美ヶ原to霧ヶ峰 1Day trek [中央分水嶺トレイル]

2024年06月29日(土) [日帰り]

• GPS: 05:16
• 距離: 18.0km
• 登り: 1,039m
• 下り: 1,304m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:31
• 休憩: 0:44
• 合計: 5:15

距離 18.0km 登り 1,039m 下り 1,304m

9:42 美ヶ原自然保護センター
9:56 9:57 王ヶ頭ホテル
10:08 10:09 塩くれ場
10:13 10:15 百曲り園地
10:38 茶臼山
11:06 11:07 扉峠駐車場
11:11 11:20 扉峠三峰山登山口
12:10 12:19 三峰山
12:25 三峰大展望台分岐
12:42 和田山北峰
12:58 中山道古峠
13:04 13:05 和田山南峰
13:43 13:50 安曇幹線2号線No.８4鉄塔
14:10 14:22 鷲ヶ峰
14:45 鷲ヶ峰-八島ヶ池分岐
14:52 14:53 八島湿原
14:57 八島湿原バス停・駐車場

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

▪️往路：松本駅 08:15 → 美ヶ原 09:35
信州美ヶ原高原直行バス(夏季限定/予約制) ¥1200(早割¥1000)
https://www.utsukushigahara-bus.net/

▪️復路：八島湿原 15:43 → 上諏訪駅 16:25
アルピコ交通 霧ヶ峰線・八島湿原線(路線バス) ¥1300
https://www.alpico.co.jp/traffic/datas/files/2024/05/17/d25267bc10fcbe2e8586ad5e9a03d98170263c7d.pdf

▪️駅前のオススメの駐車場：平田駅パークアンドライド駐車場
篠ノ井線の平田駅前に松本市が運営する24時間¥200で利用できる駐車場があります。車と電車を利用して登山をする際は便利かもしれません。
https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/224/2890.html

コース状況／危険箇所等

▪️ルート状況
全体的に道は明瞭で危険箇所はないですが、次の箇所のみ注意が必要です。

・旧和田峠～和田山南峰～和田峠登山口
ゲレンデ跡の草滑り野急斜面を下りますが微かな踏み跡しかないためGPSで方向を確認しつつルーファイが必要になります。
ゲレンデ跡を下った後はザレ場になりさらに踏み跡が不明瞭になるので、踏み跡を探すというよりは方向を見定め車道に出るまで歩きやすいところを歩く感じになります。
この区間は思いのほか時間がかかったので、旧和田峠から農の駅に向かい、車道を歩いて和田峠登山口まで行った方が大幅に時間短縮になると思います。

▪️コースタイムについて
往復とも公共交通機関を利用して歩く場合、09:35美ヶ原着が始発で15:43 八島湿原発が最終便になるため、コースタイム通りに歩いてると間に合いません。大体CTの0.6くらいで歩く必要があるかと思います。

写真

6/29 7:57

美ヶ原までは松本駅アルプス口発の美ヶ原高原直行バスに乗車。

6/29 9:41

美ヶ原温泉〜浅間温泉を経由し、美ヶ原高原自然保護センター着

6/29 9:43

王ヶ頭のテレビ塔群。

美ヶ原のテレビ塔は不思議と景観にマッチしていて、ラピュタ的な異世界美を感じます。

6/29 9:50

満開のレンゲツツジ

6/29 9:56

展望風呂が最高に気持ちいい王ヶ頭ホテル。
20年ぐらい前に一度泊まったことがありますが、是非もう一度泊まりたいホテルです。

6/29 10:01

さてと、霧ヶ峰めざしてレッツらGO〜

6/29 10:04

やっぱ美ヶ原には唯一無二の美しさがあります

6/29 10:06

最終バスに乗り遅れるとメチャ大変なことになるので、ゆっくりできないのが残念...

6/29 10:16

「日帰りだとやっぱ慌ただしいな」と思いつつ、茶臼山に向かいます

6/29 10:31

晴れると暑いので、ガス希望...

6/29 10:37

望み通りのガスガスな茶臼山は早々に後にし、初めて歩く道へ！

6/29 10:44

初めて歩く茶臼山から霧ヶ峰までの道は想像以上に素晴らしい道でした

6/29 10:46

苔むした樹林帯

6/29 10:51

笹原の稜線歩き

6/29 10:52

景色が目まぐるしく変わるので、

6/29 10:59

とにかく歩いていて楽しい！

6/29 11:00

ガスが取れれば展望も最高だろうなぁ。
でも今日の暑さで晴れたらヤバい...

6/29 11:07

扉峠に到着。
車道に出たら右方向に向かい、暫く車道を歩きます。

6/29 11:10

高架橋を渡ってこの位置から再び森の中へ。

6/29 11:14

この森もイイ！
扉峠からは三峰山に向かって登り返します。

6/29 11:38

最終バスのリミットがあるので少々ペースを上げすぎバテちゃったので、しばし休憩。

6/29 11:58

三峰山へと続く笹原の稜線

6/29 11:59

太陽が出てたら熱中症の危機ぐらい暑かったので、恵みのガス

6/29 12:06

たおやかな三峰山の山頂が見えてきました。
前回は山スキーで来たので、グリーンシーズンの三峰山は初めて

6/29 12:08

歩いてきた道を振り返り

6/29 12:10

三峰山の山頂に到着！
諏訪湖が見えた！

6/29 12:10

鉢伏山方面。
鉢伏山も松本からはよく見える山なので、こちら方面にもいつか歩きたい

6/29 12:20

さてと、まだ先は長いので行きますか！

6/29 12:21

ナイス稜線

6/29 12:34

最終ピークの鷲ヶ峰も見えてきた！
でも結構まだ距離あるな...

6/29 12:58

旧和田峠(中山道古峠)に到着。

ここからは和田山南峰経由で歩きましたが、あとで激しく後悔することに...

6/29 13:06

和田山南峰からはゲレンデ跡の急斜面の草滑りを下るのですが、踏み跡は微かに残るのみ。とりあえずゲレンデ直下を目指せばOKなので、歩きやすそうな所を選んで歩きます。

6/29 13:15

ゲレンデ跡を下り終えるとザレ場になり、もはや踏み跡なのか水の流れた跡なのかよくわからない状態のため、GPSで方向を確認しつつ、和田峠の登山口方面へと進みます。

6/29 13:19

なんとか和田峠の登山口に出ましたが、思いのほか時間がかかってしまいました。
旧和田峠から和田峠区間は南峰経由ではなく、農の駅経由での車道歩きをオススメします。

6/29 13:23

下ってきたゲレンデ跡

6/29 13:50

鷲ヶ峰。
最後のピーク！

6/29 13:51

振り返り見る三峰山

6/29 13:56

ダケカンバの森を抜けると、

6/29 14:15

鷲ヶ峰に到着！

6/29 14:15

歩いてきた道を振り返り。
三峰山の右奥には美ヶ原のテレビ塔群も見えます

6/29 14:18

誰もいない山頂で休憩。
前日の大雨でドロドロ

6/29 14:19

諏訪湖もだいぶ近くなりました。
最終バスにも間に合いそうなので、歩いて諏訪湖まで下山せずにすみそうです。

6/29 14:24

鷲ヶ峰から八島湿原へと続く稜線

6/29 14:27

たおやかな草原の道。
サイコーすぎる...

6/29 14:37

ゴールの八島湿原が見えてきました。
八島湿原は国の天然記念物に指定されているそうです。

6/29 14:37

バスが発着する八島ビジターセンターが見えてきました。
なんとかバスに間に合いそう

6/29 14:44

鹿よけの柵を通り抜け、

6/29 14:51

八島湿原に到着！

6/29 15:16

汗だくの服を着替えビール！

八島山荘のオバチャンが開封したてのビールサーバーからついでくれたので、過去一二を争うビールの旨さでした！！

6/29 15:24

醤油ラーメンも昔懐かしい味で美味しかったです。

日帰りで少々慌ただしかったものの、ずっと歩いてみたかったルートを歩けてサイコーに楽しい1日となりました！

6/30 18:16

翌日は高校の同級生達と松本で毎年開催されている信州ワインサミットへ。(今回の帰省の目的)

6/30 12:48

ワインサミットには信州のワイナリーが勢揃い。ボトルでも頼めるので、11-18時まで7時間も飲みまくりました～。日本のワインのレベルの高さに驚きつつボトルを7〜8本開け、財布の中身が...。

毎年6月中旬から7月頭まで開催される信州ワインサミットは7/2で終了しましたが、9月には信州のクラフトビールが勢揃いするクラフトビールフェスティバルが松本城で開催されるので、山帰りに是非！

撮影機器：

iPhone 14 Pro Apple

感想

zawada

ずっと歩きたかった道。美ヶ原から霧ヶ峰へと続く中央分水嶺トレイルへ。

以前からずっと歩きたいと思っていた美ヶ原to霧ヶ峰。美ヶ原や霧ヶ峰はもちろんとして、三峰山や鷲ヶ峰もピンポイントでは歩いたことがあったのですが、それらを繋いで歩いたことがなかったので、「いつかは」とずっと思っていました。

ただ距離・CT・アクセス等々を考えると日帰りでは結構ハードルが高く、かといって途中にテン場もないことから刻むのも難しいため、「冬季にテント担いで縦走するか...」と考えていたのですが、夏季限定の美ヶ原直行バスと霧ヶ峰のバスの時刻をなんとなく調べていたところ、「最終バスの時間的に車山までは届かないけれど、八島湿原までなら頑張れば届くかも...」ということに気付き、今回決行することに。

そんな美ヶ原から霧ヶ峰へと続く道ですが、本当に素晴らしい道でした。

今回はガス優勢で展望こそ望めませんでしたが、森林限界の境界を連ねるこの道は、穏やかな牧草地、針葉樹の苔むした森、明るい広葉樹の森、笹原の稜線、たおやかな草原の道、高山を思わせるガレ場、そして最後は高層湿原と景色が目まぐるしく変わり全く飽きずに歩け、本当に素晴らしい道でした。

今回の縦走にあたり、「陣馬高尾とほば同じ距離&標高差だから4～5時間もあれば余裕だろう」と思って臨んだのですが、やはり山の尺度はそれだけではないですね。
標高ファクターなのかアップダウンの程度によるものかわかりませんが、翌々日まで太腿の筋肉痛がガッツリ残り、距離標高差だけでは測れないものだなと、今更ながら感じた縦走でした。

このルートはエスケープもし辛く、アクセスなどを考えると日帰りで歩くのはかなり大変ではありますが、山好きなら誰しも満足できるポテンシャルがある道でした。

歩いたことがない方は是非歩いてもらいたい道だと感じました。