比良山系 御殿山 ナイトハイク
- GPS
- 03:47
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 893m
- 下り
- 895m
コースタイム
天候 | 晴れ、気温夜間22℃、早朝29℃。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
以前は公共の交通機関で登山口の坊村まで移動可能でした。しかし現在は坊村から御殿山、武奈ヶ岳まで登頂して坊村まで下山した場合、帰りのバスは無いので注意が必要です。 参考として、現在のバスは維持路線として、京都府の出町柳より京都バス10系統朽木学校前方面。または、滋賀県のJR堅田より江若バス堅田葛川線で往路のみ(復路無しの往路の片道のみの運行)。※春分の日〜12月第一日曜日の間 土休日のみ運行、※8/14〜8/16(お盆運行期間)は運行となっています。以前は復路が運行されていたので午前9時から登山開始、午後3時過ぎに下山して岐路に着くことができました。 最悪坊村のバス停まで京都方面・滋賀方面からタクシーを呼ぶことが可能です(JR堅田方面へ帰る場合約1万円弱コストがかかります。)。また、武奈ヶ岳山頂から琵琶湖のイン谷口まで縦走してJR比良駅まで下山も可能ですが山行時間は長くなるので注意が必要です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
これといって危険箇所は無いと思います。しんどい場所としては、往路では坊村から御殿山までの急斜面。御殿山から武奈ヶ岳まで足を伸ばした場合、復路ではワサビ峠から御殿山までの登りかえしの坂です。道迷いのポイントは、夏道と冬道の分岐下り部分で口の深谷方面へ下りてしまいそうになりますので注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 以前は稼動していた自動販売機が使用中止になっていましたので現地での補給はほぼありません。 登山口の近くに茶房という喫茶店兼お蕎麦屋さんがあります。営業時間は午前11〜午後4時30分までですが、平日は午後3時くらいに閉店することがあるので注意が必要です。その他、車で10分ほどで、ぎゃらりい杣の道という喫茶店兼自然食品のお食事処があります。 下山後のお風呂は、車で20分ほどで、くつき温泉 てんくうという入浴施設があります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
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感想
今回の山行の目的は、1)5月〜9月の低山は暑過ぎるので夜間ハイクしたい。2)道迷いや、早朝や少し長時間の山行で暗闇の中での山行の練習。3)雪山でビバークする必要があった場合に焦らず冷静に行動ができるように、暗闇の中での山行の経験地を積む。の3点です。
1)と2)の項目では、同じ滋賀県の伊吹山で夜間ハイクの練習をしようと思いましたが、現在伊吹山は入山規制がかかっていて練習場所には選択不可でした。今回は安全のため、良く知っている武奈ヶ岳の御殿山ルートを選択して夜間ハイクの練習をしました。
結果として御殿山ルートでの訓練は私にとって正解でした。視界が開かれていて琵琶湖からの反射光もあり夜間の視界の良い伊吹山に比べて、坊村から御殿山までのルートは樹林帯でヘッドランプの明かり以外無いので視野が昼間の20パーセントくらいしかありませんでした。つづら折あり急斜面もありで視野の狭い中でパスファインディングをする必要がありました。夜間はヘッドランプを使用していてもピンクテープやスズランテープは発見しづらかったです(木や石へのペンキ等のマーキングは比較的発見しやすいと思いました)、足下の路面の状況(足跡など)でパスファインディングして行きました。夜間は足跡の確認でも昼間に比べて発見しづらいので神経を消耗しやすく疲労もしやすかったです(その他、音には非常に敏感になるし、やはり暗闇に1人なので非常に精神的に疲れました)。昼間でもGPSの地図も使用して現在地は常に確認しながらの山行をするので、夜間でもその点は同じだと思いました。
3)の項目では、昼間に雪洞を作成したり、雪洞での簡易的なビバーク訓練はしたことがありますが、もう少し夜間での山中での移動や行動の訓練ができてから、安全な場所や状況で、夜間の雪洞でのビバーク訓練と雪洞近辺での登り下り2時間ほどの夜間雪中での山行の練習をしたいと思います。
今後の考察としては兵庫県の六甲山(夜間ハイクしている登山者も多いし、最悪数時間の簡易的なビバークで直ぐに早朝の電車にエスケープしやすい)での夜間ハイクの訓練かなと考えています。また、モンベルや石井スポーツの夜間ハイクの講習会に参加しても良い経験になると考えました。
最後に今回の実際の経験から得た大切な結論の1つとして、初めてのコースで夜間の山行をする場合には、同行者の体調不良や怪我で急ぎの救護が必要な場合とか、もう少しで山小屋や目的地に到着する場合で、多少のリスクを支払っても暗闇で動いた方が多大な利益を得る場合などの非常時以外は、やはり暗闇では無闇に山行せずに素直にビバークした方が良いと思いました。特に初めてのコースで多少の転落滑落のリスクがあるコースの場合は絶対に暗闇の山中で動くのは止めたほうが良いと思いました。対応策として、素直に山小屋や家族や友人や職場に連絡してから、夜露や多少の雨がしのげる場所を探して、ダウンジャケットやカッパを着こんで行動食を摂取して、体力やスマートホンの電池を節約したほうが良いかなと、御殿山まで登る暗闇の中で考えながら登りました。山に限らず実際に経験することの大切さも学びました。
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