穂高・明神主峰を目指すも5峰にもとどかず
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- GPS
- 07:56
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 1,031m
- 下り
- 1,030m
コースタイム
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 7:54
自動判定の地点で 日本山岳会上高地山岳なんじゃら と 天然クーラー は通っていません
(山と高原地図 との提携が終わってからのヤマレコの地点やルート情報がかなり劣化していると感じます、お気を付けください)
[ メモしていたコースタイム ]
上高地バスターミナル___ 05:25
岳沢登山道入口_____ 05:40 (6℃)
7号標識________ 06:20 〜 06:25
トラロープ帯開始のコル_ 08:30
トラロープ帯終了のコル_ 08:55
森林限界=本日の到達点_ 09:30 〜 10:10
トラロープ帯開始のコル_ 10:30
トラロープ帯終了のコル_ 10:55
7号標識________ 12:20 〜 12:30
岳沢登山道入口_____ 12:55
上高地バスターミナル___ 13:20
天候 | 気持ちの良い 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
明神岳5峰西南稜 踏み跡はものすごく明瞭になってきています ただ季節的(5月連休で多くの人が歩き、夏草が茂る前)?なだけかもしれません 登りも下りも終始泣きたくなるような急傾斜の尾根です トラロープが設置された露岩がありますが、尾根の上で細いので怖いかも知れません |
写真
感想
明神主峰を目指していながら5峰にも届かずと情けなくはありますが正直なところ森林限界までよく頑張ったと思います
前日の金曜日に家を出て高速に乗る前にコーヒー一杯をと思ってコンビニに寄って車から降りるとき左膝がイテテテ〜ェ
これではとても明神に近づけない、だったら高速代金がもったいないので止めようと思ったけれど、気候もいいので少しでも明神に近づいてみたいと結局予定通り沢渡まで走りました
ちょうど一年前の4月5月に膝痛で水を3週連続で抜いてもらったあとストレッチに励み、9月からは毎週のように山を歩いて年末には完全に膝は治ったと思っていました
ところが今年になって少し雪の上を歩いてから膝痛が再発してしまいました(ちょっと痛みの具合が違うんですけどネ)
でも多少に膝の痛みはあっても昨年同様に山は歩ける、と行ってみたんですがハハッ全然ダメでした
膝が故障しているのに何故明神主峰に登りたかったのか・・・それは
昨年暮れに西丹沢から大倉へ抜ける山歩きをしました
距離にして27キロ余り、登った標高差は2200m以上とまあ膝痛は完全に克服したといえると思います
で、この日の檜洞丸の気温予想が−6℃
いくら雪のない丹沢とはいえこの気温では私の普段履きのトレランシューズでは足の冷えに耐えられないだろうと4年近く前に mmgさん に紹介してもらって買ったミッドカットのアプローチシューズ LA SPORTIVA Tx4 を履いて行きました
そうしたらこの靴、岩というか石というか砂利というか、要は石の上のグリップ力が物凄く良い
それはもう恐ろしくいい
あ〜この靴で早く穂高の稜線を歩きたい、と思いながら歩いたのでした
が、反面、粘土質の斜面はまるっきりグリップ力が無く滑る滑る
なので5峰西南稜の急尾根の下降でどの程度スリップするのかも確認してみたかったのです
今回、上高地から7号標識に着くまででもうかなり膝は痛かったですが、まあ折角なので行けるところまでと西南稜に取りつきました
7号標識までの速足で歩く時の痛みと西南稜の急傾斜を歩く時の痛みの質の違いを感じながら何とか頑張って森林限界まで上がりました
そこは暑くもなく寒くもなく実に気持ちの良い日差しの中で抜群の眺望を楽しめました
十分眺望を楽しんだあと下山にかかりますが、下り始めは急だし痩せているので慎重にならざるを得ず膝の痛みなど気にしてられません
トラロープ帯を下りきるともう緊張感はなく歩けますので膝の痛みも強く感じるようになりゆっくりゆっくりしかもその足の運びおかしくないかい?と思いながら下っていて一回ツルッと滑って尻もちをつきました
でもこの尻もちは靴底の性なのか私の足の運びの性なのか今回は分かりません
ただミッドカットなのでクルブシが覆われていてすごく安定感があってそれが安心感につながって歩けているな〜とも、よ〜く実感できました
ただローカットに慣れている私にはその安定感・安心感は邪魔でクルブシ自由のローカットの方がずっと歩きやすいです
まあこんな感じで何とか7号標識まで降りてきましたので、このアプローチシューズ LA SPORTIVA Tx4 で西南稜を下降できるかどうかの判定は今回は出来ない、という結果になりました
7号標識で膝サポータをつけて、普段なら石の上を避けるのを逆に石に乗って靴底のフリクションを楽しみながら梓川まで降りて来ました
ウーン、やっぱりこの靴で明神の稜線歩きたいですね〜
でも残念ながら昨年の経験から夏までに膝を治す自信はありません
秋になれば日没が早くなるので明神主峰まで往復する自信はないです
今回2峰の下降と登り返しのために補助ロープ2本と僅かばかりのガチャでちょうど2kg担いでいたのですが、2峰までなら丸腰で行けるので2kg軽量化で行く?という気がしなくもないです(多分行かない)
普通なら、じゃあまた来年、となるのですが、後期高齢者に来年は「期待」しても「予定」は出来ません(笑)
(年々力が衰えていくのを感じます、意外とそれを感じるのが面白いです
人も機械もこうやって動かなくなっていくのか、と)
穂高の稜線歩きは多分、西穂高へロープウェイで、となる気がします(大笑)
※服装
気温が低いのでもう少し暖かい格好が必要かと思いましたが、夏山の服装に万能雨具でちょうどよかったです
※西南稜と熊
マスコミには毎日のように熊の話題が出ているので念のため熊鈴を持っていきましたが鳴らしはしませんでした
この西南稜、カモシカの糞はチョコチョコありますが熊のは見たことがありません
まあ熊が通らないってことは無いでしょうけど、ここは俺の縄張りという主張も無いような気がします
ちなみに熊は、明神東稜ひょうたん池周辺で見ていますし、奥又白谷では毎回のように見ています
毎年恒例の明神 V 峰(のように感じます)、お疲れさまでした。
あのルート、どんなところか知っているだけに、膝不調で下るのは、さぞかし大変だったことと想像します。
今まで通った中でも特に下りたくない尾根で、「森林限界から見下ろす上高地」の景色を明神から来て見ると、先の長さにガッカリするところです
前穂から明神に向かえば、Rope 不要ですが、反対だと II 峰の下りがちょっと欲しい気もしますね。2回に分ければ、7mm 40m x1 で懸垂できるはずです。これだと 1.5kg ぐらいですので、だいぶ軽いです。前穂をはずして、奥又白池〜A 沢〜明神にすれば、少し楽かもしれません。
前期高齢者に仲間入りしましたが、高齢者と付くだけに、年ごとに衰えを感じています。高齢者グループに入ると、10 年先の体力がどうなるのか全然予想できなくて、困ったものです
体力の衰えを感じるのが面白いとは、なかなかユニークな発想ですね。良くも悪くも変化を楽しむってことで、そう思えば、低下具合を楽しむのも有りかなと思えます。
こんにちは
コメントありがとうございます
確かに明神は「恒例の」V峰ですネ
V峰往復ということはあの西南稜を下るために登っているようなものですし、抜群の眺望なのでぜひ見に行ってみてください、と人に勧めていますのでほとんどアブナイ精神?感性?かも知れません(笑)
実は10日程前に4年振りぐらいに厚木広沢寺弁天岩へ靴の様子を確認に行ったのですが、多分この時に膝の調子を少し悪化させた感じがして、 II 峰の壁は上から下までロープを張って登下降してしまえ、と7mm 30mと20mロープを持っていきました
登りでロープなんか使わないと割り切ってしまえば確かに40mロープ一本で済みますね
歳による体力の衰えはやっぱり抗えないと思うのですが、そこの力が落ちてきているの?とか、そこの筋力が固まってきている訳?とか、感じて、そこはもう少し柔らかくあってほしい、とか、そこの力はまだもう少し残っていて欲しい、とか思いながらネットでなんか楽して体力維持する方法はあるの?と、いろいろ覗きに行くのも面白いです
「なんか楽して体力維持する方法」、全く楽して維持するのは難しいですが、60 代以前のようにやると疲労が貯まって辛いので、太く短くやれば、急激な低下は防げるようです。筋力は、80 ぐらいまでは維持できるとのことですので、心肺能力はそこそこにして、脚力を落とさないようにするのがポイントかと。8000 歩平地を歩いたぐらいの負荷では、山登りには足りないですが、全力で1分もやれば非常に高負荷なので、筋力維持には良いかと思います。自転車漕ぎが、山登り向きのトレとして具合がいいです。
登山者検診の時、それなりに維持していれば、80 歳でも赤岳日帰りは楽勝だろうと言われたので、どうなるか楽しみにしています。でも、男性の健康寿命平均年齢は 72 歳。そして、この時、1/4 は亡くなっているとのこと。となると、80 歳まで生きているかどうかのほうが問題です
こんにちは
> 80 歳でも赤岳日帰りは楽勝だろう
とは羨ましい限りです。やっぱり普段体力維持に気を付けておられると可能なことなのでしょうね、素晴らしい。
> 筋力は、80 ぐらいまでは維持できる
とは嬉しい情報ですね、ありがとうございます。
70になっても山をやってられるとは思っていなかったですが、今は、80まで今の調子でやっていけたらいいなと思っています
若い人から見れば普通のことかもしれませんが、山歩きで80までに2つやりたいことがあります
なので今はまず 膝 の回復が優先ですね
嬉しい情報ありがとうございました
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