白馬乗鞍-初めてのテント泊-
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- GPS
- 08:36
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,158m
- 下り
- 1,131m
コースタイム
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 6:20
- 山行
- 2:19
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 3:42
天候 | 1日目:曇りのち晴れ 2日目:晴れのちくもり |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
栂池ゴンドラ/ケーブルカーにて往復 道の駅「白馬」にて栂池自然園入場料金込みで3,220円の券を購入 現地では3,300円(自然園入園券なし) |
コース状況/ 危険箇所等 |
天狗原から上のゴーロ帯は難渋(とくに下り) 雪渓(雪田)は短く、アイゼンやポールは不要。 |
その他周辺情報 | 道の駅で「八方温泉」の割引券あり(大人100円引き) 後から考えると栂池温泉「元湯栂の森」のほうが同じ値段ならよかったような |
写真
感想
7月下旬の槍ケ岳追悼登山。
集まった同級生4人のうち、僕一人だけが小屋泊で、残り3人はテント泊。
触発されて、テント泊に挑戦する機会をうかがっていました。
以前から「いずれはテン泊」と考えていたので、2人用のテント、シュラフ、マットおよび大型のザックは用意してありました。しかし、食料を含めて何を持っていけばいいか、重さはどれくらいになるのか、テントを張るのはどんな様子か、など詳細をつめないまま、先延ばしとなっていました。
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初めてなので、テントを担ぐ距離は短めで、テント撮影後そこそこ歩ける山ということで、はじめは南アルプスをチェック。つぎに、見たのが白馬岳。栂池から行けば、パノラマウエイで標高1800mまでいけるではありませんか?
そこで、栂池→白馬大池→白馬岳のコースを設定。
出発前日、テントを居間に張り、マットを敷き、シュラフを広げ......。設営できることを確認し、荷物は着替えを少なめにして、雪田通過のためにポールを持参。
ペットボトル入りのワインと、フランスパン、レトルトカレーといったところが、オリジナル?それに加えて、真空パックしたチーズとサラミのおつまみセットも用意(ただしこいつらは、出発時に冷蔵庫に入れたまま)。
出発の朝ザックの重さを測ってみると、ポールなしで、15kgちょっと。先日の小屋泊縦走より1kg重いだけ。これならなんとかなるんじゃない?
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今回、使用したギアではじめて使うものが、登山靴、テント、マット、ザックと、多種にわたり、ちょっと不安な気持ちで出発。水も前回の半分1.5L(ワインは別ですが...www)。
栂池自然園から登山道に入るといきなり急登。ザックの調整のせいか、重さのせいか、靴が新しいからか、はたまた左足が捻挫のせいで腫れているせいか...いつもに比べて左右に振られながらの山登り。かみさんにも10kg弱背負ってもらっているので、いつもよりゆっくりとしたペースでしか上がれない。
それでも標準コースタイム1時間40分の自然園→天狗原を1時間(もっともヤマケイの地図では1時間10分)とまずまずのペース。これは正確には僕のペースではなく、かみさんのペースなので、単独ならもう少し時間はちじめられたと思われます。天狗原で小休憩し、ゴーロ帯でさらに小休止。単独なら、こんなところで休まないけど、今回はチームなので...。それでも、標準CTをかなり下回って、白馬大池山荘に到着。
テントスペースは2/3ほどすでに埋まっていましたが、10分ちょっとで設営終了。
初のテント泊の準備は予行演習の甲斐もあって短時間で完了。
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昼食のおにぎりを食べて、すぐに出発。僕がアタックザックで、かみさんは空荷にダブルポール。これなら、スピード出るんじゃない?
ところが、通過点のはずの小蓮華山になかなか着かない。足取りの重いかみさんを激励しながら登りますが、捻挫した左足も痛くなりだして.....。やっぱり、足が本調子でないからか、それともザックの重さに負けているのか?
それでも1時間20分で小蓮華山に到着(標準CT1:50)。楽勝と考えていた距離でしたが、意外ときつくて.....これでは白馬は無理かな?
小蓮華山山頂からは三国境までは見渡せましたが、その先の白馬岳はまったく霧で見えません。山頂にいた人の話だと、1時間30分が白馬までの標準CTとのこと。いつもの単独なら、すぐに出発して、下りは駆け下りてといったことで、間違いなくピストンしていましたが、かみさんはすでにあご出しているし、僕も左足の痛みが強くて、着地の仕方によっては激痛が走ります。
結局ヘッドランプも忘れていたことから、今回はここ小蓮華山で断念することになりテン場に戻りました。翌日、晴天なれば再度挑戦と行った含みもあるしね。
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この日のテン場は予想通りほぼ満杯。小屋泊まりは定員の半分以下のようす。
小屋前にはテーブルが二つだけありましたが、なぜかみなさん遠慮してか使用していません。使わないのがマナーかな?とか思いましたが、せっかくの夕食ですから使わせてもらおうっと。
6人がけのテーブルでしたので、あとから男性2名が来られて合席に。新潟から来られたIさんとHさん。どちらも、かなりのベテランで、いろいろと教えていただきました。我々の夕食はちょっとおしゃれなフランスパンと、レトルトカレー(奮発し銀座カリー)。本当はチーズとサラミもあったはずなんだけど....。
すっかり意気投合した4人で、居酒屋「白馬大池」状態に。持参したお酒では足らず、白馬の銘酒「大雪渓」を購入し、人肌のぬる燗でいただき〆はカップラーメンで。
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夏場の北アルプス小屋泊は、狭くてうるさくて.....なかなか寝られないことが多いのですが、今回はじめてテン泊したところ、いつもよりぐっすり寝られて、体調回復!ただし、結露はものすごく、何らかの対策が必要と思われました。
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夜は良く晴れており、おまけに新月ということで久しぶりに天の川を見ることができました。こんなに晴れるなら、メガネを持ってくればよかったと後悔。
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翌朝は晴れ渡っており、再度白馬を目指すことも考えましたが、お盆休みの最終日ということで早々の下山になりました。ならばせめてご来光をということで、雷鳥坂の手前まで登り、待つこと20分弱。空が白み始めてから、太陽が現れるまでかなり時間がかかりましたが、ちょっと目を離した瞬間に「ご来光」。とにかく晴天の朝を迎えられたことに感謝です。
7:00過ぎに下山を開始して30分ほどで、乗鞍山山頂に到着。もうこのときにはいずこからか雲が湧いてきて、白馬大池も見えなくなっていました。
下山路はゴーロ帯で悪戦苦闘。登りよりも下りの方が怖かったです。足も痛かったしね。けっきょく、かみさんもゆっくりと下山したため、いつもよりかなりゆっくりとした下山になりました。
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時間がかかったのは
1) 足がいたいせいか 2) ザックが重いせいか 3)かみさんが遅いせいか
よくわかりませんでした。
とにかく、捻挫した足を直さないことには、テン泊時のペースや疲労ががどれくらいになるのか、調べる方法がありません。やっぱり、斤量に泣くのかな?
miraipapaさん、こんにちわ。
気を遣う小屋泊まりと違い、ゆっくり楽しめたのではないでしょうか。
ただ、その分、重量は嵩むし体力的には、やや、きつかったようですね。
ザックが重いと下りは特にペースが落ちますから、
装備の軽量化と下半身の筋力強化が今後の課題というところでしょうか。
自分のテン泊装備は前回水抜きで12キロでしたが、
おもちゃを除けば11キロくらいになります。
http://www.yamareco.com/modules/diary/125318-detail-101926
自分はこういうサイトを参考にしているので、
よろしければ参考にしてみてください。
けっこう目からうろこが落ちると思います。
http://toolgear-superior.info/ultralight_top.html
コメントをいただきありがとうございました。
なかなか、参考になりました。
だいたい皆さんがどれくらい背負われているのかも興味があったところです。
今回、大池のテン場で一緒になった方も15kgほどというお話で、このあたりが標準的な重さなのかなと考えております。前回、双六でお話させていただいた若い方は、はじめは20kgくらいあり登りでヘロヘロ。でも、2日ほどたったので食料が減って歩きやすくなったとのこと。
今回は初体験でしたが、ワインをボトルで持参する(=翌日軽くなる)で、どのように背負い心地が代わるかも体験できました。短時間の登りでしたが、やはり意外と消耗する気がしました。ザックのフィット感もいまいちで、足よりも肩が痛く、足よりも疲労感が強く出ました。足の痛みは、捻挫した箇所が痛んでいるだけで、筋肉痛は皆無でした。
次回までには、ザックの調整を行い、その結果を持って、軽量化や持ち物の選択を行って行きたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
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