【燕岳】テント泊装備で合戦尾根に挑む!
- GPS
- 11:20
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,500m
- 下り
- 1,488m
コースタイム
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 4:58
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 3:12
- 合計
- 8:03
天候 | 1日目: 曇りのち晴れ☀ 2日目: 晴れ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前日の大雨で朝9時まで中房線ゲート閉鎖されていたため、余裕で停められました。 通常は、平日でも朝早くいかないと第1には停められないようです…。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山口~合戦小屋 雪なし。相変わらずの急登。 ■合戦小屋~燕山荘 合戦沢の頭から途切れ途切れ雪あります。ここで軽アイゼンつけました。小屋の方がステップ切ってくれているので、とても登りやすいです。なんて至れり尽くせりなルートなんだ…! 滑り止め無しで登っている人もいたので、登れないことはないです。ただ、滑って谷側に落ちたら止まらない程度には急斜面なので、無しで登るのは個人的にはナシです。 ■燕山荘~燕岳 2か所ほど雪が残っている個所がありますが、そのままで行けます。 |
その他周辺情報 | 下山後、有明荘にてお風呂入りました。ぬるんぬるんなお湯です。 燕山荘で100円割引券もらいまして650円。 |
写真
感想
ど平日に休みを取りまして、「長野県で平日に行きたい山 第1位」の燕岳にテント泊してきました。いつもより感想が長いですが、どうぞ。
2年前にテント装備を買ったのですが、使ったのはたった4回。その全てがベースキャンプ型で、重荷を背負って長い距離を歩いていませんでした。
・横尾テント場からの蝶ヶ岳 (ほぼ水平移動)
・南竜野営場からの白山 (緩やかな登り)
・雷鳥沢キャンプ場からの立山 (室堂からすぐ)
・西穂山荘からの西穂高岳 (ちょっと頑張った)
正直小屋泊のほうが好きなのですが(笑)、近年宿泊費の高騰が著しく、毎回小屋泊はさすがに厳しい。でも縦走はしたい…。ということで、修行がてら合戦尾根をテント装備で上がってみることにしました。急登を登ったあと、2日目に重荷を背負って次のピークに行ける体力は残っているのか?を確かめるためです。
結論、体力は残っておりませんでした(・ω・)
1日目:
前日の大雨で登山口までの道路が倒木により閉鎖。中止か?!とハラハラでしたが、9時に無事解除。そんな状況だったので登山者はほとんどおらず、予想外に静かな山歩きとなりました。
急登の連続に全くペースが上がりません。10kgの荷物が重すぎる…。途中からはペースを上げる必要などないと気づき、一歩一歩ゆっくりと歩きました。
合戦小屋を過ぎると雪が出てきます。久々の雪道なので滑らないように慎重に進みます。
燕山荘まで来ると、真正面に槍ヶ岳から裏銀座方面の山々。久々の大迫力な北アルプスにテンションが上がります。
人が少ないだろうとは思っていましたが、まさかのテント泊は自分だけ。さすがに寂しい…。今の時期燕山荘のテント場は雪の上に作られているのですが、雪面にポツンと自分のテントが建っておりました。色とりどりのテント村はどこ?!
夜。気温は5℃とそれほど低くなかったのですが、雪面に寝るのがとにかく寒いっ。銀マットとカイロがなかったら多分寝れなかったです。-6℃~6℃対応の寝袋でしたが、この時期はシュラフカバーいると勉強になりました。そして稜線にテント張るのも初めてだったのですが、風の音が思った以上に恐怖。しかもこの雪面に寝てるのは自分だけと考えるとさらに恐怖。「家でぬくぬくお布団で寝たいよー、なんで小屋泊にしなかったんだー( ;∀;)」と後悔しまくっておりました。結局合計で5時間ぐらいは寝たんですがw
2日目:
快晴予報だったので、景色もご来光も最高の朝を迎えました。昨晩、寝袋の中で後悔しまくっていたことは一切忘れ、「来てよかったー!」と感動。切り替えはや。
自分以外小屋泊ということは、みんなが朝ご飯中に山頂に行けば、憧れの「燕岳山頂独り占め」ができるのではないかと思い立ち、5時ごろ山頂に向けて歩き始めます。(朝ご飯は5時半からと知っておるのだよ、ふふふ)
予想通り、爆速日帰り登山者も小屋泊の人もおらず、360度大展望の山頂をまったり楽しめました。でも6時半ごろ下ろうとしたらトレランの人が登ってきてびっくり。すごい。足速すぎでは?!
朝ご飯を食べたら蛙岩まで散歩…の予定でしたが、もう登りで使う足の筋肉が疲れ切っていて、たった2,3mの登りでも力が出ない。こりゃだめだと思い、途中のピークで景色を楽しんでテントまで戻りました。
燕山荘は夏に向けての荷揚げ日だったようで、朝から10往復ぐらいヘリが来ていました。届いた荷物をささっと仕分ける小屋の方々。でもみんな楽しそうで、今まで見た山小屋で一番雰囲気が良かったです。働く人にとっても良い小屋なんだろうなーというのを感じました。人気なのには理由がある。
荷物をまとめたら下山します。登りと下りでは使う筋肉が違うのだと実感。下りは順調に歩けるのに、登りが来るとたった数歩でも足が辛すぎる。筋肉痛ではなくて、筋肉疲労って感じでどんよりと辛い。
この疲労感で、燕山荘→常念岳まで歩けるか?と言われると無理でした。テント泊の浅い眠りでは全く疲れが取れていないことがよくわかりました。
ということで、テント泊でのアルプス縦走は体力的にまだ厳しいというのを実感。重荷でも歩ける体力をもう少しつけたいと思います!
そんなこんなで勉強しつつ、人の少ない燕岳を楽しめて大満足の山行でした。やっぱり北アルプスはたのしい!(*'▽'*)
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