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Yamareco

記録ID: 70173
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ハイキング
奥多摩・高尾

「本仁田山から来たなんて」と川苔山頂上で珍しがられる

2010年07月07日(水) [日帰り]
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GPS
08:54
距離
13.7km
登り
1,358m
下り
1,383m

コースタイム

6:56奥多摩駅→7:32安寺沢→7:36乳房観音7:58→10:00本仁田山10:18→
10:40コブタカ山10:52→11:11大ダワ→12:20舟井戸→12:33東の肩→
12:39川苔山頂上12:48→13:07分岐13:20→14:57大根ノ山ノ神→15:50鳩ノ巣駅
天候 曇り時々晴れのち雨
過去天気図(気象庁) 2010年07月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
・大ダワ過ぎの板状の橋は大変滑りやすいです!
・本仁田山頂上、川苔山頂上は虫が飛び交っています。コブタカ山頂上は獰猛なアリが地表にびっしりいます!人のからだに上がってきます!長居は禁物です。
・鳩ノ巣駅へのルートは倒木はすべて取り払われています。
←でなく↑だ〜
50mもあったかしら
50mもあったかしら
目に飛び込んできた時、本当に嬉しかったです!!
目に飛び込んできた時、本当に嬉しかったです!!
霧中登山
薄暗闇のなかぽっかりと。
薄暗闇のなかぽっかりと。
舟井戸。もう少し。
舟井戸。もう少し。
東の肩。今はもうこのとどめの登りはきついと感じなくなりました。
東の肩。今はもうこのとどめの登りはきついと感じなくなりました。
展望ゼロ
良かった、上に鎮座していました。
良かった、上に鎮座していました。
本仁田山のあずまやにありました。交番に届けた方が良かったかな…すみません。
本仁田山のあずまやにありました。交番に届けた方が良かったかな…すみません。
撮影機器:

感想

 昨年、初めて川苔山へ登った時と同じコースで展望は最初から望まず、トレーニングのつもりでひとりチャレンジしてみました。
 ガイドブックには、大きい標高差と急登の連続だから、自分の体力度を確認するよいテストコース、とあります。
 登って、下りてこられたからマル、なのか、もちろん下りなきゃいけませんが…
ヘトヘトになってほうほうのていになっても良しとしていいのか…

 奥多摩駅に降りたのは私を含めて3人のみ。
 男性二名はそれぞれ丹波行き、日原行きのバス停にいましたから本仁田山へ向かうのはわたしひとり。
 安寺沢で車で乗りつけた男性二名が何やら準備していたので、一度行きたかった乳房観音へ寄って安全祈念して、そこで準備して登り始めました。
 だけど、取り出しやすいようにドリンクをショルダーにぶら下げたら、まー邪魔で邪魔で。やはり元の位置のポケットに戻して仕切り直し。
 少し登っただけなのに汗が出る。
 そうしたら、もう目が痛くて痛くて、しばし目を押さえて痛みが消えるのを待つことに。
 たぶん、髪にかけた虫除けスプレーが汗となって額から流れて目に入ったと思われます。大失敗。
 
下にいた男性が追い越して行く。「思ったよりきっつい山ですね!!」と言いながらジグザグをザクザク登り進んで行ってしまった。
 大休場でお会いする。「こりゃー、体重3kgは落ちるなー」「下りて、飲んじゃえば同じだよー、あっはっはー」「あっはっはー、ここまで登ればあと少しだ」
「今日は仁田山まで行けるかなー」
にたやま!?
 何か棒のような物を持っていて、単なる登山者ではなさそうな様子でしたが、ここからの急登もあれよあれよというまに登って行ってしまいました。
 
 さあ、私も出発。
 展望もなくひたすら登って登って、先に明るい尾根が見えるのを目指すが、そこは伐採されて開けているだけでまたすぐに登り。
 
以前きつかってけれど、少しは体力ついて楽しく登れるかな〜と甘く考えていたわたしがいけなかった。二子山の天狗岩と高水三山の惣岳山にかかる大きな岩をもちょっとゴツゴツと大きく危なくしたような大岩を巻いて、きつい登りの中で見上げるとまた空と尾根が見える。期待しないで見ると
{本仁田山}とぽっかり見える!!
 疲れも吹っ飛び本仁田山到着。
 
 水分補給と栄養補給をするが、虫のせいで休めない。あずまやは、とても座れそうもない。
 とっととコブタカ山へ向かう。
 ゆるやかに下り、少し上り返してほどなく到着する。
ここで、鳩ノ巣駅へ下りるか川苔山へ向かうか地図を見ながら迷う。まだ11時前だからいっか、と決めてザックを背負うとしたらアリがわんさかむらがっているじゃないですか!!迂闊だったー!!虫は飛んでないからと安心していたら、これこそ足元掬われた!スパッツも着けているのにどこからか侵入されて膝の辺り噛まれていました…

 細いヤブの道を下って行き、大ダワに到着。
 ここから先は前後左右ずっとガスの中で、しぜん道も滑りやすくなる。
 岩壁沿いの橋を普通に渡っていたら思わずツルッ!!
 一瞬で体勢立て直したからセーフだったようなもので、滑って落ちていたら、間違いなく大怪我、いやもっとそれ以上だったかもしれません。
 本当に本当に油断をしてはいけません。
 少し歩いてからものすごく危険だったことが飲み込めてきてゾーッとしました…

 慎重にピークを上下して、好きじゃない岩場を過ぎて、下ったら水の音が聞こえ船井戸まで来たことを知る。
 今日は鹿はいない。
 
 ここら辺りは上から流れ落ちた土と落ち葉の流れぬかるみ道が道の中にずっと続いている。足の置きようがなくて踏むと、やまない雨のせいか、十分水分を含んでいる。
 崩れ落ちそうな箇所がある道を超えてて明るくなると登りの向こうに小屋跡が見えた。
 明るく開けた東の肩に飛び込むと、一斉に鳥や虫の声が出迎えてくれた。

 お山のてっぺんわれひとり〜♪だけど、相変わらずぶんぶんと虫が攻撃してくれる。
 ザックをおろす間もなく下りようとしたら、男性が登ってきた。
 私が本仁田山から来ました、と言ったら何だかたいへん驚いて下さった。
 「川苔山は、ふつう川乗橋で降りて百尋の滝から来たりしますがねえー、そうですか、一人で登られたんですか。もうどこの山でも行けますよ、○○の○○とか…。
稲村岩尾根ですか。
大丈夫ですよ、ちょちょっときついだけですから。でも、この時期鷹ノ巣山行っても展望ないしねえ。どこでも今はトレーニングだと思って登ればいいですよ。
 虫よけネットした方がいいですよ、先週酉谷山行きましたがすごい虫でネットにびっしり附かれました。虫コナーズとかぶら下げておくと虫は来ますが逃げますがねー。」
 などとお話した方は、朝バス停にいらした方だったそうだ。
 川乗橋から蕎麦粒山登って来たそうだ。それはそれでまたすごい。

 古里ルートで下りられると言って軽い足取りで消えていかれた。

 鳩ノ巣への道はゴロゴロ石が多くて、いい加減足が疲れてる上に歩き辛いったらこの上ない。
 大ダワへとの分岐で手頃な岩を見つけて今日初めて座る。
 おにぎり食べていたら棒を持った男性が降りてきた。
 伺ったら、国土地理院からの依頼で等高線を棒とGPSで調査しているのだそうだ。
 山ブームですからね、新しい地図のためですが今年は今日が初めてです、などと聞いていたら樹林で気がつかなかったが雨が降ってきてしまった。
 
 泥がついたスパッツも雨が洗い流してくれましたが、帰り道はなんだか長かったです…
 とぼとぼと、石をよけながら駅を、まずは大根ノ神さまを目指しましたがいつまでも着かなかったなあ…
 これで、倒木があってまたいちいち障害物競走(歩?)やってたら、間違いなくぐれていたと思います!!

 
   

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