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記録ID: 6879608
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沢登り
近畿

【野坂山地】武奈ヶ嶽の沢登り(天増川の枝谷から)

2024年06月02日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
8.1km
登り
771m
下り
765m

コースタイム

日帰り
山行
6:40
休憩
0:40
合計
7:20
6:30
60
駐車地
7:30
7:30
140
武奈ヶ嶽の北西側の谷に入渓
9:50
9:50
20
10:10
10:50
40
11:30
11:30
120
武奈ヶ嶽の西側の谷に下降開始
13:30
13:30
20
天増川本流に合流
13:50
駐車地
天候 曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2024年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
天増川沿いの林道は天増川集落の上手に鍵付きの車止めがあり,一般車両はそこまで。車止めの手前に2台分程度の駐車スペースあり。林道自体はダートだが路面は綺麗なので自転車の活用も可能。
コース状況/
危険箇所等
・ 登りに使った武奈ヶ嶽の北西側の枝谷(谷名不詳。ご存じの方教えてください)は,下部は小滝が連続し,突破が楽しいミニゴルジュまで出てきて期待が高まるが,最初の二俣を過ぎると一気に平凡化してしまい残念至極。中間部は植林や伐採跡が出てきてあまり雰囲気が良くないが,詰めは自然林で,穏やかな源頭を武奈ヶ嶽山頂に直接上がれるので,気楽な沢歩きの谷としては良いかもしれない。
・ 下降に使った武奈ヶ嶽の西側の枝谷(こちらも谷名不詳。ご存じの方こちらも教えてください)は,源頭部に滝が2つほど(10mの直瀑と2段5mの滝)出てくるのみで,あとは平凡。
登りは武奈ヶ嶽の北西側に突き上げる天増川枝谷を遡行。出合は小滝になっており,なかなか期待させるスタート。
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登りは武奈ヶ嶽の北西側に突き上げる天増川枝谷を遡行。出合は小滝になっており,なかなか期待させるスタート。
なかなか引き締まった渓相ではないですか。
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なかなか引き締まった渓相ではないですか。
小滝が連続して,いい感じ。
小滝が連続して,いい感じ。
気がついたら両岸がぶっ立ち…。うおお,ゴルジュまで出てきた!
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気がついたら両岸がぶっ立ち…。うおお,ゴルジュまで出てきた!
ミニゴルジュ入り口の3m。水流の中に良いスタンスがあり,何とかクリア。まさかシャワークライミングを楽しめるとは。
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ミニゴルジュ入り口の3m。水流の中に良いスタンスがあり,何とかクリア。まさかシャワークライミングを楽しめるとは。
ミニゴルジュ出口の2条3m。ゴルジュ内に侵入したからには直登しか手がないので突っ込む。こちらも水流の中に掛かりの良いホールドを見つけ,強引に突破。
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ミニゴルジュ出口の2条3m。ゴルジュ内に侵入したからには直登しか手がないので突っ込む。こちらも水流の中に掛かりの良いホールドを見つけ,強引に突破。
ゴルジュ出口に立つトチノキの大木
ゴルジュ出口に立つトチノキの大木
この後も水流激しめの15mナメ滝など盛り上がる要素が続き,これは当たり沢かも,と思っていたら…
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この後も水流激しめの15mナメ滝など盛り上がる要素が続き,これは当たり沢かも,と思っていたら…
最初の二俣を越えたら,一気に平凡化…。あいたたた…
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最初の二俣を越えたら,一気に平凡化…。あいたたた…
詰めはいい感じなんだけどねぇ…。野鳥も豊富で,オオルリが3羽三つ巴でケンカしているのを見た。豪華なケンカだね。
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詰めはいい感じなんだけどねぇ…。野鳥も豊富で,オオルリが3羽三つ巴でケンカしているのを見た。豪華なケンカだね。
武奈ヶ嶽の西尾根にある,爽やかな鹿ヶ原の草原
武奈ヶ嶽の西尾根にある,爽やかな鹿ヶ原の草原
小浜方面の展望が良好
小浜方面の展望が良好
この気持ちのいい砂地でお昼ご飯
この気持ちのいい砂地でお昼ご飯
草原に浮かぶ綿雲
(ただし,この鹿ヶ原,その名のとおり鹿のねぐらになっているようで,奥美濃に匹敵するほどのマダニ密度。慣れてない人は卒倒しかねないレベル。散歩する際は完全装備推奨。)
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草原に浮かぶ綿雲
(ただし,この鹿ヶ原,その名のとおり鹿のねぐらになっているようで,奥美濃に匹敵するほどのマダニ密度。慣れてない人は卒倒しかねないレベル。散歩する際は完全装備推奨。)
鹿ヶ原を過ぎた小さな鞍部から,武奈ヶ嶽の西側の天増川枝谷を下降開始。
鹿ヶ原を過ぎた小さな鞍部から,武奈ヶ嶽の西側の天増川枝谷を下降開始。
まあ,線形から言って滝なんか出てこないでしょ…って思ってたらいきなり高いの出てきた。
まあ,線形から言って滝なんか出てこないでしょ…って思ってたらいきなり高いの出てきた。
右岸急斜面を慎重に巻き下り。10m〜15mほどの滝でした。
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右岸急斜面を慎重に巻き下り。10m〜15mほどの滝でした。
少し下るとまた2段5m。これは左岸巻き。なかなかの急斜面で,懸垂したほうが早かったかも。
少し下るとまた2段5m。これは左岸巻き。なかなかの急斜面で,懸垂したほうが早かったかも。
巻きの途中で,平和に草を食んでいたカモシカの真上に飛び出してしまった。困惑の眼をこちらに向けるカモシカの図。
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巻きの途中で,平和に草を食んでいたカモシカの真上に飛び出してしまった。困惑の眼をこちらに向けるカモシカの図。
あとは何もない谷でした。これは予想通り。
あとは何もない谷でした。これは予想通り。

装備

備考 ・フェルトソール沢足袋使用
・ロープ(40m)は携行したが不使用

感想

 今週もあまり時間が取れないので,できるだけ近場の山で。ということで,高島の湖北武奈ヶ嶽。
 比良のほうの武奈ヶ岳はもちろん沢登りで何度も登ったことがあるけれど(貫井谷,八幡谷,三舞谷…),そういえばこちらの武奈ヶ嶽は沢から登ったことがないなぁ…というか,沢から登れるの? と思い調べてみると,武奈ヶ嶽の南側の谷は南谷と呼ばれ,中庄谷直・吉岡章両氏の「日帰り沢登り」に記録が収録されているようだ。だが,調べた限り,その他の谷には記録が見当たらない(見落としがあったらすみません)。そこで天増川の枝谷をチョイスしてみた。
 武奈ヶ嶽の北西側に突き上げる枝谷は,地図上ではいかにも滝がありそうな線形で期待していたのだが,下部はミニゴルジュの突破まで楽しめてなかなか良かったものの,最初の二俣以降はめっきり平凡化してしまい残念。今回はハズレだったが,この辺りは三重嶽の沢以外はほとんど沢登りの記録を見ない(気がする)ので,もうちょっと探ってみたい。三十三間山のほうとか。

 余談ですが,日ごろから「登山道無視・ヤブ漕ぎ上等」を標榜し,ヤブ尾根の「強点」を敢えて中央突破するブッシュストロングスタイルを実践しているせいか(嘘です),普通の登山者なら当然知っているような山の人気スポットに関する知識がエアポケットのごとく抜け落ちていて,愕然とすることが時折ある。今回の「鹿ヶ原」もまさにそれで,帰路,武奈ヶ嶽の西側の枝谷に下降すべく西尾根のヤブをかき分けていたら,突然目の前に青々とした爽やかな草原が打ち広がって唖然とした。武奈ヶ嶽にこんな良いところあったのか,と思い下山後に調べてみたら,普通にヤマレコにも載っている人気スポットでした。武奈ヶ嶽には積雪期含め3回くらい登っているにもかかわらず,山頂直下のこんな場所に気がつかなかったなんて…。こういうことは他にもありそうで,面白いような怖いような。

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