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Yamareco

記録ID: 699390
全員に公開
ハイキング
道東・知床

32年ぶりの羅臼岳でクマさんと会いました

2015年08月12日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:47
距離
12.6km
登り
1,446m
下り
1,428m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:52
休憩
0:45
合計
8:37
距離 12.6km 登り 1,446m 下り 1,445m
4:57
101
6:46
6:47
49
7:36
7:37
18
7:55
40
8:35
8:36
12
8:48
8:49
28
9:17
9:20
14
9:34
10:09
10
10:19
10:21
19
10:40
10
10:50
28
11:18
14
11:32
46
12:18
12:19
6
12:25
69
13:34
『北海道の夏山ガイド』には上り3時間半と書いてありますが、私にはその時間では行けそうにないですね。
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
バイクで木下小屋にお世話になりました。山小屋のおじさんには山の話をたくさん聞くことができました。
コース状況/
危険箇所等
道中は整備された快適な登山道です。羅臼平から上は岩稜地帯で滑落すると大怪我しそうで危険ですね。疲れているときなので、なおさら一歩一歩慎重に足を運びました。
その他周辺情報 ホテル地の涯の露天風呂「三段の湯」は無料です。石鹸使えないですが野趣豊かでいい感じです。
明日登る羅臼岳を知床横断道路より。待ってなさい!
2015年08月11日 08:23撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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8/11 8:23
明日登る羅臼岳を知床横断道路より。待ってなさい!
バイクに荷物積み込んで札幌からひた走りました。
2015年08月11日 11:00撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8
8/11 11:00
バイクに荷物積み込んで札幌からひた走りました。
木下小屋。宿泊は10人位でガラガラでした。宿泊費は2000円です。食事の提供はありません。
2015年08月11日 13:56撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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8/11 13:56
木下小屋。宿泊は10人位でガラガラでした。宿泊費は2000円です。食事の提供はありません。
木下小屋には露天風呂もついているので快適です。
2015年08月11日 14:25撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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8/11 14:25
木下小屋には露天風呂もついているので快適です。
朝5時、さて登るぞ。いつもこの瞬間は緊張しますね。
2015年08月12日 04:56撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 4:56
朝5時、さて登るぞ。いつもこの瞬間は緊張しますね。
祠があってしめ縄が渡してあります。
2015年08月12日 04:56撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 4:56
祠があってしめ縄が渡してあります。
1時間位でやっと視界が開けてきます。雲海がきれいです。
2015年08月12日 05:39撮影 by  Canon IXY 150, Canon
5
8/12 5:39
1時間位でやっと視界が開けてきます。雲海がきれいです。
登山道はよく整備されていて、感謝、本当に歩きやすいです。
2015年08月12日 05:42撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 5:42
登山道はよく整備されていて、感謝、本当に歩きやすいです。
視界が開けたのもわずかの時間、また樹木の中を歩いていきます。
2015年08月12日 05:55撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 5:55
視界が開けたのもわずかの時間、また樹木の中を歩いていきます。
急坂には土嚢まで積んでくれています。
2015年08月12日 05:56撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 5:56
急坂には土嚢まで積んでくれています。
ちらっと見えるのは硫黄山。
2015年08月12日 05:58撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 5:58
ちらっと見えるのは硫黄山。
熊が多いって言われても、いったいどうやって気をつけるんだ。
2015年08月12日 06:01撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 6:01
熊が多いって言われても、いったいどうやって気をつけるんだ。
ずんずん距離を稼ぎます。
2015年08月12日 06:11撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 6:11
ずんずん距離を稼ぎます。
またちらっと硫黄山。
2015年08月12日 06:15撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 6:15
またちらっと硫黄山。
極楽平は開けたところかと思っていましたが、まだ森のなかです。でもちょうど踊り場のように一息つけます。
2015年08月12日 06:22撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 6:22
極楽平は開けたところかと思っていましたが、まだ森のなかです。でもちょうど踊り場のように一息つけます。
弥三吉水。北大出身で知床の登山道を開拓した人らしいです。
2015年08月12日 06:24撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 6:24
弥三吉水。北大出身で知床の登山道を開拓した人らしいです。
美味しそうな水なのですが要煮沸。32年前は飲めたと思います。とりあえず顔を洗ってリフレッシュ。
2015年08月12日 06:37撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 6:37
美味しそうな水なのですが要煮沸。32年前は飲めたと思います。とりあえず顔を洗ってリフレッシュ。
朝日が眩しくなってきました。
2015年08月12日 06:37撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 6:37
朝日が眩しくなってきました。
だいぶ歩いたと思っのに、頂上まであと4kmもあるのか。
2015年08月12日 06:45撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 6:45
だいぶ歩いたと思っのに、頂上まであと4kmもあるのか。
羅臼岳山頂が見えてきました。まだ遠い。
2015年08月12日 06:45撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 6:45
羅臼岳山頂が見えてきました。まだ遠い。
仙人坂というところらしいです。
2015年08月12日 07:09撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 7:09
仙人坂というところらしいです。
登る登る。
2015年08月12日 07:09撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 7:09
登る登る。
土のうを設置するための標識、個数と段数が表示されています。ありがたいです。
2015年08月12日 07:14撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 7:14
土のうを設置するための標識、個数と段数が表示されています。ありがたいです。
銀嶺水。これも冷たくて気持ちいいのですが要煮沸です。
2015年08月12日 07:27撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 7:27
銀嶺水。これも冷たくて気持ちいいのですが要煮沸です。
大沢の入り口につきました。雪渓が残っているとか。
2015年08月12日 07:50撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 7:50
大沢の入り口につきました。雪渓が残っているとか。
花も多くて、なかなか雰囲気のいい道です。
2015年08月12日 07:50撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 7:50
花も多くて、なかなか雰囲気のいい道です。
熊が多いと聞いていましたが…
2015年08月12日 07:50撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 7:50
熊が多いと聞いていましたが…
これくらいの雪渓が3ヶ所ありました。
2015年08月12日 08:01撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 8:01
これくらいの雪渓が3ヶ所ありました。
アイゼン無しでも平気ですが、レンジャーの人によると気温が下がった時はアイゼンないと非常に危険だとか。北海道の山は夏でもアイゼン準備しておいてほうが良さそうです。
2015年08月12日 08:05撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 8:05
アイゼン無しでも平気ですが、レンジャーの人によると気温が下がった時はアイゼンないと非常に危険だとか。北海道の山は夏でもアイゼン準備しておいてほうが良さそうです。
雪渓も終わって、大沢を登り切りました。
2015年08月12日 08:16撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 8:16
雪渓も終わって、大沢を登り切りました。
すると羅臼平。ドドーンと羅臼岳見参!
2015年08月12日 08:25撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 8:25
すると羅臼平。ドドーンと羅臼岳見参!
標識もわかりやすい。
2015年08月12日 08:26撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 8:26
標識もわかりやすい。
あの岩塔に登るのか。少なからず不安です。
2015年08月12日 08:37撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 8:37
あの岩塔に登るのか。少なからず不安です。
まあ、登っていけばいつか着くわい。
2015年08月12日 08:48撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 8:48
まあ、登っていけばいつか着くわい。
振り返ると三峰山。
2015年08月12日 08:48撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 8:48
振り返ると三峰山。
高原の道を少しづつ高度を上げていきます。
2015年08月12日 08:48撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 8:48
高原の道を少しづつ高度を上げていきます。
ありがたい。冷たい水、美味しくいただきました。
2015年08月12日 08:53撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 8:53
ありがたい。冷たい水、美味しくいただきました。
だんだん岩が大きく多くなってきます。
2015年08月12日 08:53撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 8:53
だんだん岩が大きく多くなってきます。
頂上まであと600m、ここからがきつかった。
2015年08月12日 08:53撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 8:53
頂上まであと600m、ここからがきつかった。
振り返ると三峰山から硫黄山まで知床の山々。いつか行ってみたい。
2015年08月12日 09:02撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 9:02
振り返ると三峰山から硫黄山まで知床の山々。いつか行ってみたい。
山頂がどんどん近くなってきます。しかし、切り立った岩をよじ登るのに苦戦、かなり拾うが濃くなってきました。
2015年08月12日 09:03撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 9:03
山頂がどんどん近くなってきます。しかし、切り立った岩をよじ登るのに苦戦、かなり拾うが濃くなってきました。
あの岩落ちてきたら私などぺしゃんこになってしまう。
2015年08月12日 09:26撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 9:26
あの岩落ちてきたら私などぺしゃんこになってしまう。
ふうっ、山頂。この達成感で疲れなど吹き飛んでしまう。
2015年08月12日 09:34撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 9:34
ふうっ、山頂。この達成感で疲れなど吹き飛んでしまう。
空は晴れているのだけれども、外界はガスがかかっています。
2015年08月12日 09:51撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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8/12 9:51
空は晴れているのだけれども、外界はガスがかかっています。
足もすくんでしまうような高度感がたまりません。
2015年08月12日 09:51撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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8/12 9:51
足もすくんでしまうような高度感がたまりません。
多くの人があの硫黄山まで縦走していました。私の体力と技量ではまだまだムリです。いつかきっと。
2015年08月12日 09:51撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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8/12 9:51
多くの人があの硫黄山まで縦走していました。私の体力と技量ではまだまだムリです。いつかきっと。
羅臼平と知床の山々が美しいです。
2015年08月12日 09:52撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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8/12 9:52
羅臼平と知床の山々が美しいです。
私、あんなとこ登ってきたの?
2015年08月12日 09:52撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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私、あんなとこ登ってきたの?
で、ここを降りるの?
2015年08月12日 09:53撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
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で、ここを降りるの?
山頂の景色が良くて少し長居してしまいました。気が付いたら誰もいません。
2015年08月12日 10:03撮影 by  PENTAX Q7 , PENTAX
8/12 10:03
山頂の景色が良くて少し長居してしまいました。気が付いたら誰もいません。
下山します。大沢でクマに会いませんように。
2015年08月12日 10:56撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 10:56
下山します。大沢でクマに会いませんように。
と思ったら、ほんの10mくらいのところにいました。デカイです。そっとそっと知らん振りして降りていきます。
2015年08月12日 11:12撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 11:12
と思ったら、ほんの10mくらいのところにいました。デカイです。そっとそっと知らん振りして降りていきます。
熊に出会ってから急に怖くなって、登山道のブラインドカーブの向こうにまたいそうで、「出てくるな」と叫びながら降りて行きました。
2015年08月12日 13:33撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 13:33
熊に出会ってから急に怖くなって、登山道のブラインドカーブの向こうにまたいそうで、「出てくるな」と叫びながら降りて行きました。
やっと山小屋の屋根が見えました。
2015年08月12日 13:34撮影 by  Canon IXY 150, Canon
8/12 13:34
やっと山小屋の屋根が見えました。
お疲れさまでした。
2015年08月12日 13:35撮影 by  Canon IXY 150, Canon
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8/12 13:35
お疲れさまでした。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ
備考 虫さされの薬持っていくの忘れてしまった。

感想

20歳の時にバイクツーリングの途中に登って、あれから32年ぶりの羅臼岳になります。当時の風景はほとんど覚えていませんでしたが、羅臼平から見上げた山頂には覚えがありました。お久しぶりでした。当時と比較すると、増えた体重、突き出た腹、弱くなってしまった足腰、細くなった腕など見る影もありませんが、少なくとも今のほうが山に対する思いは強いです。頑張って登っただけの価値がありました。

さて、クマさんに出会ってしまいました。木下小屋のおじさんには「ここのクマは人に慣れているから、こっちがなんかしないと向こうからアタックしてくることはない』とおっしゃっていました。しかし、実際に会ったらそんな冷静に入られなはずです。そして、幸運にも大沢の雪渓で会ってしまいました。まるで、商店街で不良に出くわした少年のように、小さくなって気配を殺し、「わたし関係ありませんよ」の雰囲気を醸し出しながら雪渓の反対側を降りて行きました。せっかくですから、写真も1枚。これは商店街の不良にはしないことです。ともあれ何もなくて良かったです。

登山道はほんとうによく整備されています。広いし、崩れているところには土嚢が積んであって、これから積むところには標識が経っていて、何個*何段と書かれています。本当に整備されている方には頭が下がります。

頂上に至る岩稜地帯は正直いって怖かったです。高所恐怖症のうえ、私にとっては割とアクロバチックな動きを強いられました。よじ登る作業を続けていると太もももパンパンに張ってきてしまいます。ここにはいる前に「芍薬甘草湯」をおすすめします(笑)

往復で8時間半かかりましたが、なんとか無事に木下小屋につくことができました。小屋の屋根が見えてきた時はホッとしました。楽しい時間を過ごさせてくれた羅臼岳に感謝します。

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ハイキング 道東・知床 [日帰り]
羅臼岳 (木下小屋〜羅臼岳ピストン)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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