立山(大汝山)+飛行機からの北アルプス
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- GPS
- 04:56
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 702m
- 下り
- 695m
コースタイム
室堂7:57-8:49一ノ越(休憩5分)-9:43雄山(御祓い24分)-10:30大汝山(休憩19分)
下山開始10:49-11:09雄山(休憩10分)-12:46室堂
室堂13:00=バス+ケーブルカー=14:17立山駅
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
雨の日に並ぶには不便かもしれない。 ケーブルカーは登りのみ時間指定を受ける。 バスは人数に合わせて台数が調整されるので積み残されることは無い。 ケーブルのキャパが足りないときには室堂直行の臨時バスも出される。 尚、富山駅や立山アルペン村からも割安の室堂直行バスがあるが、帰路の時間調整が面倒なので、富山側ピストンの場合は立山駅からのケーブルカー利用の方が良い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回の山行記録は立山登山がメインですが、羽田から小松に向かう飛行機の窓から北アが綺麗に見えましたので、あまり圧縮しない画像を添付するために山行記録の方へアップすることにしました。 ----- この日の駅前の駐車場は平日にも拘わらず始発前で8割程度。 橋の横の臨時駐車場にも連休中の山中泊と思われる車が結構停まっていた。 駐車場横のトイレは24時間利用できるので、車中泊でも安心である。 山中のトイレは、室堂と雄山が無料で、一ノ越と大汝が100円。 大汝の休憩はトイレとは別途100円だが、このルートに日陰は殆ど無いため、直射日光が強い夏場には助かる。 室堂から一ノ越まで雪渓を幾つか通過するが、傾斜の無いザラメなのでアイゼンは不要。 スニーカーでの登山者多数。 一ノ越からはザレた急登になるが、落石に注意する他は危険箇所は無い。 高山植物は室堂周辺にチラホラ程度を見た。 |
写真
この時間、立山、剱の山頂部は厚い雲に覆われていた。
今回の登山は「剱岳を間近に見る」というのが目的なので、リクエストをした親類もガッカリする。
ちなみに、私は天狗平から見た剱岳が一番格好いいと思っている。
一ノ越までは楽勝ムードだった一行は、このあたりから苦しさで形相が変わる。
薄くなっていく空気で呼吸は乱れて息が上がる。
特に直射日光のあまりの強さに嫁さんがブーブー文句を言う。
休憩させてあげたいところだが、落石の危険がある場所なので何とか励まして先に進む。
360°の展望である。
「まあ、日頃の行いが良いと、こういう景色が見えるんですけどねえ」とメンバーにもこの画像を見せてあげた。
実物が見えなかった場合に備えてプリントアウトをしておいたものだ。
ちなみに、私の晴天率は50%程度であり、実はあまり良くない。
ガスの山頂も多いが、これは「また来てね」とのお山からのお誘いだと理解している。
今回残念ながらダムカレーを食べることはできないが、ダムマニアの私としても、これが見えれば一応満足である。
水力発電は、コストの面から見た場合には火力には全く敵わないが、建設工事やメンテナンス工事に伴う雇用創出への期待から、未だに各地で発電系のダムが造られている。
税金を湯水のように使うダムではあるが、完成されたその力学的な美しさ、壮大さに触れると感動してしまう。
日記にも書いたが、地元小学校の遠足は3,000級のアルプス登山である。
大きく2班に分かれて、さらに20名程度のグループ毎に先生が付き登っていた。
すれ違い困難な場所も多く、下山に少し時間がかかったが、皆さんしっかり挨拶はできていた。
もちろん中には運動が苦手そうな子供もいて、皆から励まされながらも必死に登っている姿は微笑ましかった。
黒斑山から続く外輪山はここから見ても険しい。
左に四阿山、正面奥に草津白根山、右奥には苗場山が見えている。
ちなみに、この路線の左側機窓からは、富士山-甲武信金峰瑞牆(真下)-南アルプス-中央アルプス-赤岳(真下)-乗鞍(真下)-白山(真横)を見る事ができる。
特に南アルプスの全景は飛行高度の低い小松ルートが一番お勧め。
今回はこれが見たくて右窓側にした。
沢渡の上空から、北アの山々を鳥瞰する。
北ア有名どころのオンパレードで、一つ一つの山名を書くだけでも大変であった。
どうでしょう、山好きには鳥肌が立つほどの眺めではないでしょうか。
上空から見ると、手前の山よりも奥の山の方が高く見えるため、近くの穂高は低く、遠くの白馬は相当高く見える。
デジカメの液晶だと、コントラストの低い空撮でのアップで場所を確認するのは難しいが、高瀬ダム湖が良い目印になる。
尚、今回の画像は画処理ソフトでコントラストを上げているため、色が若干無くなっている。
画像がイマイチなのはコンデジの宿命ですね。それとも腕?
美女平から続くテーブル上の尾根が弥陀ヶ原まで続いている。
その先には立山、剱。
さらに奥には白馬を始め、後立山が屏風のようにつらなる。
右上には焼山がとても高く見える。
登山予定の立山の山座同定もでき、一同ちょっとテンションが上がる。
(が、実際に登ると、炎天下の急登にテンションは一気に下がった)
感想
今回旅行代金を負担してもらった親類のリクエストである、「剱を近くで見たい」という目的は短時間ですがガスも晴れて何とか達成できました。
本人も大変満足し、今度は違う山にも登りたいと言っているため、また旅行代金の負担を条件に連れて行こうと思っています。
しかし、考えてみれば、団体登山ツアーの超高額な費用に比べれば、私と妻を連れて行っても「MATSUツアー」の方が安く、決して損な事は無いです。
心配した高山病も、大汝からの帰路で妻が少し違和感を訴えたぐらいで、全員無事に下山することができました。
営業時間の決まったケーブルとバスで一気に高度を上げるので、高度順応を調整するのは富士山より難しいかもしれません。
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今まで小松、富山ルートは何度も利用していますが、フライト時間が夜間だったり、雲が多かったり、席が窓側でなかったり、カメラを忘れたりと、今まで北アの写真をまともに撮れていませんでした。
今回の旅行では梅雨明け午前中の晴天となったため、運良く北アルプスの大展望を得ることができました。
もちろん、自分の足で登った山頂からの絶景を見た時に比べれば、その感動も少ないと思いますが、稜線の流れを上空から確認するのも結構楽しいものです。
もちろんカシミールやGoogle Earthでも似たようなことはできますが、歩いたルートを自分の目で確認すると感慨一入だと思います。
飛行機だと一瞬が勝負なので、カシミールでの事前準備は必須ですね。
ちなみに、羽田から北陸へのルートは2008年秋の空域解放に合わせて大幅に時間短縮されました。
http://www.mlit.go.jp/common/000018787.pdf
離陸から北アまでは約20分で到達しますので、ゆっくりしていると見逃してしまいます。
立山3000m峰で気軽に登山出来てしかも劔岳のパノラマも拝める良い山ですね。
また空撮。どれも登られた山なので、
走馬灯の様にってとこだったのではないでしょうか!
わたしは登ったことある山でも余程特徴的でないとわからないかもですね?(>_<)
いやーーーそれにしても同じ松ツアーでスポンサーの親戚が連れてけって
いないかなーーーと(^^;
コメント有り難うございます。
山の難易度とそこからの展望は全然比例しないですね。
立山以外でも、美ヶ原、霧ヶ峰は観光地ですがその展望は素晴らしく、一方、皇海山等は苦労の割に展望はNGですね。
やはり登った山は美しく見えますね。
何度も登っている山であれば尚更なんでしょうね。
MATSUツアーは年寄りを騙す団体ツアーよりは良心的です。
Ulmatsuさんであればお安くしておきますよ
MATSUさん、こんばんは。
北アの空撮有難うございました。
思いっきり見入ってしまいました
良く見えるもんですね!!
上から見ると隣の山まですぐに見えますが
実際地上を歩くと結構な距離なんですよね。
立山、昨年行った時は雨の中で視界なし・・・
展望に良い所なのは分かってますのでまた行きたいです
コメント有り難うございます。
>実際地上を歩くと結構な距離なんですよね。
そうなんですよ。
写真で見ると表銀座も裏銀座も簡単に日帰り縦走できそうな雰囲気です。
西穂から笠の周回でしたら半日程度で歩けそうです
kankotoさんはおそらくこのサイトで一二を競う晴天率だと思いますので、私としては非常に羨ましいです。
MATSU さま
立山!!
遠い昔、記憶の片隅。
室堂、11月で積雪の中歩いた記憶が。
そして雄山に向かう小学生の列。
以前TVで富山の小学校の行事として紹介されていましたね。
感動してみました。
あっ、山の名入れ、、、
もっと感動です
コメント有り難うございます。
小学生も大変そうでしたが、引率の先生も大変そうでした。
同行者の中には大荷物を持った方もいましたが、おそらく山屋のサポートでしょうね。
私は山座同定が趣味なので、山行記録でも見えた山の名前をなるべく書いていますが、おそらく読んでいる人にとっては正直写真との対比は難しいだろうなと考え、今回はテキストを写真に加えてみました。
好評であれば今後も続けたいと思っています。
みたいな感じですね。空から見ると小さく見えますが、
実物目の前にすると、登る前はため息です
小学生が登るんですね。ゲームで寝不足の子とかはすぐに高山病になりそうですね。あと遠足前は緊張して寝れない子。
新幹線が開通したら小松空港もなくなってしまうかもしれないですね。撮れなくなってしまう?
コメント有り難うございます。
山は見る角度によって表情が違いますが、「上から目線」だと、どの山も簡単に見えてしまいますね。
学校遠足はおそらく長年のノウハウで高山病に対する子供達の体調管理も万全なのかもしれませんね。
むしろ途中でダウンしていたのはオジサンが多かったです。
そうそう、北陸新幹線も高架橋の建設が結構進んでいました。
あと4年すれば富山まで2:10、金沢まで2:30ですので、鉄道の利用が一気に増えるでしょうね。
それでも伊丹同様に航空機は無くならないとは思いますが
こんばんわ。
剱が見れてよかったですね。
おまけに北アの空撮まで。
一度は上空から北アを見てみたいです。
私は30日に入山します。
早月尾根とダムカレ−を楽しんできます。
コメント有り難うございます。
劔の勇姿を間近に見ることができてラッキーでした。
当初の予定通り30日からの入山ですね。
別山尾根上部のルート上の残雪も殆ど消えたらしいので、3連休は多くの登山者が登った様です。
劔沢の残雪はまだまだ厚いそうです。
来週末が楽しみですね。
MATSUさん、高瀬ダムや黒部ダムも見えて
よかったですね!
山の上から見るとほんとに大きくて美しいですね。
こんな大きなものを作った先人の方々の苦労のお陰で
電力の安定供給ができ、日本の産業も人々の暮らしも
発展してきたんですね。
そして、山へのアプローチ道路も。
大汝山頂から黒四を見たときに思い出したのがsakusakuさんが作ったダムカレーでした。
ダムや林道の建設は自然破壊との批判もありますが、それによって利便を受けることも多いですね。
そろそろ、PCを取り上げられる時間でしょうか
消灯9時までPC頑張ります
私の村にも中学校くらいの時にダムができました。
数年前のお盆の頃に、丁度そこの一般解放があって
ダムの中を見てきましたよ。
周辺は豪雪地帯で雪解けや雨で地盤が緩く
放流などの制御のお話を色々と聞きました。
(なんと係りの方が中学の上級生でした!)
小学校低学年の時は長野市へ行く道にダムが建設されました。
長野市の医者に通院していたので
バスは折り返し運転で、今はダムの底に沈んだ
ホコリだらけの未舗装道を
母親の手に引かれて長野市から登ってくる
バスの所まで歩いたのが記憶にあります。
ダム建設は住民への影響が大きいですね。
地元であればダムへの思いも複雑なのではないでしょうか。
長野もダムゼロの知事が落選して、建設が中断したダムは今後どうなるんでしょうね。
MATSUさん、こんばんは。
おぉ♪
どれもこれも、すっごく素敵なパノラマ写真ですね。
地球が丸くなっているのが、すっごいわかる感じします。
雄大さがすごく伝わってきます。
下からみる立山もいいけど、上からみる立山もいいですね。
立山に行くには、扇沢からいくのが一般的かもしれないけど、
私も立山行くときは、富山からまわって行こうと思って
います。
コメント有り難うございます。
飛行機は最も素晴らしい展望台の一つだと思います。
往復運賃は、立山−室堂4,190円に対して、扇沢−室堂8,800円と倍以上でロープウエイやトローリーバスがボトルネックで渋滞しますので、アプローチは富山側からの方が遙かに良いですね。
ちなみに、もし飛行機利用で富山空港に行く場合は燕の上空あたりから北アを横切りますので、槍穂は左側になります。
こんばんわ。MATSUさん。
来週末からの夏休みを利用して上高地へ家族旅行の予定で、家族には1日、時間をもらって前穂高
九州以外の山は登ったことがなく、当然、2000mを越える山も初めてです。空撮による北アルプスの全貌を見たら待ち遠しくてたまらくなりました。
しっかし、飛行機から撮影というのは思いつきませんでした。出張は、ほとんど通路側しか予約しないし、乗ってもほとんど本を読んでいることが多く、外の景色を気にすることは無くなってました・・・。今度の出張で九州の山の空撮を考えてみようかな・・・。
追伸、この前、紹介してもらった「地図の読み方」は少しずつ読み進めています。ありがとうございました
コメント有り難うございます。
殆どのビジネスマンが通路側を指定するなか、一人で地図とコンパス、GPSレシーバーを繋いだPCを持って、窓にへばりついて外を見ている姿はおそらく奇異な存在だと思います
私も北海道、本州、四国の多くの山を空撮していますが、九州では鹿児島→屋久島の右からの開聞岳ぐらいしか撮っていません。
是非九州の山の空撮にチャレンジください
読図も嗜好的には似ているかもしれませんね。
よく、山に居ると
上空が航路のようで沢山の飛行機を見ますが
上からはこんな感じで
北アルプスが見えるんですね。
北アルプスの上空を通る飛行機に
乗ってみたいです。
コメント有り難うございます。
>上空が航路のようで沢山の飛行機を見ますが
そうなんですよ。
高山上空は小松へのアプローチになっています。
私が乗った飛行機も飛騨古川で高山本線を越えました。
飛行機からの眺め、是非今度お試しください。
左側の窓からraichouさんのお店も見えるかもしれません。
前回訪問したときにはお店はお休みでしたが、また機会がありましたら寄らせて頂きます。
先日の日記にraichouさんのお店の写真を掲載させて頂きました。
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