双六岳ピストン(西鎌尾根撤退)

- GPS
- 16:04
- 距離
- 34.8km
- 登り
- 2,544m
- 下り
- 2,551m
コースタイム
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 3:27
- 合計
- 9:48
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 7:44
| 天候 | 1日目 晴れのちガス 2日目 ガスのち雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・東京(竹橋)〜新穂高ロープウェイ 毎日あるぺん号 ■復路 /景羚皀蹇璽廛ΕДぁ訴薪魏浩堯’使凜丱 ∧薪魏浩堯船丱好真圭鼻’使凜丱 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
・小池新道入口付近 登りの場合、小池新道入口を少し過ぎたところで雪渓がある。迂回路として川沿いを巻くルートが出来ていた。川沿いから登山道に上がるところで一時的に雪渓を登る。雪上に落ち葉や土が被さっていたので、ツボ足のまま歩けた。 ・硫黄乗越付近 急傾斜ではないが広い雪渓がある。念のためチェーンスパイクを推奨。後で見返すと、北側から巻けそうだった。 |
| その他周辺情報 | ■宿泊地 ・双六小屋 テント1張り2000円(予約制) ■水場(利用or確認した場所のみ記載) ・笠新道入口 十分な水量 ・双六小屋 十分な水量 ■温泉 ・中崎山荘 日帰り入浴 |
写真
感想
せっかくの三連休も梅雨真っ只中。東北や北海道以外は軒並み悪そうでしたが、土曜のわずかな好天と、日曜の万が一の晴れを期待して双六岳へ向かいました。
1日目は双六小屋、2日目は槍ヶ岳山荘or殺生ヒュッテ、3日目に上高地へ下山。未踏の西鎌尾根が目的の計画でした。が、わずかな期待も虚しく2日目に天気が崩れたのと、チェーンスパイクを忘れたため、西鎌尾根は諦め新穂高に下山しました。
天空の滑走路も視界不良でしたが、双六小屋から眺める鷲羽や、ハクサンイチゲをはじめとした高山植物など、悪天候ながらも楽しめた山行でした。
〜以下山行記録〜
1日目 新穂高ロープウェイ〜双六小屋
竹橋発のあるぺん号で新穂高ロープウェイへ。予報通り現時点では晴れている。わさび平小屋まではひたすら林道歩き。小池新道入口を少し過ぎたところで雪渓があり、迂回路として川沿いを巻くルートが出来ていた。川沿いから登山道に上がるところで一時的に雪渓を登る。雪上に落ち葉や土が被さっていたので、ツボ足のまま歩けた。
鏡平山荘手前のベンチで小休止。池に映る槍ヶ岳が見事だった。山荘ではレモン味のかき氷を食べた。お腹を壊さないか心配だったけど、暑さに負けてしまった。
10時半頃、弓折乗越に到着。南方には笠ヶ岳につづく稜線が見える。分岐から少し北上すると花見平につき、一面のお花畑が広がっていた。ハクサンイチゲやイワカガミが見ごろを迎えていた。
11時半、双六小屋に到着。受付を済ませテントを張る。昼食後は双六岳に向かった。ガスが都合よく晴れてくれないかと願ったけれど、天空の滑走路は視界不良に終わった。30分くらい待っても変わらずなので、大人しく小屋に戻る。
双六小屋の前から鷲羽岳が見えた。三俣側から眺めた鷲が羽を広げたような姿が好きだけど、双六側からの岩々しい男性的な姿にも惹かれた。
夕食後、少し晴れてきたので再び双六岳へ。2回目のチャレンジも失敗に終わり、槍は夏らしい積乱雲の中に隠れていた。またもや粘るも雲は晴れず、テントに戻って就寝した。
2日目 双六小屋〜新穂高ロープウェイ
2時頃に起床。テントの外は靄に包まれていた。朝食と撤収を済ませて3時50分頃に出発。予報通り今日の天気は崩れそうだ。撤退の二文字が頭をかすめるも、とりあえずは西鎌尾根に向かう。
靄の中急登を進んだ。硫黄乗越を過ぎたあたりで残雪が現れた。チェーンスパイクを忘れていたけれど、そこまで急傾斜でもないのでツボ足で進む。途端にバランスを崩しそうになりフラフラと揺らめいた。キックステップで蹴りこもうにも、雪が硬くてほぼ不可能だった。考えてみれば、ガリガリに固まった残雪をツボ足で歩くのは初めてだった。
なんとか雪渓を渡り切り、少し考えて撤退を決めた。この先にいくつ残雪があるか分からないし、槍沢にあるはずの雪渓をツボ足で安全に下る自信がなかった。それに相変わらずのガスで明日も雨予報だった。せっかくの西鎌尾根をガスの中歩いても面白くないし、予定より1日早く下山してゆっくりしようと思った。
引き返して双六小屋に入る。小屋番さんにケーキセットを注文したけれど、まだ早い時間なのでコーヒーしか出せないらしい。肩を落としながら席で待っていると「ケーキをお出しできないのでせめて、、」とコーヒーにキットカットを添えてくれた。撤退で落ち込んでいたので、チョコの甘さと心遣いが嬉しかった。
その後は小池新道を黙々と下った。次第に小雨が降り始め、下るにつれ本降りになったのでレインウェアを着る。小池新道入口に辿り着き、長い林道歩きを経て新穂高に下山。中崎山荘の温泉で汗を流し、食堂でビールとビーフカレーを頼んだ。ごくごくとビールを喉に流し込んでいると、まあ無事に帰れただけで100点だなと思えてくる。
新穂高センター前でバスに乗り、平湯温泉へ。平湯温泉からは新宿行きの高速バスに乗り換え、SAでの休憩を挟みつつバスタ新宿に向かった。
しの




















いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する