原を横断
至仏山も良かったですが、尾瀬と言えば「夏が来れば思い出す〜遥かな尾瀬〜遠い空」の歌の通り尾瀬原。至仏山中腹からの尾瀬原の眺望は良かった。今回は予約していた元湯山荘まで尾瀬原の横断。尾瀬原に入ってあらためて尾瀬に来た〜という感慨がひとしおだ。
尾瀬原は思っていた以上にヒロ〜イし、お花もイ〜パイ。残念ながらニッコウキスゲは時期より1週遅かったため、尾瀬原付近ではほとんど咲いてなかったが、アザミやキンコウカ、ソバナ、ヒツジグサ、ワタスゲなど20種類以上の花が咲き誇っていてキレイだったわ〜。
後ろを振り向くと、午前中に登頂した至仏山が素晴らしい。本当にあそこ登ってきたんだよな〜と、振り返り振り返りしながら木道を歩いた。
牛首まではバスツアーなどで観光客が多いため木道にかかる草はほとんどなく、大変歩きやすくすれ違う人も結構いた。小さな池が所々にあり、それがまた涼やかな風景に。
牛首を過ぎて竜宮方面はぐっと人も減って、木道にかかる草が明らかに増えていた。ま^歩き難いほどではなかった。あいにく向かいの燧ヶ岳は半分雲に埋まってしまっていたが、それでもその山並みを見ると嬉しくなる。
竜宮を過ぎたあたりから天気は少しずつ下り傾向で、明らかに左手方向が雨っぽい。左手方向はワイらが向かう元湯山荘がある方向。山荘前で雨が降ってきたが、ギリギリセーフ。元湯山荘についた時には、ワイらが一番最後の宿泊客。
部屋は211号室。相部屋で予約していたが、運よく6畳1間をワイ達だけで利用できた。温泉で汗と疲れをしっかりと流し、夕食も飲んで本当に快適だった。温泉のある山小屋って大変良い。9時消灯まで手持ちの泡盛を皆で一杯やって明日に備えてゆっくりと就寝。尾瀬原にはぜひ水芭蕉の季節に来てみたいと思いつつ夢の中へ
山小屋は富士山しか経験がなかったので、これほど快適だとは夢にも思っていなかった。
★三条の滝へ
4:00起床。前日就寝までザアザアだったので、起きた時に降っていたら中止を考えていたが、なんと止んでた!なんというラッキー朝食前の腹ごなしに、水とカメラだけ持って片道1時間(往復2時間)で三条の滝まで行ってきた。
4:30出発した時にはまだ暗く、元湯山荘からは、ずっと下り。前日雨だったため結構ぬかるんでいて慎重に足を運ぶ。しばらく歩くと看板が見えてきた眼下に流れる平滑ノ滝。日光の竜頭の滝みたいな平たい滝。でも、結構な水量で迫力あり。この頃にはちょっとずつ明るくなってきた。
更に下りが続く。そのうちぬかるみがなのか、水が流れているのかわからないくらいにぐちゃぐちゃに・・・それでもへこたれず下り。この間、沢の音がず〜と聞こえていた。そして、ザザザという滝の流れる重低音が聞こえてきた。見晴台から見る三条の滝は大迫力ワイの中では今まで見た滝で最も凄いと思った。グチャグチャの中でも来たかいがあったよ。
★尾瀬沼経由で大清水へ
雨の中だったが、視界はそれほど悪くなく通常の登山のような登りもなかったため、以外に楽しくハイクできた。ただ、見晴から尾瀬沼間では距離もあり雨降りでちょっと気分が。でもビジターセンター辺りでは、ニッコウキスゲがまだまだ咲いており、雨の中わざわざ回った甲斐があった。
ただ、ビジターセンターに飾ってあった写真を見ると、ピークの頃は一面が黄色くなる位咲いており、やっぱりその時期にもう一回来たいわ〜。以前霧ヶ峰の車山に行った時のニッコウキスゲがとてもキレイだったのを思い出す。
尾瀬沼を手前にした燧ヶ岳、残念ながら雲がかかっていたが、雄大な山様はシッカリと目に焼き付けてきた。この山も百名山。いつか登りに来るぞと心に誓い、大清水からの帰宅する。
帰りはスキーの時によく立ち寄る白沢温泉望郷の湯で疲れと汗を流し、ワイ以外の2名は、ワイはコーラで一杯。今回も大変良い経験だった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する