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Yamareco

記録ID: 700651
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

月山

2015年08月15日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:20
距離
6.4km
登り
549m
下り
539m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:53
休憩
0:26
合計
3:19
10:59
10:59
25
11:24
11:24
46
12:10
12:11
3
12:14
12:34
5
12:39
12:44
31
13:15
13:15
18
13:33
13:33
18
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
エイド登山開始
どしゃ降りでした
エイド登山開始
どしゃ降りでした
一気に森林限界超える
一気に森林限界超える
ありがたかった
木道歩く
しばらく木道
ニッコウキスゲ
水が豊かな山です
1
水が豊かな山です
雪渓少し
今回は傘を使いました
1
今回は傘を使いました
建物の跡がありました
建物の跡がありました
ラストの登り
天空の城といった感じです
6
天空の城といった感じです
もう少し
所持金200円で入れなかった、、、
3
所持金200円で入れなかった、、、
天気は回復
チングルマかしら?
1
チングルマかしら?
下ります
グッバイお地蔵さま
2
グッバイお地蔵さま
帰りも木道
稜線はしんどそうだった
2
帰りも木道
稜線はしんどそうだった
、、、花です
下りも楽をさせて頂く
下りも楽をさせて頂く

感想

早朝の朝日岳に続いて、百名山ツアーで月山へ。行きも帰りもリフトを使うというフルエイドな山旅でした。リフトが千円くらい、リフト手前で環境美化協力金として200円、山頂にある月山神社で山頂を踏むには参拝料500円がいる。。。が、山頂での持ち金が200円だったため、山頂に発てませんでした。。。以下、このことについて私が感じたことをダラダラと書きます。信仰心の厚い方はイラつくかも知れないので、ここまでにして下さい。

さて、

仏生池小屋のHPに「月山登山の心得」という文が載っていました
(全文は以下リンク)。
http://homepage3.nifty.com/bussyoike/kokoroe.htm

要約すると、以下のようなことが書いてあります。

・月山には長い信仰の歴史がある。
・月山は参拝者のための山で、これからもそうあり続ける
・現在月山に登ることができるのは、これまでに登ってきたたくさんの参拝者のおかげ
・月山に登頂する(=月山神社本宮を参拝する)には、参拝料を納めてお祓いを受ける必要がある
・参拝料は、神社の運営費の他、参道整備やトイレの建設費などに使用される
・月山は、出羽三山神社の境内(月山は山である前に神社)であり、私有地である

ここからは、個人的な見解です。

上記について、概ねごもっともなのですが、強いて言うならば、一点:

「月山は山である前に神社」というのはおかしい。

月山は、信仰の対象になるくらいに美しい「山」だったから神社ができた訳で、それよりずっと以前に自然としての山岳だった。そして、今もって一部の登山者が求めているのは、自然としての「山」ではないかと思う。この方が「山」としているのは、「山頂を征服する」ことを目的とした西洋的な登山スタイル、その後の「百名山」により広まった一般大衆化した登山の対象としての「山」のことでしょうか。

いずれにしても、これが広まったのは、信仰のための山登りよりもずっと後であり、前者は後者を尊重せよ、ということのようです。確かに今となっては、月山を信仰や歴史と切り離して考えるのは難しいですね。月山神社とその信仰が尊重されるのは当然です。が、この意見が少し傲慢に思えるのは、我々が先にこの山を見出したのだ、これは我々信仰者のための山だ、という主張です。

私は、その土地の神々や宗教を尊重しますが、信仰している訳ではありません。あくまでも一つの文化として尊重しながら、自然としての山、山の周りにあるものを楽しみたい。

しかし、ここまでダラダラと書きましたが、結局のところ、求めるものが間違っている、ということに尽きるようです。月山を自然な「山」として純粋に楽しむことはもうできません。近代的所有権を否定することはできないですから、私有地である以上、登山者は所有者である出羽三山神社のご厚意に甘えるほかない訳ですし、「神社が無い月山」というのももう有り得ない訳ですから。

深田久弥の「日本百名山」にも月山に山頂に鎮座するこの神社についての記述はありませんが、この山に古くからある信仰の歴史には触れています。これも深田百名山の一部、ということでしょう。それに感化されて来たのだから、もっと信仰を尊重し、楽しむべきなのでしょうね。

立山も雄山に行くのにお金を取ると聞いていますし、月山だけが特別な訳でもないでしょう。本当に自然の山を楽しみたいのなら、それこそ北米のウィルダネスもありますしね。しかし、今回の月山、山は美しかったが、あまり良い思い出にはなりませんんでした。

いくつか建設的な意見を述べるとしたら:

1.料金は山頂ではなく、麓で徴収してほしい
 →山頂でお金を払うと、山頂をお金で買っている感が、、、
  それ以前にリフトに千円払っているんですが、、、

2.自治体と連携して、わかりやすい徴収をしてほしい
 →麓で環境のためと200円徴収し、さらに山頂で500円?
  お互いに連携して麓で700円徴収してはどうか
  神社と自治体との間で連携が取れているのか、疑問です。

3.山頂で500円の周知をもう少し
 →駐車場、リフト乗り場等で「山頂に行くには500円必要です」
  という貼り紙があれば少しは違います。

あの時、山頂に行くには、500円ね、と言われて、200円しか持っていなかった時はなんともむなしく(所持金のほとんどを車に置いてきてしまいました)、しかし、かといって500円で山頂を買う、というのも気分が悪かったでしょう。登山者としては、やはり少し不快な感じのする措置です。向こうからしたら、ご神体を脅かす闖入者みたいな感じなのかも知れませんが。。。

ありきたりな意見だとは思いますが、このあたりは率直に出羽神社に伝えようと思います。

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訪問者数:608人

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