浅草岳 入叶津から

2024年06月14日(金) [日帰り]

• GPS: 07:47
• 距離: 16.5km
• 登り: 1,350m
• 下り: 1,351m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:22
• 休憩: 1:25
• 合計: 7:47

8:30 入叶津登山口
9:24 9:29 山神の杉
10:26 10:33 沼ノ平分岐
11:56 12:04 避難小屋跡
12:21 12:31 天狗の遊び場
12:43 12:49 浅草岳
13:00 13:33 天狗の遊び場
13:44 13:47 避難小屋跡
14:42 14:47 沼ノ平分岐
15:32 15:40 山神の杉
16:17 入叶津登山口

天候

晴天

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

何か沢山垂れ下がっている木を発見。

これ藤ですか？
どこか涼し気な雰囲気を醸し出しています。

登山道の幅が広く歩きやすいので、
周りの木々をゆっくり観察しながら歩けます。

ブナ林が俺を浄化中。

立派なトチノキ。

暑い中飛び回っていました。

この世のモノではない何かが入り混じっている様に見えて、
一人でゾクゾクしてました。

この山神の杉から先、険しくなります。
登山を嗜んでいる人なら問題ありませんが、少し注意が必要です。

「暑くて死ぬぜ」状態だけど、
晴天の中行う登山はやはり気分が良い。

森の女王に抱きつきながら撮りました。

平石山付近から道が楽になりますが、
倒木が道をふさぐ場面に何度も遭いました。
跨いだり潜ったり、4〜5回あったと思います。

オオカメノキ。
いつもは軽くスルーしてしまうが、
この日は妙に綺麗に見えたので写真に収める。

たまたま見つけた笹の花。
笹は花が咲くまで数十年かかるので、
非常に珍しいと言われています。
興味が有る方はこちらの番組をご覧下さい。

https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2023130822SA000/?spg=P201200092700000

歩くこと約3時間。
立派な雪渓が遂に姿を現しました。

溢れる雪解け水。
見ているだけで暑さが和らぎます。

雪渓から水がさらさらと流れ出す様を見るのは初めて。
目はもちろん耳も癒される光景でした。

木道が・・・

と言うことで、雪渓左わきの枯草部分を歩く事に。

一応チェーンスパイクは持ってきたのですが、
一度雪渓で派手に滑落して以来避けられるなら避ける。
そんな自分です。

ちなみに滑落した場所はここ。
2021年4月、
北温泉から赤面山を目指している途中でした。
登山を始めたばかりで、
完全に山を舐めてかかっていたと言える。
雪でコースがわからず、
ウロウロしている内にズルっといき・・。
大げさな話、
常に単独行の自分は怪我が命取りになりかねない。
この出来事を機に行くか行かぬか、かなり慎重になりました。
（早い内に怖い思いをしておいて良かったとも言える）

話戻ります。
頂が見えました！

木道に被さる枯草。
こいつが滑る滑る。
下山中踏んずけて、
「うぅっ！」と声が出るくらい派手にすっ転びました。
皆さん気を付けて下さい。

山頂到着。

田子倉湖とシーフードカップヌードルを食べる若者。
人が何食べているか気になるあたり、自分の性格が出てる。

ネズモチ、ムジナ、六十里の登山口を利用した人が歩く道だろうか。
気持ち良さそうな道だなぁ。

ヒメサユリ発見！

見つけたのはこの一本だけ。
出会うのは初なので、なんとも言えませんが、
自分が見た感じ暑さのせいでくったくたの様子。

頂上は糞蠅だらけだったので、天狗ノ庭で長い休憩。

前半のブナ林でも思ったが、
秋もきっと素晴らしいに違いない。

これ、

草紅葉最高だろうな。

帰りはちゃんと木道を歩きました。
途中、隠れるようにこっそり咲いていたシラネアオイを発見。
茶色混じりの枯れかけしか見たことなかったんで、
ちょっと感動。
自然が作る淡い色は本当に美しい。

感想

山の国

去年同月、会津蒲生岳から浅草岳を視認した時、
なんて綺麗な山容だろうと感じる。
会津蒲生は高所恐怖症には中々厳しい山だが、
時折姿を見せる浅草岳の美しさがその恐怖を忘れさせてくれた。
今登っている山そっちのけで、別の山に感動するくらいなのだから、
今回の山行は必然としか言いようがない。

一応言っておきますけど、会津蒲生岳もかなり良い山ですよ。
険しい登山道とは相反し、
頂上からは山と川に囲まれた集落がすぐそこに見えるという、
穏やかで優しい低山らしい風景を望めますから。