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Yamareco

記録ID: 7124918
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

前穂高岳 北尾根

2024年08月10日(土) ~ 2024年08月12日(月)
 - 拍手
たーほー その他2人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
17:58
距離
28.8km
登り
2,162m
下り
2,162m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:13
休憩
0:35
合計
5:48
距離 18.4km 登り 944m 下り 149m
10:07
6
10:13
10:25
4
10:29
35
11:04
25
11:29
2
11:35
11:40
12
11:52
47
12:39
12:42
16
12:57
31
13:29
13:42
26
14:08
14:09
12
14:21
32
14:53
4
14:57
0
14:57
宿泊地
2日目
山行
11:21
休憩
0:34
合計
11:55
距離 5.2km 登り 1,177m 下り 1,274m
5:25
74
宿泊地
15:39
15:45
18
16:03
16:09
7
16:16
16:17
14
16:31
16:42
11
16:53
29
17:22
3日目
山行
1:14
休憩
0:03
合計
1:17
距離 5.2km 登り 41m 下り 738m
5:38
33
6:11
5
6:15
6:19
21
6:50
6:51
4
6:54
ゴール地点
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
予約できる山小屋
横尾山荘
観光地の上高地から、これから臨む穂高連峰を眺める。
初めての穂高バリ山行。胸が高まる💓
2024年08月10日 09:16撮影 by  SOG07, Sony
8/10 9:16
観光地の上高地から、これから臨む穂高連峰を眺める。
初めての穂高バリ山行。胸が高まる💓
上高地。良いところだ。2年前に、ただキャンプのためだけに来たときは、まさかバリエーションルートを登る日が来るとは、思っても見なかった。
2024年08月10日 09:27撮影 by  SOG07, Sony
8/10 9:27
上高地。良いところだ。2年前に、ただキャンプのためだけに来たときは、まさかバリエーションルートを登る日が来るとは、思っても見なかった。
徳澤園で、栄養補給。
2024年08月10日 11:14撮影 by  SOG07, Sony
8/10 11:14
徳澤園で、栄養補給。
ここまで、ゆる坂の梓川沿いだったが、橋を渡って、横尾沢沿いの登山道に移る。暑い中、水を浴びたりしながら、重荷を背負って登る。登攀具とテント装備を背負って、暑い中、この距離を登るのは、なかなかキツい。
2024年08月10日 12:42撮影 by  SOG07, Sony
8/10 12:42
ここまで、ゆる坂の梓川沿いだったが、橋を渡って、横尾沢沿いの登山道に移る。暑い中、水を浴びたりしながら、重荷を背負って登る。登攀具とテント装備を背負って、暑い中、この距離を登るのは、なかなかキツい。
涸沢テン場。噂通りの大盛況。かなり上部まで上がって、ようやく空きスペースを見つけた。明日の取り付き方面を確認。
2024年08月10日 15:17撮影 by  SOG07, Sony
8/10 15:17
涸沢テン場。噂通りの大盛況。かなり上部まで上がって、ようやく空きスペースを見つけた。明日の取り付き方面を確認。
夕食。欲張って日本酒買ったら、このサイズしか無かった。同志たちは飲んでくれず、1人で無理やり飲んだ🤣一口残し、翌朝、気付けの一杯に🍶
2024年08月10日 17:10撮影 by  SOG07, Sony
8/10 17:10
夕食。欲張って日本酒買ったら、このサイズしか無かった。同志たちは飲んでくれず、1人で無理やり飲んだ🤣一口残し、翌朝、気付けの一杯に🍶
涸沢カールの美しい夕暮れ。
しかし、テン場は人でごった返し、日没後に少しでも物音を立てれば、怒声が飛ぶ。
2024年08月11日 05:03撮影 by  SOG07, Sony
8/11 5:03
涸沢カールの美しい夕暮れ。
しかし、テン場は人でごった返し、日没後に少しでも物音を立てれば、怒声が飛ぶ。
さて、明るくなった頃に出陣❗
2024年08月11日 05:08撮影 by  SOG07, Sony
8/11 5:08
さて、明るくなった頃に出陣❗
ガレ場の急登を詰め、北穂に取り付く。
間近で見ると、本格的な岩場に戦慄。
(本当に、あんなところ、行けるのか…?でも、ここまで来たら、行くしかない❗)
2024年08月11日 06:27撮影 by  SOG07, Sony
8/11 6:27
ガレ場の急登を詰め、北穂に取り付く。
間近で見ると、本格的な岩場に戦慄。
(本当に、あんなところ、行けるのか…?でも、ここまで来たら、行くしかない❗)
いきなりこんな感じ。同志の足の裏が見える。
2024年08月11日 06:52撮影 by  SOG07, Sony
8/11 6:52
いきなりこんな感じ。同志の足の裏が見える。
この高度感。
2024年08月11日 06:53撮影 by  SOG07, Sony
8/11 6:53
この高度感。
2024年08月11日 06:58撮影 by  SOG07, Sony
8/11 6:58
何か凄いのが見えてきた…。まさかアソコを行くのか…?
2024年08月11日 07:05撮影 by  SOG07, Sony
8/11 7:05
何か凄いのが見えてきた…。まさかアソコを行くのか…?
そのまさかでした🤣
2024年08月11日 07:19撮影 by  SOG07, Sony
8/11 7:19
そのまさかでした🤣
能登の大地震の記憶が新しい。
今、地震があったら、これ崩れるよね?
2024年08月11日 07:29撮影 by  SOG07, Sony
8/11 7:29
能登の大地震の記憶が新しい。
今、地震があったら、これ崩れるよね?
まだ7時半すぎ。
涸沢小屋があんな遠く、下方に見える。槍ヶ岳も頭を覗かせている。
2024年08月11日 07:40撮影 by  SOG07, Sony
8/11 7:40
まだ7時半すぎ。
涸沢小屋があんな遠く、下方に見える。槍ヶ岳も頭を覗かせている。
我々もクライマーの仲間入り…かな。
2024年08月11日 07:59撮影 by  SOG07, Sony
8/11 7:59
我々もクライマーの仲間入り…かな。
9時半。出発したテン場が、足元遥かに見える。
2024年08月11日 09:34撮影 by  SOG07, Sony
8/11 9:34
9時半。出発したテン場が、足元遥かに見える。
雲の上で岩をよじ登る。凄い世界だ。
2024年08月11日 09:35撮影 by  SOG07, Sony
8/11 9:35
雲の上で岩をよじ登る。凄い世界だ。
ガスの向こうに、今日の核心部が姿を現し始める。
2024年08月11日 09:36撮影 by  SOG07, Sony
8/11 9:36
ガスの向こうに、今日の核心部が姿を現し始める。
洒落にならない…
2024年08月11日 09:52撮影 by  SOG07, Sony
8/11 9:52
洒落にならない…
唖然としながら、先行者の登攀を参考にさせていただく。
ここで大渋滞。学生の大所帯グループが、なかなか進めずにいるようだ。1ピッチに2時間ほどかけてた?ケツ持ちが、キレてた(笑)
2024年08月11日 10:40撮影 by  SOG07, Sony
8/11 10:40
唖然としながら、先行者の登攀を参考にさせていただく。
ここで大渋滞。学生の大所帯グループが、なかなか進めずにいるようだ。1ピッチに2時間ほどかけてた?ケツ持ちが、キレてた(笑)
ようやく私たちの番。
2024年08月11日 11:11撮影 by  SOG07, Sony
8/11 11:11
ようやく私たちの番。
私は、自信がないから、ビレイすらできず、フォローに徹しました😣
2024年08月11日 12:06撮影 by  SOG07, Sony
8/11 12:06
私は、自信がないから、ビレイすらできず、フォローに徹しました😣
これ、足を滑らせたら、真っ逆さまに穴を突き抜けてどこまでも落下します。
2024年08月11日 12:31撮影 by  SOG07, Sony
8/11 12:31
これ、足を滑らせたら、真っ逆さまに穴を突き抜けてどこまでも落下します。
岩で行く先が見えない。
2024年08月11日 12:31撮影 by  SOG07, Sony
8/11 12:31
岩で行く先が見えない。
クラックを登る。
2024年08月11日 12:52撮影 by  SOG07, Sony
8/11 12:52
クラックを登る。
空と岩しかない世界。
2024年08月11日 14:15撮影 by  SOG07, Sony
8/11 14:15
空と岩しかない世界。
見えないリードからの連絡を、長い時間、ただただハラハラと待つ。
2024年08月11日 14:44撮影 by  SOG07, Sony
8/11 14:44
見えないリードからの連絡を、長い時間、ただただハラハラと待つ。
ようやくピークを捉えたか。
2024年08月11日 14:45撮影 by  SOG07, Sony
8/11 14:45
ようやくピークを捉えたか。
懸垂下降。
2024年08月11日 15:12撮影 by  SOG07, Sony
8/11 15:12
懸垂下降。
ここを降りたら、山頂はすぐでした。
もう1つ登り返しがあると勘違いしてた私たち。
突然のゴールに安堵と歓喜😂
2024年08月11日 15:17撮影 by  SOG07, Sony
8/11 15:17
ここを降りたら、山頂はすぐでした。
もう1つ登り返しがあると勘違いしてた私たち。
突然のゴールに安堵と歓喜😂
喜びも束の間。
この日のうちに帰りたいと、同志Oが、重太郎新道を全力で降る。
(速いよ。危ないよ❗てか、絶対間に合わないよ😥)
2024年08月11日 16:05撮影 by  SOG07, Sony
8/11 16:05
喜びも束の間。
この日のうちに帰りたいと、同志Oが、重太郎新道を全力で降る。
(速いよ。危ないよ❗てか、絶対間に合わないよ😥)
当然、間に合わず、岳沢でもう1泊する羽目に(笑)
2024年08月11日 18:21撮影 by  SOG07, Sony
8/11 18:21
当然、間に合わず、岳沢でもう1泊する羽目に(笑)
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) トポ コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット ガムテープ 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ロープ クライミングシューズ ハーネス ヘルメット チョーク 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング セルフビレイランヤード カム ナッツキー ギアスリング アッセンダー

感想

「クライマーは、穂高岳を目指す。」と、大先輩から聞いたことがある。
いつか穂高岳へ、とゲレンデで練習を重ね、そして夢が叶ったとき、しくじって命を落とすものもいるとか。
私たちは、そんなヘマはしたくない。

さて、クライミングを始めて、日が浅い私たちだが、この春、先輩にお誘いいただき、御在所岳の前尾根を経験し、当然未熟ながらも、一定の手応えを得た。
そして、いささか性急なようだが、この夏、前穂北尾根に挑戦することに。調べると、日本三大岩稜の一つに数えられており、初級者向け。ただし、浮き石に注意が必要。登攀力より、ルーファイが肝になりそうだ。

1日目は、涸沢のテン場まで。
アプローチだけで1日がかり。こんな山行も初めてで、バリエーションルートの厳しさを体感。

2日目、明るくなってきた頃に出発。
尾根に出るまでの急登で、年配2人組を追い越す。この方達、かなりゆっくりで、穂高岳でビバークし、翌朝に下山したようだ。岳沢でテン泊中、未明のうちに通るのを見た。つまり、私たちの出発は遅すぎた。1時間以上、直射日光の中、先行グループが進むのを待つ。沢みたいに巻き道がないから、どうしようもない。
御在所岳のときを思い出す。その時は、前泊し、早くに出発したおかげで、後続は渋滞してたけど、私たちはストレスがほぼ無かった。そして昨夜の、テン場の人だかりや、暗いうちからヘッドライトを付けて登り始めてる人達がいたことを思い出す。

登り始めると、高度感にビビる。リードは特にプレッシャーだったろう。リードが見えない中でのビレイも、私は自信がなくて辞退した。岩に引っかからないロープワークが求められる。
リードが、稜線を行くべきなのに、高度感の比較的少ないトラバースを試みようとする。足跡のようなものに惑わされ、確証バイアスが働く。コース外は、浮き石だらけだ。と、リードが足をかけた岩が転がり落ちて、私の数メートル傍へ、飛び上がりそうな音を立てて落ちてきた😱遠くで、落石の音がたまに聞こえ、その度に数十秒鳴り続ける。私たちも、落ちたらあれくらいの時間、転がり続けるのだろう…。
錆びたハーケンに頼る場面も。
足場の狭い、崖のトラバース中での待ち時間も、恐ろしく、長く感じた😰

結局、待ち時間を甘く見てた私たちは、一日余分にテン泊する羽目に。
翌朝も、性懲りもなく移動時間を甘く見積もり、終盤は結局駆け足(笑)。滑り込みでバスに間に合いました。

経験の浅い者同志の山行は、新鮮で驚異に満ちてて、達成感もひとしお。
しかし、この山行は危なかった。先輩の有り難み、心強さを改めて噛みしめました。
クライミングするために山岳会に入った同志も、「当分はアルパインはいいかな…」と。さすがに神経をすり減らしたようでした😅

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