三ッ峠山（河口浅間神社から三ツ峠駅へ）

2024年07月05日(金) [日帰り]

• GPS: 07:46
• 距離: 11.3km
• 登り: 1,028m
• 下り: 1,232m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:53
• 休憩: 1:34
• 合計: 8:27

8:26 河口湖局前バス停
8:32 8:35 河口浅間神社
9:08 9:15 母の白滝
10:03 10:18 鉄塔
11:05 11:06 木無山登山口（白滝林道終点）
12:24 12:24 木無山
12:33 12:34 三つ峠山荘
12:40 12:41 四季楽園
12:51 12:53 三ッ峠山
13:01 13:01 四季楽園
13:07 13:44 三つ峠山荘
14:01 14:05 屏風岩
14:18 14:18 白雲荘跡
14:42 14:48 八十八大師
15:19 15:21 馬返し
15:33 15:37 股覗き
15:48 15:48 大曲り
16:04 16:16 達磨石
16:26 16:26 憩の森公園
16:30 16:31 神鈴の滝
16:53 16:53 山祇神社
16:56 ゴール地点

天候

朝のうちは晴れ。
午後からは曇り。高曇り。

アクセス

利用交通機関：

電車

入山・河口湖駅からバス（甲府駅行き）で川口局前下車（河口浅間神社近く）
※河口湖駅前にはコンビニが見当たりません。駅とほぼ一体の商業施設「ゲートウェイフジヤマ河口湖店」は8時から、私が乗るバスは8時8分発で買出しに間に合いません。次発は約1時間後で駄目。
下山・三ツ峠駅から徒歩で約20分手前にある三ツ峠グリーンセンターから見送りサービス。

コース状況／危険箇所等

開運山の岩壁直下のトラバース道は落石が怖い。

その他周辺情報

○河口湖側
河口浅間神社（参拝）
ゲートウェイフジヤマ河口湖店（お土産※8時開店のため入山には間に合わず）
○三ツ峠駅側
三ツ峠グリーンセンター（風呂、飲食、お見送り。「登山パック」がお奨め。前泊が可能（遅いチェックイン、早出、人数、弁当）かは要問い合わせ）
憩いの森公園（駐車場、トイレ）

写真

河口浅間神社。荘厳な造りの神社です。
心を鎮めて参拝しました。

御神木でしょうか？

母の白滝。スプレー混じりの涼風が山から吹き下ろしてきます。

母の白滝。古は滝で身を清めて富士山に向かったのでしょうか？

滝にこれだけ幅が有れば、何人も同時に滝に打たれたことでしょう。

とても大きな朴の葉っぱ。私、朴の葉には反応してしまいます。美味かった、高山で食べた飛騨牛の朴葉味噌焼。

高圧鉄塔近くで林道から登山道の分岐を示す赤テープ。ここから入り薄い踏み跡を辿るうちに、沢の底に降りてしまいました。

トラバースぎみの薄い踏み跡。

沢の底。薄い踏み跡が散らばり、問題無く歩けます。

沢の底を歩くうちに指道標を発見。
登山道はもう少し高い所をトラバースしているようです。

山地図だと鹿の防護柵の右側沿いが登山道のはずですが、踏み跡はほとんど有りません。柵の左側沿いが正解のようですが、これを嫌いちょっと大回りになる林道を行きます。

鹿の防護柵の向こうに富士山と河口湖。

林道が広くなった所から富士山と河口湖。

林道終点のゲート。

三つ峠山登山口に入る前に、本日最初の水分と栄養の補給。500mlペット飲料一本とカロリーメイト一箱。まだザックには水と食料が有りますが、三つ峠山荘で何か温かいものを食べたい。

三つ峠山登山口。右手に先程登って来た林道のゲート。

枝葉越しに見る富士山と河口湖。葉っぱの縁のギザギザや虫喰いの痕。拡大して見て下さい。見えそうで見えない富士山。霞がかかった富士山も悪くはありません。

フキの葉が萎びています。暑さのせいでしょうか？

木漏れ日。木と土と水と太陽の交響曲。今日も始まっています。

木無山頂上はほぼ平らで草原となっています。

木無山頂上。鹿防護柵の中には花がチラホラ。菖蒲でしょうか？一輪の紫の花が目をひきます。

白い花。

お花畑を守ろうとしているのでしょうか？

三ツ峠山荘を越えた所の広場に山名表示盤。その向こう左に御巣鷹山、右に開運山。林立する電波塔。先程通過した木無山が草原と花の穏やかな印象だっただけに、ちょっと残念。
気を取り直して開運山に登ります。

この山名表示盤から御坂山方面の眺め。

四季楽園。休みでした。夏休みが始まるまでは週末営業でしょうか？

四季楽園裏のトイレ。200円です。

雲の上にほんのちょっとだけ、富士山の頂上部分が覗いています。残念。
でも、あの高い所に浮かぶ雲から頭が出てしまう富士山。どんだけノッポさんなんでしょう。

三ツ峠山荘。現在、軽食の提供は週末だけ。でも、カップヌードル（カレー味）、缶ビールが手に入りました。
ありがとう、充分です。

三ツ峠山荘のベンチで休んでいると、先程、開運山の階段で道を譲り、譲られた女性二人組が到来。
三ツ峠駅手前の三ツ峠グリーンセンターには登山パックサービス、「お風呂➕生ビール➕おつまみ➕駅まで車で見送りで1,750円」が有ると教えてくれました。
彼女達は河口浅間神社へ下山。私は三ツ峠駅へ下山となりました。

三ツ峠山荘からしばらくは、手摺パイプ、チェーン（手摺の代わり）、桟橋の有る急傾斜路を下ります。ちょっと緊張して進みます。

手摺代わりのダブルの太いロープ。

桟橋。

しばらく下ると開運山の大岩壁が目に入ります。

振り返ります。岩壁はオーバーハングしている箇所もあります。

ズームすると四季楽園？三ツ峠山荘？のデッキが見えます。

もし落石が起これば、岩壁に身を寄せるしか防護手段は有りません。

巨大アリ。全長10ミリはあるでしょう。
大きいだけに歩行はとても速い。
今回の山行で何度も見ました。
落石が心配な箇所です。アリンコを撮っている場合ではないかもしれません。

小さくて黄色い花。岩の間に健気に咲いています。

「八十八躰供養塔」とあります。
三ツ峠山は信仰の山でもあるようです。

林道？の終点に登山道の始まりを示す標識。

車道と登山道の接続する所。ズングリした大きな石が在ります。前に廻ると達磨石でした。
指道標で何度も目にした「達磨石」。やっと実物を拝見。親近感の湧くサイズです。

達磨石の直ぐ下に沢。
暑く蒸した登山道、やっと水に巡り合いました。手、顔を冷やし一息つきます。

達磨石からは舗装道路。
公園や樹林地が広がっています。
穏やかな雰囲気です。

あっ！達磨石が三つも在る。
違います。達磨石をモチーフにしたトイレでした。
三ツ峠駅のホームには達磨石のレプリカがあります。地域の愛されキャラになっているようです。

やっと到達。三ツ峠駅手前（徒歩約20分）に在ります「三ツ峠グリーンセンター」。登山客向けに「登山パック」サービスを打ち出しています。
汗臭いまま電車に乗りたくない、一刻も早くビールを飲みたい。公共交通機関利用のノンベー登山客？の心を鷲掴みです。

このやや古い建物の向こうを右にまわります。新しくきれいな施設で営業しています。

まずお風呂（手拭い、貸しバスタオルともに廉価）➕生中ジョッキ、おつまみ三品➕駅まで車でお見送りで1,750円。
お見送りの時間は、電車のダイヤから選べます。

美味しく夕食も頂きました。ポテトサラダはすごいボリューム。

横向きでごめんなさい。
食堂のメニューです。自分でマークしてカウンターに提出します。
配膳はテーブルまで持って来てくれます。

日も暮れてきた三ツ峠駅。18時59分大月行きを待ちます。
18時45分頃に三ツ峠グリーンセンターを出ました。お見送りサービスです。
富士山にお別れを告げます。
ホームの端には少し寂しげに達磨石。
（カメラフレームの外です）

感想

rockicekame777

河口浅間神社に参拝。その荘厳さの余韻を胸に（ちょっと大袈裟）、寺川沿いから尾根に乗って木無山から開運山へと登りました。富士山と河口湖の眺望が疲れを癒してくれますが、霞や雲がかかり、はっと息を呑むような眺望には恵まれませんでした。帰りは、開運山の岩壁（屏風岩）直下をトラバース（ちょっと緊張感が味わえる）して尾根に乗り、達磨石へ一気に下りました。あとは樹林や公園の中を緩やかに蛇行する車道を歩いて、日帰り温泉に入り、三ツ峠駅から富士急行線で帰りました。
最後に一言。頂上部のアンテナ林立はちょっと残念でした。しかし、考えれば富士山頂上にも、かってはレーダードームがありました。大切にしたい富士山とその周辺環境。社会経済の発展や科学技術の進歩との兼ね合いは、終わりの無い課題かもしれません。