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Yamareco

記録ID: 711152
全員に公開
沢登り
奥秩父

多摩川水系一ノ瀬川 水干沢(源頭:笠取山直下・水干)

2015年09月05日(土) [日帰り]
 - 拍手
motch その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:06
距離
7.9km
登り
685m
下り
675m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:58
休憩
1:59
合計
6:57
9:26
112
11:18
11:26
34
二俣(黒槐沢との分岐)
12:00
12:13
41
登山道(稜線巻き道)
12:54
12:54
4
12:58
13:06
15
水神社
13:21
13:40
11
13:51
13:51
17
14:08
14:08
7
14:15
15:26
41
16:07
16:07
16
ルートは、GPSロガーでトレースしています。
天候 曇時々晴
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 ↓
R411
 ↓(一ノ瀬林道)
作場平橋P

Pは15台くらい。到着直後に満車になった。
コース状況/
危険箇所等
水量やや多めだが、もともと穏やかな沢なので、
身体を持っていかれるような流れはなし。
滝はほぼすべて緩やかなナメ滝で、初心者向け。
高巻く場面はなし。よって、フェルトソール推奨。
稜線巻き道のルートと交差したすぐ上にある6m滝は、
初心者同伴だったので念のためロープアップしたが、
ノービレイでも特に困難ではない。
その他周辺情報 のめこい湯と大菩薩の湯。
のめこい湯のほうが近い。
まずは、作場平橋から一休坂方面へ登山道を歩きます
まずは、作場平橋から一休坂方面へ登山道を歩きます
入れそうなところからすぐに入渓。前日は雨が降っていましたが、源頭部との標高差があまりないからか、穏やかな流れです。
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入れそうなところからすぐに入渓。前日は雨が降っていましたが、源頭部との標高差があまりないからか、穏やかな流れです。
コケコケ。この山域の特徴です。
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コケコケ。この山域の特徴です。
途中で一般道と交差。ちょうど、水道局の水干への見学ツアーの人たち10数人とすれ違いましたが、沢装備だったのでかなり目立ってしまいました。
途中で一般道と交差。ちょうど、水道局の水干への見学ツアーの人たち10数人とすれ違いましたが、沢装備だったのでかなり目立ってしまいました。
豪快さではなく、穏やかさを楽しむ沢です。
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豪快さではなく、穏やかさを楽しむ沢です。
花崗岩の砂が堆積しています。
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花崗岩の砂が堆積しています。
滝はどれも1〜2mクラス。難なく超えます。
滝はどれも1〜2mクラス。難なく超えます。
中盤からはナメが連発。沢初心者にはたまらない瞬間でしょう。歓声を上げていました。
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中盤からはナメが連発。沢初心者にはたまらない瞬間でしょう。歓声を上げていました。
ヨジヨジ。
作業道と交差。地形図には載っていますが、エアリアには載っていません。
作業道と交差。地形図には載っていますが、エアリアには載っていません。
時折晴れ間が射しこみます。広々としたビバーク適地。短い沢なので、泊りで行くことはないですが、泊まったら気持ちいいだろうなあ。
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時折晴れ間が射しこみます。広々としたビバーク適地。短い沢なので、泊りで行くことはないですが、泊まったら気持ちいいだろうなあ。
ほとんどがなだらかです。登攀要素はほぼないので、安全に楽しめます。
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ほとんどがなだらかです。登攀要素はほぼないので、安全に楽しめます。
ぬるぬる。ラバーソールではなく、フェルトソールで登りましょう。
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ぬるぬる。ラバーソールではなく、フェルトソールで登りましょう。
自宅の庭に持っていきたいような色彩。
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自宅の庭に持っていきたいような色彩。
スズタケが迫ってきました。源流が近くなった証拠。
スズタケが迫ってきました。源流が近くなった証拠。
カメラがだいぶ濡れ濡れ。
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カメラがだいぶ濡れ濡れ。
金。。。ではなく黄鉄砂の塊ですかね。大菩薩や奥秩父のこの山域の沢ではよく見かけます。
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金。。。ではなく黄鉄砂の塊ですかね。大菩薩や奥秩父のこの山域の沢ではよく見かけます。
水量がだいぶ減り、穏やかな流れになってきました。
水量がだいぶ減り、穏やかな流れになってきました。
苔に覆われた美渓。平和な気持ちにさせてくれます。
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苔に覆われた美渓。平和な気持ちにさせてくれます。
スズタケの藪を漕ぎながら、最後のひと登り。
スズタケの藪を漕ぎながら、最後のひと登り。
稜線下の夏道と合流。ここまで約2時間半。
稜線下の夏道と合流。ここまで約2時間半。
引き続き、水干の源頭部へ向かって上がります。この沢最長の6m滝。ソロではないので、念のためロープアップ。
引き続き、水干の源頭部へ向かって上がります。この沢最長の6m滝。ソロではないので、念のためロープアップ。
登ってみて振り返ると、かなりの高度感。
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登ってみて振り返ると、かなりの高度感。
間もなく、覆水しました。
間もなく、覆水しました。
ようやく、水干の登山道が見えてきました。
ようやく、水干の登山道が見えてきました。
水干着。ここが138km下流の東京湾への最初の一滴です。この日は残念ながら水が出ていませんでした。
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水干着。ここが138km下流の東京湾への最初の一滴です。この日は残念ながら水が出ていませんでした。
水干の上の急斜面を攀じ登ったところにある水神社。
水干の上の急斜面を攀じ登ったところにある水神社。
下部ですれ違ったツアーの人たちと同時到着でした。初めての沢にしては非常にクイックに登りました。お見事!
下部ですれ違ったツアーの人たちと同時到着でした。初めての沢にしては非常にクイックに登りました。お見事!
水神社からさらに稜線に向かって急斜面を詰めていきます。沢なら、源頭の一番上まで登りたいですらね。
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水神社からさらに稜線に向かって急斜面を詰めていきます。沢なら、源頭の一番上まで登りたいですらね。
そして、稜線まで突き上げて5分ほどで笠取山ピーク着。
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そして、稜線まで突き上げて5分ほどで笠取山ピーク着。
曇ですが、眺望は良いです。雁峠と古礼山が見えます。
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曇ですが、眺望は良いです。雁峠と古礼山が見えます。
甲武信方面はガス。
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甲武信方面はガス。
分水嶺方面へ降ります。笠取との高度差がすごい。
分水嶺方面へ降ります。笠取との高度差がすごい。
小さな分水嶺。荒川、多摩川、富士川の分水嶺です。作場平橋から多摩川の最初の分水嶺までやってきました。
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小さな分水嶺。荒川、多摩川、富士川の分水嶺です。作場平橋から多摩川の最初の分水嶺までやってきました。
雁峠方面。綺麗な草原です。向こうは燕山と古礼山。
雁峠方面。綺麗な草原です。向こうは燕山と古礼山。
笠取小屋。ここでようやく昼食。
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笠取小屋。ここでようやく昼食。
今回は、鮭と野菜とキノコのホイル焼き。ソロでは昼食を摂ることがないので、人と一緒に行くときはご飯を振る舞う、ぼくの儀式的な行為です。
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今回は、鮭と野菜とキノコのホイル焼き。ソロでは昼食を摂ることがないので、人と一緒に行くときはご飯を振る舞う、ぼくの儀式的な行為です。
春雨とトロロ昆布のスープとともにいただきます!
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春雨とトロロ昆布のスープとともにいただきます!
笠取小屋から約1時間で作場平橋へ下山。登りの3分の1以下でした。
笠取小屋から約1時間で作場平橋へ下山。登りの3分の1以下でした。
帰りは勝沼ぶどうの丘に立ち寄りました。ぶどうの丘から見える夕刻の甲府盆地は、昔からの絶景ポイントです。
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帰りは勝沼ぶどうの丘に立ち寄りました。ぶどうの丘から見える夕刻の甲府盆地は、昔からの絶景ポイントです。

装備

個人装備
沢装備一式

感想

「沢登りに行きたい!」という人を最初に連れていくにはどこがいいか、
と考えて、真っ先に思い付いたのが、この一ノ瀬川流域でした。
滑沢が多く、藪が少なく、流れも傾斜も緩やかで、
沢のとっかかりとして相応しい場所。
とりあえず、フェルト靴と耐水性のレイヤリングだけ用意してもらえれば、
あとはこちらで持っている道具で何とかなるので出費も少なくて済む。

3週前の大菩薩・小室川谷で消化不良に終わりましたので、
今回はまったりのんびりと楽しもうと、
一ノ瀬川流域の最源流、水干沢を選びました。

前日に雨は降っていたものの、水流は大して多くなく、ペースも上々。
初めてのフェルト靴とは思えないほどのクイックな脚運びで、
パーティにもかかわらず、ソロ並みのスピードで沢を詰めることができました。

沢も、稜線も、この山域には独特の雰囲気があります。
困難さや長さを求めるような場所ではありませんが、
その代わり、山の中にじっくりと自分を溶かすことができます。

このような場所にいるとき、
ぼくは「苔のようになりたい」という心境になります。
はて、「苔の気持ち」とは何たるや?

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コメント

お友達が羨ましい!
motchさん こんばんは

水干への沢登、とても楽しそうです
尾根から到達したのとは一味違う喜びがありそうですね

motchさんにお山に連れて行ってもらえる方はいいなぁ〜
魅力的なルートを登れるし、おいしい食事を振舞って貰えるし
とても羨ましいです
motchさん自身もとても楽しまれているようで、いつもながらいい表情をされています
素敵なパーティですね

あれれ? 今朝このレコを読んでツッコミを入れようと思っていた一文がなくなっている??
いろいろありそうで、楽しみにしています  (失礼
2015/9/7 23:53
>>doppoさん Re: お友達が羨ましい!
こんばんは。

水干から稜線までの突き上げは、
もはやただの藪漕ぎです(笑)
が、なだらかでまったりとした沢登りは、
最近にないのんびりとした気持ちを味わうことができました。

ソロではいつも突き詰めた方向に行きがちなので、
人と行くときくらいはまったりと歩き、
自分の趣味である料理を一緒に楽しんでもらうことで、
ソロの時とは違う楽しみ方を心がけています。

> ツッコミを入れようと思っていた一文

薬師岳での某式典があったばかりで、
FBでも大騒ぎだったこともあって、
ちょっと誤解を招きそうだったので消しました。
別に、おめでたい話でも何でもありませんので(笑)。
2015/9/8 23:28
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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