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Yamareco

記録ID: 7084923
全員に公開
沢登り
中国山地西部

岩渕山 水内川支流 石ヶ谷峡

2024年08月01日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:24
距離
9.5km
登り
375m
下り
380m
歩くペース
ゆっくり
1.92.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:45
休憩
0:39
合計
6:24
距離 9.5km 登り 375m 下り 380m
9:13
15
丸子山憩いの森
9:28
9:35
4
石ヶ谷峡入渓点
10:32
10:40
24
比久ノ瀬滝
11:04
65
堰堤
12:09
102
東屋下
13:51
14:05
88
燈明滝
15:37
石ヶ谷峡林道入口
天候 はれ
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道433号を吉和方面に進み、石ヶ谷峡入口を入って、すぐ右折、丸子山憩いの森の駐車場に駐車。20台ほど。石ヶ谷峡沿いの道を進み、民家が終わったあたりで入渓。
コース状況/
危険箇所等
石ヶ谷峡沿いの遊歩道(林道)は問題ない。
その他周辺情報 国道433号沿い、石ヶ谷峡入口に郷土料理もみじ。近くに、花カフェまつのじ。少し足を延ばして湯来温泉と湯の山温泉。丸子山憩いの森にはトイレあり。
集落のはずれから入渓したが、早くも良い渓相だ。上流に低い砂防堰堤(取水堰?)が二カ所あった。
2024年08月01日 09:28撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 9:28
集落のはずれから入渓したが、早くも良い渓相だ。上流に低い砂防堰堤(取水堰?)が二カ所あった。
黒渕のゴルジュは側壁が高く暗くて威圧的だ。奥に2条3mの滝が見える。滝の手前から泳いで、左に取りつく。出口の滝が蛇喰岩だ。右岸には名号石の岩峰。
2024年08月01日 09:42撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 9:42
黒渕のゴルジュは側壁が高く暗くて威圧的だ。奥に2条3mの滝が見える。滝の手前から泳いで、左に取りつく。出口の滝が蛇喰岩だ。右岸には名号石の岩峰。
3条3m滝は、右手から登った。右岸には筍岩。
2024年08月01日 09:52撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 9:52
3条3m滝は、右手から登った。右岸には筍岩。
明るめの廊下の奥にはチョックストーンの2m滝。泳ぎを交えて通過する。右岸には日和見岩が立つ。
2024年08月01日 10:08撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 10:08
明るめの廊下の奥にはチョックストーンの2m滝。泳ぎを交えて通過する。右岸には日和見岩が立つ。
櫃渕のゴルジュの先は大岩でふさがれた2mほどの小滝となっている。この2mは難しく、大岩の左のすきまかが弱点だ。大岩の手前の棚に泳いで取り付くが、立ち上がりの足のステップが小さく、苦労して最後は全身でずりあがった。岩の隙間がせまく、ザックを先に通してから抜けた。
2024年08月01日 10:15撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 10:15
櫃渕のゴルジュの先は大岩でふさがれた2mほどの小滝となっている。この2mは難しく、大岩の左のすきまかが弱点だ。大岩の手前の棚に泳いで取り付くが、立ち上がりの足のステップが小さく、苦労して最後は全身でずりあがった。岩の隙間がせまく、ザックを先に通してから抜けた。
櫃渕出口の廊下は水位は、胸くらいだった。右手からあがる。日輪月輪の岩峰の下だ。
2024年08月01日 10:25撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 10:25
櫃渕出口の廊下は水位は、胸くらいだった。右手からあがる。日輪月輪の岩峰の下だ。
長い渕の奥で、谷が左に曲がり、石ヶ谷峡の主滝である比久ノ瀬滝8mが落ちている。が、興ざめなことに、探勝路の護岸のコンクリートが見えている。
2024年08月01日 10:32撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 10:32
長い渕の奥で、谷が左に曲がり、石ヶ谷峡の主滝である比久ノ瀬滝8mが落ちている。が、興ざめなことに、探勝路の護岸のコンクリートが見えている。
長く深い渕を泳ぎ切る自信がないので、右岸の岩場より巻く。巻きは容易で、滝の中段に出て、上段のトイ状3m斜滝を登る。この滝の上からゴルジュは終わって谷は開ける。
2024年08月01日 10:34撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 10:34
長く深い渕を泳ぎ切る自信がないので、右岸の岩場より巻く。巻きは容易で、滝の中段に出て、上段のトイ状3m斜滝を登る。この滝の上からゴルジュは終わって谷は開ける。
大きな釜を持った小滝。釜の緑と、渓畔林の緑、空の青が開放的で美しい。
2024年08月01日 10:49撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 10:49
大きな釜を持った小滝。釜の緑と、渓畔林の緑、空の青が開放的で美しい。
姫滝。梅雨明け9日目で、雨がふらず真夏日がつづいたせいか、藻が多く、すべりやすくて気をつかう。右岸には三龍頭の岩峰が三つ、そびえ立つ。
2024年08月01日 10:54撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 10:54
姫滝。梅雨明け9日目で、雨がふらず真夏日がつづいたせいか、藻が多く、すべりやすくて気をつかう。右岸には三龍頭の岩峰が三つ、そびえ立つ。
堰堤は一度、林道に上がって巻く。
2024年08月01日 11:04撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 11:04
堰堤は一度、林道に上がって巻く。
出合い滝本流のの4m幅広は左の乾いた岩場から越す。
2024年08月01日 11:13撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 11:13
出合い滝本流のの4m幅広は左の乾いた岩場から越す。
夫婦渕の深い渕に落ちる斜滝3m。左岸に林道の護岸が見えるのが難。
2024年08月01日 11:19撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 11:19
夫婦渕の深い渕に落ちる斜滝3m。左岸に林道の護岸が見えるのが難。
正面の山に天狗岩が見えているのだが、写真ではわかりづらい。
2024年08月01日 11:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 11:36
正面の山に天狗岩が見えているのだが、写真ではわかりづらい。
右岸が20mの絶壁になっている。
2024年08月01日 11:48撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/1 11:48
右岸が20mの絶壁になっている。
その上は、長走3m滝。護岸が見えるのが難。
2024年08月01日 11:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 11:51
その上は、長走3m滝。護岸が見えるのが難。
東屋手前のおだやかな流れ。
2024年08月01日 12:09撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 12:09
東屋手前のおだやかな流れ。
2m滝と3m滝が連続する。上の3mが白髭滝。丸く広い落ち口から滑る水が髭のようだからだそうだ。
2024年08月01日 12:17撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 12:17
2m滝と3m滝が連続する。上の3mが白髭滝。丸く広い落ち口から滑る水が髭のようだからだそうだ。
右岸支流の3m滝と、本流の段々滝の出合い。この右岸支流を詰めたところに龍頭滝があるという。
2024年08月01日 12:28撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 12:28
右岸支流の3m滝と、本流の段々滝の出合い。この右岸支流を詰めたところに龍頭滝があるという。
広く美しいナメが続いた。
2024年08月01日 12:31撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 12:31
広く美しいナメが続いた。
長滑(ながすべり)2mは水流左から。
2024年08月01日 12:45撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 12:45
長滑(ながすべり)2mは水流左から。
釜の緑が美しい6m滝は、左から越えた。
2024年08月01日 12:47撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 12:47
釜の緑が美しい6m滝は、左から越えた。
美しいナメ滝。2m×10m。
2024年08月01日 12:56撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 12:56
美しいナメ滝。2m×10m。
右岸に高さ50mの絶壁。兜岩か?これから、林道の橋を3カ所くぐる。
2024年08月01日 13:14撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 13:14
右岸に高さ50mの絶壁。兜岩か?これから、林道の橋を3カ所くぐる。
深い丸渕2条5m。渕の右の壁際を胸まで浸かって進み、右滝の下で岩にあがり、中央の岩に移って越えた。
2024年08月01日 13:23撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 13:23
深い丸渕2条5m。渕の右の壁際を胸まで浸かって進み、右滝の下で岩にあがり、中央の岩に移って越えた。
右岸に絶壁のある蓬莱峡の下、谷が狭くなってきた。ゴルジュぽくなった谷を進んで行くと、
2024年08月01日 13:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 13:36
右岸に絶壁のある蓬莱峡の下、谷が狭くなってきた。ゴルジュぽくなった谷を進んで行くと、
石ヶ谷峡の最後を飾る燈明滝8m。両岸絶壁で、釜も深くて暗く、不気味な感じがする。高巻きは無理なので、かなり戻って林道が低くなったところで、林道に上がった。
2024年08月01日 13:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 13:51
石ヶ谷峡の最後を飾る燈明滝8m。両岸絶壁で、釜も深くて暗く、不気味な感じがする。高巻きは無理なので、かなり戻って林道が低くなったところで、林道に上がった。
燈明滝の落ち口を林道から俯瞰する。少し上流を探索し、いくつかの滝とナメを確認してから林道を戻った。
2024年08月01日 14:44撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 14:44
燈明滝の落ち口を林道から俯瞰する。少し上流を探索し、いくつかの滝とナメを確認してから林道を戻った。
帰路の途中、左岸の夕立滝30m。ほとんど水は流れていない。
2024年08月01日 15:17撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/1 15:17
帰路の途中、左岸の夕立滝30m。ほとんど水は流れていない。
探勝路から見た比丘ノ瀬滝の全景。落差8m、長さ15mほどだろうか。花崗岩の造形が美しい。遡行時は、左の岩から高巻き、中段の平らな部分に降りた。
2024年08月01日 15:24撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/1 15:24
探勝路から見た比丘ノ瀬滝の全景。落差8m、長さ15mほどだろうか。花崗岩の造形が美しい。遡行時は、左の岩から高巻き、中段の平らな部分に降りた。

装備

個人装備
ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング エイト環 渓流シューズ 防虫ネット 防虫スプレー

感想

石ヶ谷峡は、湯来の水内川の支流で、峡谷の周辺には奇岩が多く、その自然美が認められ広島県の指定名勝*となっている。また、岩登りの難所がある岩渕山への登山道入り口が観音堂近くにある。渓谷沿いには探勝路が整備されており、主要な岩峰や滝には名前がつけられている。探勝路のある部分は4km程だが、奥に天上山山麓の広大な集水域をもつため、水量は多い。大きな滝は、比久ノ瀬滝と、最後の燈明滝くらいだが、花崗岩の谷は、下部の廊下を除けば、登れる小滝と泳げるお釜、きれいなナメが続き、明るく開放的である。そのため、近年は、初心者向けのシャワークライムの場として人気があがっている。探勝路の存在は、初心者には安心であろうが、護岸がときおり見える難がある。もっとも、多くの部分は渓畔林があるので、遡行に集中していると探勝路が気になることは少ないが。シャワークライムの場合、多くは難所の比久ノ瀬滝の上から丸渕までの間で楽しまれているようだ**。しかし、沢登りの面白みとしては、比久ノ瀬滝より下流の廊下帯にあり、泳ぎを交えた突破はかなり難しい。自分は泳ぎはうまくなくて水流に抗して前になかなか進まないし、普通の登山服で行ったので、水につかりっぱなしでいると、確実に体力を奪われてしまったが、なんとか最後の燈明滝まで登り切り、夏空の下、美しい渓谷を味わいつくせた。
*https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/bunkazai/bunkazai-shitei-shitei10.html
**https://yamap.com/activities/12868820

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