ちょっと怖いよ 石上山
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- GPS
- 03:47
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 638m
- 下り
- 635m
コースタイム
天候 | ぼちぼちはれ 気温: 25〜28℃くらい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
久々に緊張感あふれる登山になりました。詳しくは本文の通り。 ストック派の方は「刃収めの岩」まで使った方が楽に登れると思います。 |
その他周辺情報 | 電波状況: docomo:95% / au:97% / softbank:40% 久々のソフトバンクぼろ負け |
写真
感想
遠野三山とは、早池峰山、六角牛山、石上山のことを言うらしい。ただこれがちょっと不思議で、まあ六角牛山は遠野市街の東にとても目立つので分かるとして、早池峰は少し離れてるし、石上山はちょっと奥まったところにあって市街地からは見えない。またそれ以外にも遠野周辺に山はたくさんあるのに、なぜこの3つがそう呼ばれるのかなーと思っていたけど、どうやら遠野物語から来てるようで、そこに出てくる三人の女神がそれぞれの山に宿った、という伝説に由来するようですね。
二年前に自分が遠野を訪れた際には、そのうち早池峰と六角牛山には登ったけど、石上山には登らなかった。それは石上山が東北百名山ではなかったというのもあるけど、この山が梯子や鎖が連続する難所続きの修験の山というので、出来ればあまり近づきたくないなーというのもあった。でも、みちのく120山ということで改めてこの山と向き合うことになってしまったけれど、ま、登れば遠野三山登ったことになるし、それも良いのかなと。
でも、やっぱり、怖かった。馬止めから一気に超急登が始まり、しばらくは体力勝負だけど、徐々に足元に高度感が増していく。刃納めの岩まで来ると第一の鎖場登場、そこを登り切ると中ノ堂が、まさにすげーところに建っている。そしてその横に最初のハシゴ。ほぼ垂直。揺れる。ゆっくり三点支持で何とか登り切るが、心の余裕は削られる一方。その後も鎖を交えながらの超急登が続き、そして最大の難関、第二のハシゴが現れて、ここで心が折れた。もうダメ。一応ヘルメット装着で行ったけど、何の安心材料にもならない。草で先が見えないのがさらに不安感を煽る。体調がイマイチなこともあってマジでこのまま帰ろうか15分ほど悩んだけど、みちのく120山も残り3座、ここで諦めるわけにはいかない、自らを鼓舞し、何とか第二のハシゴも登り切った。
そうしてようやく北峰到着。そこから南峰への400mは基本的には水平移動だけど、決して楽ではない。細かいアップダウンや切れ落ちたヤセ尾根にビビりながら、なんとか三角点のある南峰に辿り着いた。いきなり座り込む。さて、この後どうするか。同じ道をこのまま戻るのも精神的にキツいし、いっそのこと反対の大垂水に下ってグルっと回って帰ろうかとも考えたけど、さすがに遠回り過ぎる。で、結局は元来た道を戻ることにしたけど、ま、帰りは道の状況も分かってるので登りよりも精神的にかなり楽だった。特に登りであれほど怖いと感じた梯子も、帰りではむしろ足元がしっかりしていて安心感さえ感じるくらい。手を離さない限りは死なないしね。そして、無事下山。
というわけで、おかげさまで遠野三山も無事踏破となりました。女神の皆様、大変ありがとうございます。
コメント
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最近マイナーで楽しいところに登ってるなぁ〜っと拝見していましたが、みちのく120山というのがあるんですね😄
楽しそうな山ですねぇ😍
実家の裏山がまさに里山で好きですし、山岳信仰っとかの歴史も好きなので自分もチェックしてみます。
でもそれも残り2座、終わっちゃったらどういう遊びかたしましょうかね。東北200名山とかあればいいのにね。(笑)
#和賀岳は壮大なラストを飾るために残してます。今年か来年か。
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