8月の草津白根山 〜殺生河原から登る本白根山は秋の気配〜

2015年08月22日(土) [日帰り]

• GPS: 04:41
• 距離: 10.7km
• 登り: 778m
• 下り: 768m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:57
• 休憩: 0:45
• 合計: 4:42

距離 10.7km 登り 778m 下り 778m

9:18 白根火山ロープウェイ山麓駅(殺生河原)
9:24 9:25 殺生河原
10:08 10:09 富貴原ノ池
10:46 10:52 鏡池・山頂駅分岐
11:22 11:54 本白根山展望所
12:01 12:03 鏡池・本白根山分岐
12:47 12:48 鏡池・山頂駅分岐
13:14 13:16 富貴原ノ池
13:56 殺生河原
14:00 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・白根火山ロープウェイ山麓駅の駐輪場(無料)を使用

コース状況／危険箇所等

・殺生河原周辺は硫黄臭あり。「硫化水素ガス発生地点につき立ち止まらないで下さい」の注意掲示あり。
・一部、コケむした樹林帯は滑り易いが、特に危険個所はない。特に山頂駅周辺は遊歩道並に整備されている。
・火山警戒レベル：  噴火警戒レベル2、火口周辺規制
最新情報 http://www.tenki.jp/lite/bousai/volcano/detail-42.html

その他周辺情報

・草津温泉は駐輪場から車で10分程度。「御座之湯」は湯畑真ん前の新しい木造りの建物、６００円とリーズナブル。
草津温泉　御座之湯 http://gozanoyu.com

写真

曇りの天気予報なのに青空、ひょっとしたらと期待もしました。

が、登山口近くでガスに。

ロープウェイ山麓駅から道路を数十メートル上ると、遊歩道入り口の看板、ここが登山口です。

広々とした殺生河原入り口。

いきなり火山独特の風景！

立ち止まるなの看板。

硫黄のにおいがしてきます。

火山岩を通り過ぎると森林帯の中に入っていきます。

振り返るとこんな風景。

日当たりの悪い樹林帯へ。苔むして、滑りやすい。

樹林を抜けると笹原とリンドウ、秋の気配。リンドウの根はとても苦く熊の胆嚢よりも苦いであろう竜の胆嚢という意味で「竜胆」と名付けられたとか。

そして富貴原ノ池。鴨が泳いでいます。

水面が美しくしばし休憩。

シラタマノキとアカモノの実？！

オオカメノキの赤い実。

コメツガが美しい。

笹原を抜けるとこんな登山道で登っていきます。

ロープウェイ山頂駅からの周回登山道と合流。

ここからの登山道は整備されています。サンダル履きの方も・・・

鏡池、ガスっています・・・

ヤマハハコ。

鏡池から展望台へ。

シラビソの樹林を向けると展望が開けハイマツ帯へ。

もうないだろうと思っていたコマクサが咲いていました。

ポツポツと奥手のコマクサの花。

展望台で昼食も展望はなし。

展望台から木道を下る。

分岐を右へ山頂駅方面すすむ。

旧火口？をトラバース。

リンドウ（エゾリンドウ？単なるリンドウ？オヤマリンドウでも、ミヤマリンドウでもない・・・）とアキノキリンソウ。

コケモモの赤い実とガンコウランの黒い実？！

リフト乗り場の草原にヤナギラン。

本白根ゲレンデのリフト乗り場、規制がなければ白根山山頂に登れたはず。

リスト乗り場からロープウェイ山頂駅途中の池。

山頂駅過ぎて、山麓駅、スキー場方面を遠望。

ここからダケカンバの森へ。

ダケカンバ、きれいです。

ヤマハハコの群生。

ゴゼンタチバナ ［御前橘］の赤い実。

ふたたび富貴原ノ池。天気が良かったらさぞ美しいことでしょう。

ふたたびシラタマノキ。

笹原と池、ずっといたい富貴ノ原。

トンボが飛んでいます。

ときおり日が差して、つかの間のシャッターチャンス。

池の草・・・

なんという植物でしょうか？

色づき始めた木があり、花を咲かす木があり、地味ながら美しい樹林です。

帰ってきた殺生河原。

温泉は草津温泉、御座之湯。木造の建物が美しい。

2階の休憩室から、湯畑の賑わいを眺める。

下界は時折はれ。

ダムに沈む線路から新しい線路に移った吾妻線。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル カメラ

感想

sora

■山頂周辺は火山活動のため通行禁止のため、どうかなぁという気持ちもありましたが、変化に富んだ楽しい登山道です。火山らしい殺生河原の風景、コケむした樹林帯、明るい笹原と池が美しい富貴原、コメツガ、シラビソ、ダケカンバの森、ハイマツとコマクサの高山の風景と期待以上の山行になりました。

■復元保護されているコマクサがまだ咲いていました。最盛期はすばらしいでしょうね。色づいた実があり、リンドウが咲き、池にトンボが飛び、夏の終わりと秋のはじまりを感じさせる風景でした。

■天候はくもり、ときおり青空もありましたが、展望がなかったのは残念でした。

■山にはそれぞれの個性があり、季節にはそれぞれの美しさがあることを、あらためて実感しました。

■渋川から草津温泉までは国道145号線八ッ場バイパスを走りました。ダムに沈む風景、巨費を投じたと思われるバイパスや吾妻線の新しい橋梁に複雑な思い・・・
（参考） https://ja.m.wikipedia.org/wiki/八ッ場ダム