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記録ID: 7193897
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ハイキング
富士・御坂

小天狗塚/富士山南東側の小さな寄生火山

2024年09月07日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
8.4km
登り
605m
下り
605m

コースタイム

出発8:55−須山口登山道入口8:55−バリエーションルート取付き9:25−1700m圏休憩10:35〜11:15−ザレ沢横断13:00−一般登山道合流13:05−小天狗塚13:20〜14:15−御殿庭入口14:35−ミスコース−御殿庭下15:50−高鉢駐車場分岐15:55−1820m圏休憩16:15〜16:40−一合五勺地点17:10−バリエーションルート取付き17:40−須山登山口18:00−ゴール18:00
天候 曇り時々晴れ後雨
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
御殿場市街地から県道23号線、152号線(富士山スカイライン)を通って水ヶ塚公園を目指す。しかし9月10日まで、富士宮口五合目へはマイカー規制があり、水ヶ塚公園からシャトルバスが出るため、ここの駐車場は満車。5.6km先の西臼塚駐車場へ移動するように指示された。
当初の計画では、水ヶ塚公園から富士宮口五合目までバスで行き、六合目から宝永火口群を見ながら下り、御殿庭を通って小天狗塚へ寄る。そこからは、小天狗塚の西側に落ちているザレ沢を下り、さらに適当に山腹を下って水ヶ塚公園に戻るバリエーションルートを予定していた。
しかし、西臼塚駐車場まで行き、2つのバスを乗り継ぐ超混雑な状況を勘案すると、五合目から歩き始めるこの計画を諦めざるを得なかった。代案として、須山口から小天狗塚だけ登ることに急遽変更し、水ヶ塚公園近くの県道沿いの空地に適当に車を停めた。
コース状況/
危険箇所等
小天狗塚の200mほど西側に、標高2000m辺りから1780mまでザレ沢が落ちている。その末端を目指して、須山口登山道の1495m地点から道無き道に踏み込んだ。踏跡もテープも無い。
しかし、尾根と谷が明瞭に区別できない富士山独特の地形のため、僅かな方角のズレでザレ沢の末端に入れず、ザレ沢に並行して登っていることに気が付いた。1800m付近でザレ沢に向けてルートを修正しようと倒木や密集樹林と悪戦苦闘したけれど、結局は断念。大回りして1940m地点でやっとザレ沢を横断できた。
小天狗塚から一般登山道を辿って水ヶ塚公園へ戻った。御殿庭入口から御殿庭下への巻き道が一部ルート不明瞭のため、ミスコースした。後は道標も完備し、明瞭な登山道が続いているので問題は無い。
全ルートに渡って危険個所は無い。
水ヶ塚公園近くの須山口登山道に入る。標高1450m圏
2024年09月07日 08:56撮影
9/7 8:56
水ヶ塚公園近くの須山口登山道に入る。標高1450m圏
幅の広い登山道をゆるやかに上って行く
2024年09月07日 09:23撮影
9/7 9:23
幅の広い登山道をゆるやかに上って行く
登山道が西に向かって一時的に下りになった1495m圏で、北側の斜面に取付く。ここから先はバリエーションルート。テープは無い
2024年09月07日 09:23撮影
9/7 9:23
登山道が西に向かって一時的に下りになった1495m圏で、北側の斜面に取付く。ここから先はバリエーションルート。テープは無い
踏跡すら無いがどこでも歩ける
2024年09月07日 09:31撮影
9/7 9:31
踏跡すら無いがどこでも歩ける
少し膨らんだ尾根状の山腹を上って行くと、微かな踏跡が断続的に確認できた。獣道かしら
2024年09月07日 09:43撮影
9/7 9:43
少し膨らんだ尾根状の山腹を上って行くと、微かな踏跡が断続的に確認できた。獣道かしら
巨木が聳えていた。幹回りは3m以上はあるだろう
2024年09月07日 09:56撮影
9/7 9:56
巨木が聳えていた。幹回りは3m以上はあるだろう
高さも20mは越えているだろう。何の木かしら?
2024年09月07日 09:56撮影
9/7 9:56
高さも20mは越えているだろう。何の木かしら?
馬酔木の群落を避けながら歩き易い山腹を真北に向かって上る
2024年09月07日 10:16撮影
9/7 10:16
馬酔木の群落を避けながら歩き易い山腹を真北に向かって上る
地形図の1622m地点脇を通る横断歩道を知らぬ間に通り過ぎ、1700mを越えると倒木地帯に入ってきた
2024年09月07日 11:21撮影
9/7 11:21
地形図の1622m地点脇を通る横断歩道を知らぬ間に通り過ぎ、1700mを越えると倒木地帯に入ってきた
延々と倒木が続くが、避けたり跨いだり出来るのでまだ楽だ。でも、1800m圏を越えたのにザレ沢が見当たらない
2024年09月07日 11:41撮影
9/7 11:41
延々と倒木が続くが、避けたり跨いだり出来るのでまだ楽だ。でも、1800m圏を越えたのにザレ沢が見当たらない
どうも西に寄り過ぎ、ザレ沢と平行しているようだ。右方向にトラバース気味に進むが、途端に倒木越えや密集した木々の枝を払いのけるのに四苦八苦
2024年09月07日 11:56撮影
9/7 11:56
どうも西に寄り過ぎ、ザレ沢と平行しているようだ。右方向にトラバース気味に進むが、途端に倒木越えや密集した木々の枝を払いのけるのに四苦八苦
上るにしてもこんな倒木越えに手間取る
2024年09月07日 12:04撮影
9/7 12:04
上るにしてもこんな倒木越えに手間取る
小沢状の窪みを進むにしても大変だ
2024年09月07日 12:06撮影
9/7 12:06
小沢状の窪みを進むにしても大変だ
トラバースしてザレ沢に入ることを諦め、並行して山腹を北上する。やっと倒木地帯を抜けたようで歩き易くなった。1840m圏。30分ほど悪戦苦闘したことになる
2024年09月07日 12:13撮影
9/7 12:13
トラバースしてザレ沢に入ることを諦め、並行して山腹を北上する。やっと倒木地帯を抜けたようで歩き易くなった。1840m圏。30分ほど悪戦苦闘したことになる
東側の視界が開け、小天狗塚へ繋がる尾根が見えてきた。この間にザレ沢があるはずだ。1915m圏
2024年09月07日 12:54撮影
9/7 12:54
東側の視界が開け、小天狗塚へ繋がる尾根が見えてきた。この間にザレ沢があるはずだ。1915m圏
ザレ沢の縁に出た。さらに上って行くとザレ沢へ降りる踏跡が見つかった。獣道らしい
2024年09月07日 12:59撮影
9/7 12:59
ザレ沢の縁に出た。さらに上って行くとザレ沢へ降りる踏跡が見つかった。獣道らしい
これを辿ってザレ沢に降り立った。1940m圏
2024年09月07日 13:00撮影
9/7 13:00
これを辿ってザレ沢に降り立った。1940m圏
ザレ沢を少し下ってから左岸の樹林帯に入り、山腹をトラバースすると、御殿庭から降りて来る一般登山道に飛び出した。1920m圏
2024年09月07日 13:07撮影
9/7 13:07
ザレ沢を少し下ってから左岸の樹林帯に入り、山腹をトラバースすると、御殿庭から降りて来る一般登山道に飛び出した。1920m圏
この道を南東方向に辿ると、尾根を乗り越える地点の道端に小天狗塚の道標が立っていた。しかし頂上はロープの向こう側
2024年09月07日 13:19撮影
9/7 13:19
この道を南東方向に辿ると、尾根を乗り越える地点の道端に小天狗塚の道標が立っていた。しかし頂上はロープの向こう側
ロープを跨いで100m程進むと平坦な小天狗塚の頂上に着いた。1913m
2024年09月07日 13:23撮影
9/7 13:23
ロープを跨いで100m程進むと平坦な小天狗塚の頂上に着いた。1913m
振り返ると北北西方向に宝永山と富士山頂上が見えるはずだが、生憎、雲の中
2024年09月07日 13:23撮影
9/7 13:23
振り返ると北北西方向に宝永山と富士山頂上が見えるはずだが、生憎、雲の中
ザレ沢左岸の登山道を戻る。先ほど登って来た尾根がザレ沢越しに見える
2024年09月07日 14:14撮影
9/7 14:14
ザレ沢左岸の登山道を戻る。先ほど登って来た尾根がザレ沢越しに見える
登山道の脇にフジアザミが咲いていた。すでに時期を過ぎているが、鮮やかな薄紫色がきれいだ
2024年09月07日 14:30撮影
9/7 14:30
登山道の脇にフジアザミが咲いていた。すでに時期を過ぎているが、鮮やかな薄紫色がきれいだ
ザレ沢の横断地点。踏跡と、その先の右岸に出口を確認できる
2024年09月07日 14:32撮影
9/7 14:32
ザレ沢の横断地点。踏跡と、その先の右岸に出口を確認できる
ザレ沢の真ん中から上部を見る。数日前の台風10号の大雨でえぐられた傷跡が生々しい
2024年09月07日 14:34撮影
9/7 14:34
ザレ沢の真ん中から上部を見る。数日前の台風10号の大雨でえぐられた傷跡が生々しい
右岸の縁には御殿庭入口の道標が立っている。御殿庭上から降りて来た登山道と合流。1970m圏
2024年09月07日 14:36撮影
9/7 14:36
右岸の縁には御殿庭入口の道標が立っている。御殿庭上から降りて来た登山道と合流。1970m圏
御殿庭下に向かってトラバースする。明瞭な登山道が続く
2024年09月07日 14:38撮影
9/7 14:38
御殿庭下に向かってトラバースする。明瞭な登山道が続く
しかし倒木地帯に入ってルートが不明瞭になりミスコース。40分もロスするとは情けない。正規ルートに出る
2024年09月07日 15:41撮影
9/7 15:41
しかし倒木地帯に入ってルートが不明瞭になりミスコース。40分もロスするとは情けない。正規ルートに出る
御殿庭下に着いた。1980m圏
2024年09月07日 15:51撮影
9/7 15:51
御殿庭下に着いた。1980m圏
この辺りは登山道が複雑に入り組んでいる
2024年09月07日 15:50撮影
9/7 15:50
この辺りは登山道が複雑に入り組んでいる
100mも行かない内に高鉢駐車場との分岐。ここで左折して急降下。後は道なりに下りればよい
2024年09月07日 15:55撮影
9/7 15:55
100mも行かない内に高鉢駐車場との分岐。ここで左折して急降下。後は道なりに下りればよい
明瞭な登山道が続くが、小石が多く、歩きにくい
2024年09月07日 16:49撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/7 16:49
明瞭な登山道が続くが、小石が多く、歩きにくい
須山上り一合五勺に着いた。ここから1622m地点を通って須山下り一合五勺までトラバースルートがあるはず
2024年09月07日 17:11撮影
9/7 17:11
須山上り一合五勺に着いた。ここから1622m地点を通って須山下り一合五勺までトラバースルートがあるはず
朝方登ったバリエーションルートの取付きまで降りて来た。これで周回は完了。後20分程でゴール
2024年09月07日 17:42撮影
9/7 17:42
朝方登ったバリエーションルートの取付きまで降りて来た。これで周回は完了。後20分程でゴール
撮影機器:

感想

夏は超人気の富士山も、9月に入ったからすいてきただろう、と期待したが、甘かった!
朝7時前に水ヶ塚公園に着いた。でも、駐車場は満車の上、シャトルバスの乗り場は長蛇の列。指示された通りに西臼塚駐車場まで行って混乱した状況を見て、当初の計画を断念。

さてどうするか。近くの寄生火山に登ることも考え、麓まで行って様子を見たが、地形図を用意していないので無理。結局、当初の計画の下半分、水ヶ塚公園から小天狗塚だけを登り降りすることにした。行き先は決まったが、駐車できる空き地を探して行ったり来たりしたので、歩き出したのは9時近くになった。

ザレ沢の末端を目指して道無き道を登って行ったが、僅かにずれたようだ。途中でザレ沢に向けてルートを修正するが、倒木や密集した樹林と30分ほど格闘した挙句、断念。大回りする羽目になり、体力も時間も大きくロスした。

さらに、下りの御殿庭入口から御殿庭下への一般登山道でもミスコースし、40分程ルートを探してさまよう有様。
車に戻ったのは日没の午後6時。9時間の行動は老体にとってはきつかった。

今回は、出鼻をくじかれた上、あちこちで体力も時間もロスした最悪の山行内容であった。

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