奥秩父主脈縦走(瑞牆山→金峰山→国師ヶ岳→甲武信ヶ岳)
- GPS
- 29:11
- 距離
- 30.3km
- 登り
- 2,862m
- 下り
- 3,280m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 6:08
- 山行
- 10:37
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 11:34
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:西沢渓谷よりJR塩山駅までバス |
写真
感想
奥秩父の主要な山々を辿る縦走は大分前から計画だけはしていたのだが中々実行する機会がなかった。冬を前にようやく条件が整ったので実行することに。欲を言えばもう少し暖かい季節に行きたかったけど、周辺の山小屋も今月で閉まってしまうため、この機会を逃すと来年に繰り越しになってしまうので決行を決断、今回はみずがき山荘から西沢渓谷までの1泊2日の縦走です。
Day1
JR韮崎駅からバスでみずがき山荘へ向かい、縦走スタート。平日のためかバスは空いていて乗客は自分を入れて5名。この日は瑞牆山を登り、宿泊予定地の金峰山小屋までのコースです。登り始めるとすぐに花崗岩に覆われた独特の山容が見えてきた。瑞牆山までの高低差はそれほどないのだが、いつも日帰り登山より荷物が重いせいか、あんまりペースが上げられない💦 2kg程度しか違わないはずだけど、急登では結構体力奪われる。中盤以降は岩のサイズが大きくなり険しさもさらに増してきた。巨岩と格闘しつつ1時間ちょっと山頂に到着。平日ながら山頂は大勢の人がいました。この後向かう金峰山をはじめ、富士山、南アルプス、中央アルプスと360度どこを見ても絶景です!Σ(・ω・ノ)ノ!
富士見平小屋まで戻り、金峰山に向けて縦走開始。行程の配分を考えれば本当は大弛峠まで行きたかったのだが、バスを使うとどうしてもスタート時間が遅くなってしまうので、時間的には金峰山までが限界だった。金峰山までは斜度はそれほどでもないが、長い登りが続く。金峰山が近づくとガレ場の険しい道になってきた。僅かだけど雪も残る。先に金峰山に登ってから小屋に行きたかったけど、ペースが上げられず日が傾いてきたので、この日の登頂を断念、巻き道で小屋に直行することに。16時過ぎ、日暮れの少し前にお世話になる金峰山小屋に到着。金峰山小屋は週末は予約で一杯だがこの日は空いていてゆっくりできました。夕食のチキンプレート美味しかった!(*'ω'*)
Day2
この日は金峰山小屋から西沢渓谷までの21kmのコース。長い・・・。経験的になんとか歩ける距離だが問題は帰りのバスの時間で西沢渓谷から塩山駅行のバスは15:40が最終。初日のペースを考えて逆算すると朝4時には出発しないとならない。夏ならともかく日の短いこの時期に4時出発とは・・・(・.・;)。本当なら甲武信小屋に泊まって2泊にすれば、十分なゆとりがあるのだが、週末はさすがに予約がいっぱいでした。わかってたことなので仕方ないけど、昨日に続き天気は良いようなので気合を入れて行くことにする。
AM3:40。周りの人の迷惑にならないように静かに小屋を出る。外のトイレで温度計を見ると−4℃・・・寒!(@_@;)上下ともいつもより1枚多く着込むことにする。暗がりの中、金峰山への登頂を開始する。満月のおかげで割と先が見通せるが、所々岩が凍結してるのでグリップを確認しながら慎重に登る。30分弱で山頂到着。満月下の五丈岩か・・・明るい時に見たかったけど、これはこれで風情があって良いかも。ここから大弛峠まではナイトウォークになる。満月に照らされてるとは言え、金峰山頂付近の岩場は結構怖い。時間も気になるがここは慎重にいく。樹林帯に入ると月光も届かず暗くなる。AM5:30、朝日岳に到着。今年、朝日岳という名の山に登るのはこれで4座目でなんか縁があるな。朝日岳から下る途中で東の空が徐々に明るくなってきて、大弛峠に着くころにはすっかり明るくなっていいた。
林道が既に冬季閉鎖されているため、大弛峠駐車場には1台の車もなく人の気配もない。静かな登山道を国師ヶ岳へ向かう。山頂までは木段が整備されていて登りやすい。地元の丹沢の木段を思いだす。
40分ほどで山頂到着。南には富士山、北には雲海の絶景が見れた。暗がりをがんばって歩いてきた甲斐があったΣ(・ω・ノ)ノ!
最後の目標の甲武信ヶ岳へと向かうが、ここからが遠い。そろそろバスの時間も気にしながらいかねばならない。午前中になんとか到着したい所だ。稜線はアップダウンが続き、疲労が蓄積してきた足には結構キツいコースだ。数名だがようやく他の登山者ともすれ違うようになった。水師というピークを越えた先に甲武信ヶ岳の山頂が見えてきた。最後の力を振り絞って岩場の急登を登り山頂到着。それまでの静かな縦走路に違い山頂は大賑わい。時刻は丁度正午。想定時間内にはなんとか辿り着けた。
昼食をとり早々に下山を開始する。バス出発時刻まで3時間半あるものの、標準コースタイム通りだと間に合わない。足もかなり痛くなってきたが、徳ちゃん新道から先、岩場が少なくなってきた所で下りを利用してペースを上げる。
15:00、西沢渓谷の甲武信ヶ岳登山口に到着。ここからバス停まで普通歩いても25分。間に合った・・・・(;^ω^)。それにしても凄い急下りだった。逆からここを登るのはかなりハードだな・・・
なんとか無事縦走を終えたものの、2日目の行程はちょっと人には勧められないものでした。もう少し日の長い時期に甲武信小屋を挟んで2泊3日の縦走なら標準コースタイム通りの歩きで余裕をもって行けると思います。
百名山(18)(19)(20)
三百名山(11)
関東百名山(38)
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