高島トレイル歩き 国境〜マキノ高原民宿村
- GPS
- 19:46
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,039m
- 下り
- 656m
コースタイム
- 山行
- 3:40
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:20
天候 | 19日 曇り、20日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
今回は、久しぶりの連休ということで、予てからテント泊を
しながら歩こうと思っていた高島トレイルへ。
前日まで連日の残業で数時間程度の仮眠しか出来なかった為、
往路は電車でひたすら眠りながらの移動。
近江今津を過ぎた辺りから、目的地近くの山の雲行きが怪しい
ことが分かってきた。
どうやら、予報は今回も当たらなかったらしい。
マキノ駅からマイクロバスで国境(くにざかい)のスキー場へ
向かう。同乗者は自分を含め4人。
うち二人は二泊三日のセクションハイクで、あとの一人はラン
で2日かけて踏破するという。
それに比べて自分は...と思わないでもないが、体力と気力に
自信が無い身として無理は禁物...
取り付きが分からないと聞いてはいたが、確かに、標識も
何も無いので分かりにくい。
ただ、稜線まで登ってしまえば、あとはひたすら稜線歩き
になる。
途中、鉄塔を何度もやり過ごすことになるが、正直なところ
黒河峠に着く頃には、単調で小幅のアップダウンに飽き飽き
してしまっていた...
ただ、この時は、鉄塔の保守作業があちこちで行われていた
ので、滅多に見ることのない光景が見れたので良かった。
山の鉄塔って、高度感半端ないんだろうな...
単調な道のりに飽きまくったところで、今夜の宿泊地である
黒河峠に到着したのが14時半過ぎ。
自分の他には誰もいない。
途中道を2度ロストした上、かなり遅いペースだった。
基本、高島トレイルにはテント場と呼べる場所は無いとの
ことだったが、黒河峠には水場もあって、比較的平坦な
箇所があったので、無事にテントを張ることが出来た。
テントを設営中、後から女性の二人組が峠にやって来た。
彼女たちも明日は三国山、赤坂山を抜けるらしい。
バスに乗り間違えたとかで、タクシーに乗り換えるトラブルが
あったそうだが、ペースから考えても山旅に慣れていることが
窺える。
彼女たちは、自分が平坦なところを使ってしまっていたので、
トイレ前の傾斜地にテントを張らざるを得なかったのだが、
寝心地悪かっただろうな。
そもそも平坦なところが少ないので、何張りも張れそうにない。
テントを張り終え、ひと心地ついたところで、いくつかのミスを
犯していることに気が付く。
一つ目は、ランタンへの電池の入れ忘れ。
ヘッドライトを持参しているので、さしたる問題でも無かったが、
やはり辺りを照らす明かりが欲しかった。
もう一つは、いつもケトルの中に入れている筈のバーナを
忘れてきていたこと。
昼も簡単に済ませていたので、かなり腹は減っているのに、
この事実はショックだった。
幸い、ネイチャーストーブを予備として持参していたので、
何とか湯を沸かすことは出来たが、とにかく火を安定させる
のに手間と時間が掛かるし、これで、食料と水の計画がガタガタ
になってしまった...
そうこうするうちに、あっと言う間に日が沈んできたので、
慌てて食事の片付けを済ませる。
日が沈むと段々風も強くなってきたので、早々にテントに
引っ込む。
温かいコーヒーを飲みながら星空を眺め、まったりと過ごし
たかったが、何せバーナーが無い上に、風も強いので、テント
から出る気にもなれず、仕事の疲れもあってか爆睡...
翌朝、アラーム設定をすることすら忘れていたが、何とか5時
過ぎには起きることが出来た。
今日の行程からみて、急ぐ必要も無いので、のんびり片付けを
してから、7時半に黒河峠を後にする。
女性二人組の姿は既に無かった。
当初三国山に寄るつもりだったが、このまま行動線を長く取れば、
山中で昼食を取る必要が出てくるが、湯を沸かすことと後始末
が気分的にも面倒になっていたので、下山してから昼食を摂ること
にし、粟柄峠経由でマキノ高原へ急ピッチで降りることに決めた。
昨日に比べ、今日は天気が良いので、気持ちは自然と高揚し、
足取りも軽い。
明王の禿から下りてきた登山者から山上の風が強いとは聞いて
いたが、実際に立ってみると、谷側から吹き上げる風で帽子が
何度も飛ばされそうになり、汗で張り付いたシャツは一気に乾く。
が、日差しが強いので寒さを感じるほどではない。
午前中の早い時間なので、人もまばらでゆったり休憩。
これまでの道程を振り返り、これだけ遅々とした歩みでも、
積み重ねで進むもんなんだなと つくづく実感。
あとは、正面に見える赤坂山を目指す。
いったん明王の禿から標高を下げて、また赤坂山へ登り返す。
ここも人はさほど多くない。
依然として吹き付ける風が強いので、一気に火照った体を
クールダウンしてくれるのが、気持ち良い。
ここでのんびり景色を楽しんだ後は、あとは、ひたすら下山。
すれ違うパーティーの数としても、両手で数えられるぐらい。
なんとか、マキノ高原には12時過ぎに到着。
連休を自然の中で過ごすオートキャンパーで溢れている間を、
むさ苦しい格好で通り抜けるのは少々気が引けた。
温泉「さらさ」で二日分の汗を流しさっぱりしてから、赤坂山
と様々なキャンパーの姿を眺めながら、唐揚げ定食をペロっと
平らげる。
昨日からロクに食事ができていなかったので、相当腹が減って
いたらしい。
あとは、帰りのバスまで少し時間があったので、辺りをのんびり
散策したり、アイスクリームを食べたり。
すっかりカロリー補給をして、帰途につく。
*今回は、何とも中途半端な山行になってしまった。
装備の確認を怠っていたことなどの反省点も多い。
今年はあまり山に入れていないことも原因としてある
のだが、改めて考え直す必要がありそうだ。
melvinsさん、こんにちは
テント泊だったんですねー
装備も重くなりますし移動も大変だったでしょう
反省点が多いってことは
次に活かせることをたくさん知ることができたって思うので
お互いこれからに活かしていきましょう
(私たちも前回失敗がたくさん )
cocoeさん お久しぶりです。
息子さんとの登山楽しんでらっしゃいますね
余計な荷物が多かったので、もっと軽量化志向で
装備を見直す必要があるなと、つくづく感じました。
10月の連休は、出来れば八経ヶ岳へ行こうと考えて
いますが、去年、今年と、まだまだ思うような登山が
出来ていないので、秋〜冬にかけて出来るだけ時間を
作って山に入りたいと思います。
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